捨てているつもりなのに、1日1捨しているのにあまり部屋の変化が感じられない。
モノを減らしているのに、みんながよく言う“お金の苦労が減る感じ”もゼロ。
そんな風に思っている人は、捨てることでなく入ってくる方へ意識を向けてみてください。
習慣化されてしまった買い物癖を改める
買うことが当たり前になっている人の思い込みってとても頑固で強固です。
ビックリするくらい買わなければいけない方へ、自分を呪いにかけているパターンが非常に多いです。
今は、『そんな非常識な!』と感じて買わない自分を選択できないと思いますが、「あ、それって買わなくてもいいんだ。」というへぇ!の視点を持ってみてください。
まず、形ある固形のモノを買うことだけが買い物ではありません。
自分が支払った対価として受け取るサービスも、買い物の1つです。
- 当たり前のようにお誘いを受けた冠婚葬祭すべてに出席する
- 出産祝いやお見舞い金を、自分が金欠でも払う
- 出張先、旅先でお土産を必ず買ってくる
- 誘われた飲み会や会食のレストランに価格相場が高いと感じても店チェンジを提案しない
- 友人や知人が、開業したと聞けば必ず行って何かを買ってあげる、もしくはサービスを受ける
- 世間の適齢期に合わせて、マイホームを買う
- 美容系サロンは、一通り通うのが当たり前
- 洗剤は用途別に使って、色んな化学物質の香りをプンプンさせることが良いことだと信じている
- 使っているモノがなくなりかけたら、買いに行きストックしておくことが優秀専業主婦の仕事だと思っている
- 結婚式やパーティに出席するときは、同じ洋服だと恥ずかしいと思っている
- 毎日、違う格好をしないとズボラな人だと思う
- 1度でも肌に触れたモノは不潔で、必ず洗わなければいけない
- モノをもらったら必ずお返しをしなければならない
- 自分へのご褒美は、毎日頑張るために必要
- 何かステップアップするために、セミナーにお金を払って参加するのは当たり前、お金を払わず勉強できることはない
- ごみ箱・ティッシュ・時計は各部屋に1つずつあるのが当たり前
- 欲しいモノを簡単に買い与えてあげられない我が子は不憫だ
こういったことって、別に当たり前ではありません。
ただ、モノでもサービスでも、今まで買うことが当たり前になり過ぎているので、「そんなことしなくていいよ。」と声をかけられても、みんな絶対に聞き入れようとしません。
月収20万円程度の独身女性が、毎回、結婚式に呼ばれたら参加しています。
彼女は、お祝い事にケチってはいけない信念が強く、おしゃれにも興味があるため、どれだけ金欠でも必ず参加しています。
ちょっと自分のうつ病がひどいとき、式は参加できないけどお祝い金だけでも包みます。
結婚式に参加するときは、自慢の着物を着付けしますが、その都度それに見合ったバッグや小物を揃えるので、毎回、ご祝儀と衣装代で10万円仕事が当たり前です。
結婚する知人はと言えば、同じような給料体でしたが、結婚相手が大手企業に勤める年収1000万円超えの人で、ご祝儀と衣装代でマイナス10万円の打撃が大きい彼女とは違って、結婚式も盛大に、新居の購入も決まっています。
これからは、旦那と自分の給料合わせて生活していくので、今までより経済的には楽になります。
こんな状況でもマイナス10万円の出費は、祝い事だから断ってはいけないとまだ思うなら、それは変な幻想に囚われているとしか思えません。
よく芸能人が、芸能の仕事を始める前の友人(高校や大学・地元の同級生など)と集まったら、全部自分が支払うと言っています。
明らかに収入に差があれば、素直にありがとうと受け取るはずです。
結婚した女性は、明らかにこれから自分より少し楽になる立場なのに、意固地に彼女と同じ土俵に立つ必要はありません。
わたしが結婚する立場の方なら、かつての同僚で収入面の事情も知っているのですから、お祝い金はいらないよと言います。
そんな事にまで気が回らないのは、明らかにお金のことから目を背けようとしている証拠です。
職場のバレンタインデーの義理チョコも、わたしはおにぎりを大量に作って持って行っていました。
自分が甘いモノが嫌いで、お菓子をもらうこと=苦痛だと思っているので、お金の面だけでなく、気持ちを込めたモノを配っていました。
1きっかけごとに1つ買う習慣を手放す
上記の女性も、毎回同じドレスで出席すればいいとアドバイスするのですが、断固として聞き入れません。
それなら、お金の愚痴をわたしにしてほしくないのですが、お金がないと言いながらドレスを新調します。
1つの出来事の度に何かを手に入れることや、何かをするときにそれ専用のグッズを手に入れることが当たり前になってしまっていると、モノはどんどん増えます。
家の中で簡単に増殖してしまいがちな便利でかわいい雑貨は山のようにありますから。
わたしは、モノを増やさないためにも、会社のデスクを、50kgほどあるオフィス用から、ただの簡易デスクに変えたので、引き出しが一切ありません。
引き出し付のデスクを使っているときも、ほぼ引き出しの中は空だったのでさほど不便はありません。
ただ、急な来客のときにテーブルの上に広げている紙類をざっとまとめて置くところがないことだけが不便でした。
何か方法はないかなと思い、ラックに入れる場所を作ってみたりしたのですが、ラック内で使っていたA4のファイルスタンドを両面テープでデスク裏に貼ったら、机の上のモノの一時避難場所が作れました。
ミカンを貰って段ボールを捨てたいときはミカン入れにも使います。
買わなくても、家の中にあるもので何とでもなるのです。
不便だな(1きっかけ)に対して、収納グッズを買いに行く(1つ買う)
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これがNGです。
1つ買う行為は、上記したように、実はプラス3つも4つもなりますから、1つ買う行為には慎重になるべきなのです。
机の裏で、どこからも視線に入らないように設置しましたが、もし目に入るところなら、余っているウォールペーパーでアレンジすると思います。
専用グッズを持たなくても、人生は彩り豊かに過ごせるのです。
無料モノにもっと危機感を持つ
そして、この時期どーんと家の中の物量をあげてくるのが贈り物・無料モノ系です。
わたしの家にも、手作りカレンダーが送り込まれ、前章クリスマスプレゼント
と称してモノが送られてき、ポストを開けたら大掃除しませんかやおせち買いませんかのチラシの嵐。
もう少ししたら、年賀状も届き始めるでしょう。
こういう貰い物には、保留期間を設けず受け取った瞬間に捨てることを習慣化することをおススメします。
街中で手渡されたモノは、その瞬間に結構ですと断れば、家で断捨離の時間を見つけなくてすみます。
そんなにわたしは貰い物をしていないと思う人、それこそ思い込みです。
今の日本で、1年に1個くらいしか貰い物がない人なんていません。
貰うことが当たり前になり過ぎて、貰っている意識がないだけです。
商品を買って当たり前のようについてくる梱包材も貰い物の1つです。
エアーシートにビニル袋に紙袋、1つモノを買えばプラス3つもモノをもらっているのですよ。
それに加え、来週使える10%引きクーポンや、今週のチラシをくれる店もあります。
そうなると、1個モノを買ったつもりが6つもモノを引っ提げて家に帰ることになります。
アメリカに住んでいるときは、きったないビニル袋か紙袋に入れてくれればいい方で裸で貰う方が多かったです。
ちょっと高級なデパートでも、紙袋に丸めた洋服をぽんと入れるだけ。
日本は過剰包装ですから、そんなモノたちも家の空間を圧迫する立派なモノの1つとなっていることに気づいてください。
お化粧品を買って、一緒に送られてきたサンプルは今夜使ってください。
購入した新品を開封するのは、同梱されていたサンプルを使い切ったあとです。
お手紙、読んだらその手でお返事を書いて捨てましょう。
郵便物で届いたからと言って郵便で返信しなければならないルールはありません。
メールでOKです。
数々の人のルールで固められた思い込み通りに行動せねばならないと思うから、せねばならぬ用事は蓄積され、潜在意識にごみが溜まります。
年賀状を送ってきた人は、字を書くのが趣味だから書いているのかもしれません。
相手は得意分野で自分の好きなことをしているだけですから、自分は自分のルールで相手にしましょう。
大掃除シーズンでご相談事メールが多く、お返事がいつもより遅くなっています。
1つずつ返事しますので、お待ちください。
みなさんも、聞きたいことなどあればお気軽にどうぞ~♡
モノを増やしている自分を自覚できた方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ