本の虫なもので、本の話題が続いてすみません。
天涯孤独組としては、とても気になった1冊がありまして…。
老後はひとり暮らしが幸せ
読みました。
何故長生きしたいのか
そんなに長生き願望のないわたしからすると、同世代が90歳まで生きたいと言っているのを聞くと、とても幸せな人生を歩んでこられたんだなと思います。
というのは、周りの90歳が幸せな人ばかりを見てきたから、そう思うのでしょうから。
わたしは、自分の周りの50代、60代、70代、80代、90代を見て、一概に長生きした人全員が幸せそうだとは思っていません。
それぞれ、その人の人生哲学があり、その哲学に沿うような日々の努力をされている人に憧れます。
ただ、この人生哲学がある人程こそ、自分の人生に試練がたくさんあったということですから、立派だと尊敬しますが、簡単なことではないと思うのです。
見ている世の中が現実ではない
実際に生活をしていたら、長患いをしている50代の方や加齢による体の衰えをひとりで何とかしながら生活している人に会う機会がありません。
だって、今わたしたちは健康体であちこち飛び回っているのですから、同じような立場の人しか会っていません。
なので、毎日スーパーで会う80代のおばあちゃんやジムで会う70代の方を幸せそうに思えるのですが、一方で家で細々とリハビリをしながら生活している人や若くして闘病している人も世の中にはごまんといます。
老後はひとり暮らしが幸せの続編には、多くの年齢別・高齢者の声が載せられていいますが(初本は、年齢の記載無し)、80代でも生き生きしている人がいる一方で、60代で悲壮感たっぷりの人がいます。
一番驚いたのは、老化でこうも体が不自由になるのかという事実です。
テレビを観る、ラジオを聴くことも体力を使っているのだと驚きました。
そう考えると、何事も自分の手で思う存分出来ている段階で死を迎えた方の方が幸せな部分もあると知りました。
人生は、量より質なのです。
長生きしたいなら、準備が必要
漠然と長生きしたいと考えることは、漠然ときれいな部屋に住みたいと考えるのと同じで、建設的ではありません。
核家族化になり、色んな老後を見るチャンスさえ減ってしまったからこそ、色んな老後を自ら知ろうとする姿勢が大切です。
- お金の問題
- 健康の問題
- ひとり者の手術の同意書問題
- 相続の問題
- 後始末の問題
わたしは、この年で老人ホームの見学とか行っていますが、
- とにかく体さえ動けば一人で何とかなる
- 体が健康でも心が依存心の塊の人はどんな状況でも不幸
というこの2点は自分への戒めとして常に想いながら生活しています。
ヨガを始めたのも、整体でメンテナンスするのも、長生きはしたくないけど体が動かなくなったら困ることが多いので、続けています。
老後2,000万円必要問題が騒がれたこともまだ記憶に新しいですが、お金と健康は一日にしてならずです。
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