人は、無いことに目を向けがちです。
ただ、無いということは結構しあわせなことでもあります。
遺されたモノの管理にはお金がかかる
よく芸能人から聞く、実家の断捨離の話。
親が亡くなった後、管理や手入れや固定資産税に多額の費用を費やしたものの、最終的には売って何千万無駄にしたという話。→松本明子さん、遺品整理に総額200万
これも、結局は払える財力があってしまうから、出てしまう無駄な出費ですよね。
お金が無いことは、選択肢が狭まって脳や心が楽
そもそも、子ども自身に全くの余裕がなく、貯金もなかったら、親が残してくれた家に早速住むか、さっさと売って現金化しなければ生活がままならないということもあります。
八千草薫さんの豪邸も、ご本人はそのままの形で使ってほしいと願っていたようですが、相続人たちは維持費が大変で手放しました。→八千草薫さん宅、一周忌前に解体
お金が無い場合は、選択の余地なく手放すコトができるのです。
心の持ちようだって、「わたしたちが路頭に迷って心配するより、遺してくれた財産を賢く使ってしあわせに生きる方が、お母さんだってお父さんだって喜ぶよね。」と思えます。
切羽詰まったら、思い出もへっちゃくれもない

これは家もモノも同じです。
20代の頃に友人から夜中の3時に電話があったことがありました。
何事かと思えば、「明日までに家賃を払わなければいけないのにどうしてもお金が無い。ブランド物の売り方教えて!」という連絡、笑。
ちゃんと働いて高給取りなのに、散財してしまう友人だったのでにっちもさっちもいかなくなったようです。
おススメの買取ショップを教えましたが、歴代の彼から貢がせたブランド物をこぞって持って行っていました。
切羽詰まったら、想い出の品とかへっちゃくれや言ってられないんですよね。
仕事柄、生活保護を受けている若者とよく接しますが、生活保護だって家があったり貯金があったり財産があると受けられない。(若者が生活保護に頼り過ぎていることは良いこととは思いませんが…。)
なので、捨てられないと悩んでいる人はとてもしあわせなことです。
捨てなくても平気な収納場所がある家があって、家賃や住宅ローンも払えて、ガラクタを買うお金だってあるわけですから。
逆に、お金があればあるほど悩み事も増えます。
何かが無いと思うなら、無いことを逆手に取って自分の好きだけに集中してみる。
ありすぎると思ったら、お金が無い人の暮らしを想像して、自分は散財し過ぎていないか考えてみる。
人生は想像力で大きく変わりますよ。
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