執着心を手放すと言っても、執着とは何ぞやとしっくりきていなければ、手放せません。
きょうは、執着手放すために体感する方法です。
一通り経験する
散財も贅沢も若い頃に一通り経験すると、30歳くらいからどんどん自分の好きなモノ・コトだけに絞れるようになってきます。
今なお、あれもこれもいいように感じて、自分の好きが明確でないのは、今まで全部、中途半端できたからだと思います。
本当は5万円のセーターが欲しいけど、買えないから1万円のセーターを買う。
5万円のセーターを買わなかった自分って偉いと思って、要らないセール品まで手を出す。
こういったことが癖になって、本当に欲しいモノを手に入れてこなかった人です。
- イマイチだけど、そろそろ手を打っておかないとと思って結婚したとか
- 嫌いだけど、子どものためという言い訳でママ友とランチ会するとか
- 夢は夢のままでという都合のいい言い訳で、適当に就職したとか
とかとか。
わたしは、20代の頃、100万円以上するジュエリーにブランドバッグに、高級車に、高級料理店と好きなモノ全てに手を出してきました。
でも、使用しているうちに
- 高級ジュエリー、ジャラジャラうっとおしいな
- 左ハンドル、郊外行ったとき不便だな
- 高級車、修理代金異様に高いな
- 懐石料理、一緒に行くヤツ最悪だと味も落ちるな
- 男前は、デートしてもつまらんな
憧れの段階だとよく見えて無理してでも買ったり手に入れたりしますが、現実はそういうほどよくもないことがわかれば、要らなくなります。
今は、
- カルティエの時計1個とネックレス2つだけ
- 指輪はしなくなったし
- バッグもバーキン一択で、普段はアナスイの斜め掛け
- 車は排気量の少ない日本車で、税金も修理代も安く
- 人間関係も整理したため、数か月に1度くらい友人と美味しいところへ行く
- 男前より、気軽に話せる男友達
こんな風に変わりました。
憧れを保留にせず、経験した上で選択した結果がこれなので大満足なのです。
振り返る
元々、学年が上がる前に前年度の教科書を全捨てするような子どもでしたが、過去を振り返って、自分が捨てて困ったことってないと思いませんか?
今、頭の悪さ(お勉強の面で)にひどく困っており、「あ~小学5年生になったときに、4年生の教科書を捨てて復習しなかったから、わたしはこんなにバカなんだーっ。」と嘆き悲しむ人っていないんじゃないでしょうか。
亡き家族の洋服も全部は取っていませんが、写真を見たときに「あぁ、この洋服好きでよく着てたな~。」とは思っても、「なんでこの洋服捨てたんだろ~。置いておけばよかったーっ。」となることもありません。
自分の人生を軽く振り返るだけで、捨てて困ったことはそうそうないことに気づくでしょう。
持ち続ける
開口健さんの本で、相談事に一問一答する本があるのですが、「タバコをやめられません。どうしたらいいですか?」と問いに、「毎日10箱も20箱も吸い続けたら、嫌になるんじゃない?」みたいな回答がありました。
わたしも食べ物に執着がないのは、好きなモノを毎日食べ続ける習性があるからというのもあると思います。
- 3歳までは毎日メロンを食べて、今はあれば食べるけど食べたいと思わないし、
- アメリカにいるときは、クリームチーズのベーグル
- みぶな
とにかく食べ続けるので飽きて執着がなくなります。
なので、ブランド物に目がないのならブランド物を持ち続けてもいいと思います。
わたしのように、ヴィトンの革の硬さやエルメスの革の重さがわかるともういらなくなるかもしれませんから。
ただ、物欲が収まらない理由を考えてみた方がいいでしょう。
物欲とは何かの欲求の替え玉なことが多いですから。
- 結婚したいと言い続けてする気配がない人は、自分の居場所探しだし
- ブランド物で満たされたいのは、自信のなさだし
- 肩書きにこだわるのは、コンプレックスの塊だし
何かを欲したときに「この欲望はなんの替え玉だ~?」と自分に投げかける癖をつけると、案外早く執着を手放せるようになります。
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