亡き人から譲り受けたパソコンが壊れました。
修理に5万円。
他にもパソコンはあります。
大事な人から譲り受けたモノですが、手放すことに決めました。
数日は、モヤモヤしていましたが、今は覚悟が決まっています。
思い出の品とい言いながら、放置される思いの出の品たち
思い出の品と言って持ち続けていても、どこかに消えてなくなることってあります。
- 引越しのときになくしたとか
- どこにしまい込んだか忘れてしまったとか
- 他のモノに紛れて捨ててしまったとか
つまり、わたしたちは『捨てられない、捨てられない。』と思っていても、日常的に思い出の品を手に取り思い出に浸っているわけではなく、ちゃんと心の中に想いがあるんですよ。
祖母が働いているときに、テレビの取材を受けてテレビに放送されたことがありました。
それを収めたVHSをずっと観ることもなく持っていましたが、家を建て替えるときにVHSをDVDにしようと、手持ちのVHSをショップに持ち込みました。
祖母のテレビ出演を楽しみに観ると、“渡る世間は鬼ばかり”が録画されているだけでした。笑
祖母が、いつもわたしのために好きなアーティストや番組を撮りためてくれていたので、自分の出演VHSなんてどうでもいいやと思って上から録画したのか、そもそも祖母も録画したことを失念していたのか、定かではありません。
ただ、言えるのは、祖母の映像がなくなっても、祖母がわたしのために録画してくれていた事実を思い出し、逆に「あ~本当に可愛がってくれていたよね~。」と思い出しました。
なので、モノに固執しなくてもいいし、何らかの事情で故人のモノを手放さざるを得なかった人も、後ろめたく思わなくていいと思うのです。
なるべくこれは残してほしいと言われていたとしても、残すために努力したけど、経済的な面、時代背景から考えて手放さないとダメだったことは、天国で了承してくれています。
わたしは、今まで捨てて後悔したことは本当にありませんが、一瞬だけ「あれ、取っておいた方がよかったかな。」は2回だけあります。
- 先日、お話した同級生との写真→早すぎる友人との別れ/無くても心に鮮明に残っている
- 初恋の人に貰ったキーリング
この2回だけ。
「もう捨てちゃったな。」ということに意識がいったときに、ちょっとだけ心がざわつくのですが、思考整理して、
- ちゃんとその人と思い出が記憶にある事
- もう過去の出来事であることを
受け止めると、無くても平気となります。
わたしの思い出の品の保管方法
手放すことになんの抵抗もないわたしですが、自分の家族のモノだけはかなり慎重に手放すか手元に置くか精査しています。
自分のモノは、アルバムも卒業写真も証書も、留学の思い出も、資格関連もほとんど捨てましたが、家族のモノはまだまだある方だと思います。
そんなわたしのルールは3つだけ。
①世界1位から3位まで大切な人のモノは慌てて捨てない
思い出の品も、他のモノと同様、放置せずに、日ごろから手に取り手入れ管理をしていると、時期が来たら「もういいよね。」となるので、慌てて捨てません。
②世界1位から3位までの大切な人のモノでも、精査する
ただ多すぎるモノは厳選して10分の1の量にはしていることと、新品未使用の家族の手あかがついていないモノは全部他の方に使ってもらうことにしています。売ったり、リサイクルしたり。→【永久保存版】買わないわたしが買った物/ストレスフリーになるために②
③ガシェット類や機械類は全部コピーをとる
祖母が留守電になっていると気づかずに、わたしを起こしてくれたときの留守電記録はスマホにコピー済だし、デジタル写真や残しておきたいメールはUSBに保管済み。
本当に大事だと思うなら、ここまでしてください。
そこまでの労力を使うのは嫌で、ただ部屋に放置しておきたいのなら、残念ながら本当の思い出の品ではありません。
先日、自ら天国へ行ってしまった人の家の査定を頼まれて行ってきましたが、天国へ行ってから3年も経つのに、家族に放置されたままのひどいありさまの部屋で、故人の淋しさと後ろめたさを感じました。
亡き人はもうモノを使って自分をアピールすることはできません。
それを活かしてあげて、その人の徳を積むお手伝いをしてあげる方がお互いに嬉しいですよ。
買わない杏が買ったモノ→杏の楽天room
我が家の様子→杏のインスタ
切ない想いをモノで解決せず、心で感じられた方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ