本格的なミニマリストになって３年。
本の虫ということもあり、数々の断捨離本を読んできましたが、過去１番わたしにヒットした本に出会いました。
桝野俊明さんの 人生が豊かになる禅、シンプル片づけ術
とても便利な世の中に生きているわたしたち。
たくさんのモノに囲まれて、物質的には恵まれた生活を送っていますが、わたしも含めみなさんが感じている、心の豊かさはない現実。
桝野さんは、これを心豊かに暮らすためには、よけいなモノをそぎ落し、不要なモノを手放して、限りなくシンプルになることが大切と言っています。
禅に学ぶ、持たない暮らし方
掃除はもちろんのこと、毎日、床などどこかを磨く行為を続けると、心まで磨かれます。
わたしが、体力的にしんどくても何故、毎日どこかしら磨くのか？
決して、般若の面でそこら中を磨いているわけではありません。
洗面所の床を磨き終わったあとに入るお風呂は「はぁ、気持ちい～。」と心から快適だから続けられます。
トイレがピカピカだと、『これだけトイレがピカピカなのだから、今月売り上げが低かったけど、わたしは大丈夫ね、』と安心できるから続けているのです。
毎日磨いたことが無い人からすると、居心地の悪い、掃除ばかりしている神経質なオバサンとうつることもあるようですが、決してそうではありません。
この毎日磨ける程の少ない荷物とともに暮らす気持ちよさには、禅の心があったんだと気づきました。
禅的、シンプル掃除＆片づけ術
「そのつど戻す」を徹底すれば、わたしのブログカテゴリーにもある“片づけなくていい家”に生まれ変わります。
そのつど戻すためには、自分の全持ち物の住所を把握する必要があり、脳を疲弊させないためにも数を絞ることはとても大切です。
やみくもに無料だからと貰って、もったいないからと死守していても、最終的には、無料だったモノを捨てるのに費用がかかり、死守していたモノは使い勝手をなくす、逆にもったいないことになります。
廃棄ではなく、喜捨の精神でモノを手放す（人に差し上げたり）と、必ず自分が何か必要なときに、必要なモノが舞い込んでくるようになります。
わたしは、頼まれやすい顔をしているのか道端でよくお金を貸してと言われます。
不思議ですが、わたしのニュージーランド人の知人も日本語が話せないのに、道端でお金を貸してとよく言われるので、人のお金をたかる人にはセンサーがあるとしか思えません。
「絶対にこのおっさん返すつもりないだろうな。」と思うときも、１万円くらいまでは貸します。
返ってきたこと、ほぼありません。
でも、そのとき、わたしは仏のような心ではないので「あの人があれで救われたのならば…。」なんて思っていません。
「あのおっさんがわたしが受けるはずだった負を、たったの１万円で持っていった。ラッキー。」です。
つまり、とてもいい人でなくても喜捨はできます。
事実、商売人なのであと「１週間で何千万なければ～っ。。。」というピンチももちろんありましたが、全部なんとかなっています。
わたしは、毎日の片付けや掃除で禅的精神でいることを無意識に修行で来ているからだと信じています。
暮らしが変われば、生き方が変わる
このように毎日快適な暮らしを心がけているだけで、家族にも不思議と伝染していきます。
あなたが掃除している姿を見て、家族が変わる瞬間が必ず訪れます。
ある日突然、浪費家だった人がせっせと貯金にいそしむような劇的な変化ではありません。
今まで、
- 給料日前に金欠になりお小遣い増やして～と言ってきていた旦那が最初のお小遣い内でやりくりするようになったり
- クローゼットがすっきりしているあなたの横のクローゼットがパンパンなのを見て、ちょっと捨ててみたり
少しずつ変わってきます。
暮らしが変われば、自分の生き方も変わりますが、家族にもいい影響を与えます。
磨くことは心が整います。
磨くためには、モノがあり過ぎると続けることが困難になります。
損したくないと執着すると、近い将来か遠い未来かわかりませんが、必ず損するようになります。
さて、２０２２年、部屋・モノ・心を磨く毎日を送ってみてください。
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買わない杏が買ってよかったモノ
