80歳の男性客が、幼稚園児のような振る舞いをし、ここ数か月、この客の相手に振り回されたので、老害に関して色々調べていました。
わたしは働き始めて15年ですが、仕事を振り返っても、街中での出来事を振り返っても、嫌な思いをしたのは、じじぃばっかりでした。
女性の上司は合わなくてもお互いに合わないなりに淡々と仕事ができますが、対じじぃになると、嫌がらせが入ったり、幼稚園児をあやすように下出に出なくてはいけなかったり、年金事務所で対応が悪いと喚き散らしているのもじじぃ。
元々男性嫌いでしたが、こういったじじぃの横暴を見て、どんどん男性が嫌いになっています。
今回も、契約を結んだ上で、自分の思い通りにならないことがあると「契約やめよかな。」と脅してくるようなじじぃでした。
もう言葉も不明瞭で足も悪いよぼよぼが、脅迫・強要・威力業務妨害をしてくるのです。
「お年寄りには親切に!」と一概に言えないなと感じた数か月でした。
クレーマーのカスハラ(カスタマーハラスメント)も、かつての自分の職業を見せつけるために、クレームを入れ、挙句の果てには工場見学まで申し出て、自分が指導してあげるという始末らしい。
自分は絶対にこんな人間にはなりたくないと思って見つけた1冊。
佐藤ゆかりさん著の老害
- 老害な親
- 可哀想を武器にする親
- 自己肯定感がゼロの78歳
- 定年退職した自立心のない夫
- 人生から逃げ続けた従妹
- 母娘の関係に亀裂をいれた老害祖母
- 引退の時期を決められない老害
- 息子に権力を誇示し続ける老害
と8パターンの老害が紹介されていました。
年を重ねると丸くなると言うのは嘘で、逆に年を取れば取るほど、個性が顕著に表れてくるんだとか。
ケチな人はますますケチに、頑固な人はますます頑固に。
体力、仕事、友人、お金、増えるより減ることが多い年代に、自分が幸せであるために、どんな備えが必要なのか。
自分で考えて自分で達成する、積み重ねが自己肯定感につながる
紹介されている老害とおぼわしき人に共通しているのが、自己肯定感が低く、人のせいにするのが得意ってこと。
勝手に自分で自分を拭こうの道へ導いているとしか思えません。
それを自分でわからないのが、問題です。
わたしは友だちがいるから大丈夫?仕事があるから大丈夫?
いえ、家にいる主婦だって、会社勤めしているサラリーマンだって、還暦を超えたら孤独感を感じてしまう可能性は大いにあります。
主婦もサラリーマンも、自分のためにがんばっていないパターンだと。
- 主婦は、自分を押し殺して家族のために
- サラリーマンは、上司や会社のために
自分を犠牲にして、自分の感性を手放し過ぎる時間が長くなると、年を取った時に自分の考えで行動するというパターンが身についていないので、何もないような虚無感に襲われます。
今からできることは、自分の考えを自己責任で実行していくという経験を積み重ねること。
5年単位で物事を見れば、当時辛かったことも、「あのときも、わたし、ああいう風に乗り越えられたから、きっと大丈夫!」となります。
- 1回でも不平不満が出たら(心で思うだけでも)、
- それを解決するためにはどうしたらいいか自分で考えてみて
- 行動に移す
- それに伴って出た結果を、反省はしても後悔せず
- 傷が癒えた頃に、知り合いに漫談として話す。
これ、かなり自立心を鍛えるのに有効なセルフカウンセリングです。
年齢が唯一人に平等に与えられているもの
前向きに進めない人に、周りがやきもきして色々アドバイスをしても「もう年だから。」と行動に移さない人がたくさんいます。
本でも紹介されていますが、嘆き悲しみ続ける人は可哀想を武器にしているので、勝手にアドバイスされて成功するパターンを紹介されても迷惑なだけということも多々あります。
本人の自由ですからそれは仕方ないですが、自分がそうなりたくないと思うなら、年齢を理由に制限したり差別したりするのをやめるといいと思います。
わたしは20代のときにおばさんに言われて一番イラッとしたのが、
- 「わたしも若い頃はきれいだった。細かった。お肌がきれいだった。」
- 「結婚しないと、わたしみたいになると。」
です。
内心、「20代のあんたも大したことないと思うよ。」「わたしが独身を続けても、今のあんたみたいにはならないよ。」といつも思っていたのです。
こんな過去の自分しか自慢することがない人間にはなりたくないと思っていたので、自分がおばさんになって、20代のヨガのインストラクターを見て思うことは…
わたし“は”、20代とのとき今のわたしよりお肌にハリがありました。
でもわたしのヨガインストラクターは、わたしの20代のときよりとてもお肌がキレイで美人です。
要は、今の自分を年齢のせいにすると、自分の過去がどんどん美化されていき、今の自分がどんどん惨めになるのです。
子育てに髪を振り乱してがんばっているお母さんが、独身時代の旅行の思い出やOL時代のスーツを手放せないのも、ここに理由があります。
その時はその時、今は今、これからはこれから。
自分の人生を俯瞰して見つめる習慣をつけるだけで、むやみやたらと過去を美化せず、今は、髪振り乱して子育てするシーンなんだと捉えられます。
わたしも30~33歳くらいまでは、ただただ仕事に追われて、お金を貯めるために贅沢もしませんでしたが、惨めな気持ちにはなりませんでした。
自分で決めた自分の人生の1シーンだから。
年齢だけは、みんなに平等に与えられているのですから、年だからと卑下することなんて全くありません。
最後にカスハラの対応策を探して見つけたサイト貼っておきます。→知っているだけで心が落ち着く、カスハラ対策~悪質クレーム対応
自分の人生で精いっぱいなんですから、お互い、他人に左右されるのはなるべく減らしていきましょう!
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