わたしが色んな家の片付けに行って、捨てるとき体力的に苦労するのは、本雑誌と食器です。
いつも書いていますが、わたしは結構骨が細くガリガリタイプ。
あまり腕力も握力もないので、重たさに全身やられるからです。
捨てるのに1番苦労する食器
高齢の方の家にお邪魔すると、見事な食器棚と詰め込まれた大量の食器は常にお見掛けする光景です。
わたしの祖母も母も料理が好きな方ではないのに、あれだけの食器を買い込んで持っていたのですから、これが料理好きだと食器の量はどうなるか火を見るよりも明らかです。
ただ、片付けを手伝って毎度捨てるのに1番苦労するのが食器です。
本当に尋常じゃないくらいの重さだからです。
売りに行くにしても捨てるにしても、お皿10枚もビニル袋や紙袋に入れれば袋を貫通してしまうほどの重さ。
汚部屋に必ずある大量の紙袋やレジ袋に小分けにして玄関先やごみステーションまで運んでも、ごみ屋敷住民が溜め込んだ紙袋全部を使うほど、何十・何百往復もする羽目になります。
重たい食器や本雑誌こそ、溜めずにごみ回収日のたびに捨てるクセをつけてください。
今すぐなんとかしないと、将来大変な思いをしますし、放置してあの世へ行き、残された家族がなんとかすることになっても恨まれることになるだけです。
テレビ番組で大量の食器を捨てる様子が映し出され、「我が家も捨てればスッキリする。」と思う人、あれは捨てる作業を協力してくれるスタッフがいるからできることですよ。
自分で捨てるにはとても体力がいります。
少しずつ捨てる方が絶対的にベターです。
ご近所さんと一緒に捨てる
ごみ袋が有料になってから、実際にしていることがあります。
不燃ごみはご近所さんと一緒に捨てることです。
すっかり余分なモノがなくなった今は、2週間に1度の不燃ごみの回収日に出るごみは小さな紙袋1つ分くらい。(にゃんこの缶詰とかポン酢の空き瓶くらい)
その度に1番小さくても15リットルのごみ袋を使うのはもったいないしお金もかかるので、隣り近所4~5件の協力して1つのごみ袋で捨てるようにしています。
隣近所と顔を合わせたり話をしたりすることで防犯にも役立つし、ごみ袋代は浮くし、一緒にすることで“何かを捨てるコト”が習慣化されるためおススメです。
人付き合いが苦手なわたしでもできますから、お子さんがいたりして共通の話題が持てるご近所さんがいたら、是非声をかけてみてください。
家中の収納グッズを捨てて、食器を使う
ご立派な食器も使わなければ意味がありません。
箱に入ったままのモノは売ったりして減らせばいいですが、残った食器はフルで使いましょう。
というのも、捨てろと言われても8割捨てられる人はまれです。
わたしもおひとりさまにしてはちょっと多く持っています。
しかし、使っていない食器はゼロです。
どうしているかというと、食器を食事をとる以外の方法でフルに活用しています。
- リチャードジノリのピッチャーは花瓶として
- ワイングラスはメイク道具立てに
- ビールグラスは観葉植物の挿し木に
- 瑞洸の蓋つき湯飲み茶わんは家族のチョコレート入れに
- ブランデーグラスは線香立てや土産物入れに
- 数が多かった湯飲み茶わんは2つあるお墓の水入れに
- バーバが買ってくれたスヌーピーのコップは歯ブラシ入れに
- バカラの水差しは水出しボトルを洗うときの移し替えに
わざわざ100均でプラスチックのペン立てを買わず、自分が持っている(ある程度捨てた後に残っている)好きな食器を使ってください。
プラスチックが悪とされるような報道が目に付くようになってから、プラスチックに囲まれる暮らしがちょっとチープでエコでなくエレガントでないような気がしませんか。
食器を使うことで、それが解消されます。
これが習慣化されると、空き箱や空き瓶も不要だと気付きます。
手持ちの食器を使えばいいですからね。
理想の食器の数
ウチ、“断捨離”しました!を見ていていっぱい捨てた映像をよく見ますが、残された食器の数を見ると、ミニマリストからすると「まだまだ多いなぁ。」と思うのが正直なところです。
正解はありませんが、人から見て多いなと思われるなら多いと思います。
これはピアノの発表会と同じです。
ピアノを習ったこともない観客が、演奏者のミスに気づく。
その人の食器の使い方を細かくチェックしていないけど、食器棚を見ると「この人持ちすぎだ。」とわかるのです。
これは、部屋の様子がオーラとなり人格に表れるように、部屋全体を見れば、その人とモノとの関係性が透けて見えるからです。
テレビ周り、デスク周りを見れば、その人がどれくらいモノを使いこなせているかわかります。
わたしの持論ですが、夕食を食べた後、洗い物をする前に食器棚が7割空になっている状態の人は食器を適量持っている人だと思っています。
実際にわたしは毎晩夕食を食べたあと7割空っぽ。
食洗器から戻せば余白は3割程度まで減りますが、毎日使うモノなのですから、夕食をとっても食器棚がフルに埋まっているのはおかしいことだとわかりますよね。
風水の力を借りて減らす
最初の捨て始め段階では、風水の力も借りて減らしてください。
どれだけ思い入れが強くても、直したり金つぎをするほどでないなら、欠けた食器やヒビが入った食器、着色が取れない食器は捨ててください。
衛生面も気になりますし、危ないですから。
割れかけのグラスを洗っているときに、手を切った経験みなさんあるんではないでしょうか。
わたしは思い入れのある食器は写真に撮って、捨てました。
飲食店をされている人に、おしゃれな食器をどう調達しているか聞いたことがあります。
そういった人専用の中古の食器販売店があるみたいで、かなり少額で揃えられるそうです。
まだ使える食器は、嫁ぎ先を見つけるのもいいと思いますよ。
自分ん家の食器棚で眠っているだけより、日本のどこかの料理店で誰かに食事をサーブしている方が食器も生きがいがあるでしょう。
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