5年越しに改めて、杏リポート(わたしのブログ)の紹介
ミニマリストになってから、いろ~んなミニマリスト本やブログやインスタを拝見しております。
最初の頃は、自分が気づかなかった未練や執着に気づき、手放すコトに背中を押してもらっていました。
最近は、何を読んでも「初級者向けだな。」と感じており、捨て慣れたわたしの最後の関門を突破してくれるモノには巡り合えず…。
杏のブログで、
- 追っかけグッズ(推し活グッズ)、
- 故人のモノ、種類別の思い出の品、
- 過去の栄光グッズ、
- ヤフオクやメルカリ・ジモティとの付き合い方など
マイナーなモノの捨て方について書くのも、自分が捨てるときに聞くところがなくて困ったモノだからです。
洋服の断捨離やクローゼットの整理、キッチンの動線づくりなんてモノは、先日も書きましたがかんたんなコトなんです。
そういうモノで身動きが取れなくなった人は
- ごみをごみと認識する感性の低下
- 加齢による要不要の判断能力の低下
- 実行に移す体力低下
- 負のスパイラルに陥った人特有の時間のなさ
この4つが主な原因です。
- 自分の心と向き合って、ごみをごみと認識していく覚悟
- 判断を人に委ねて、完璧主義志向を手放す勇気
- お金を払って解決するという、もったいない意識の移行
- 好きなモノや人に囲まれる努力をして自分軸を取り戻す努力
これで解決します。
ただ、
- 後悔が残る関係性の故人のモノや
- 人間関係がうまく気づけなかったせいでのめりこんだ推し活のグッズ、
- 自身の無さから来る過去の栄光グッズ
こういった背景にいろんな感情が絡まる捨てづらいモノを一緒に捨てていきましょうというつもりで書いています。
人への興味が強いので、メッセージで相談事を寄せてくださるのは大歓迎です。
ミニマル生活はひとりより大勢でした方が楽しいので、どんどん送ってきていただいて構わないのですが、捨て活で出たごみを「譲ってくれ。」という問い合わせはやめていただきたいです。
(わたしは定期的に自分の捨てたモノを紹介しているので。)
わたしのブログを読んでいただけたらわかると思いますが、どれほど捨てるのに苦労しているか、日々綴っているつもりです。
時間も労力も体力も、捨てるコトにこれ以上費やしたくない一心で減らしています。
読者の方と連絡を取り合って、お値段を設定してモノを売るつもりはありません。
片付けや捨てるコトに関しての問い合わせはいいですが、モノを売ってほしいという新たな項目は受け付けていませんので、ご了承ください。
どんなミニマリスト本より優秀だった諦めがつく本
前回の可燃ごみ回収日の前日に、赤澤健一さん著の『遺品は語る』を読みました。
Googleのパーソナライズド広告で、たまたま目にした赤澤さんの本の一説に興味を持ち、手にした本です。
パーソナライズド広告とは
Google側が、過去に検索したキーワードや、視聴した動画、マップの検索履歴などからあなたの属性を予測し、その人に合った広告が配信されるようになっている仕組みのこと。
例えば、最近YouTubeでにゃんこの動画を見たり、Googleマップで「動物病院」を検索している人については、そのユーザーを「動物愛好家」と判断します。
もともと廃棄物処理業を営んでいた赤澤さんが、遺品整理業界に参入し、いろんな片付けた現場を紹介しています。
遺品整理でぶち当たる壁と、その解決法なんかを解説している本です。
わたしは、捨てる生活を5年も続けているので、捨て方や手放した方に関しては新たな発見は特段なかったのですが…
読み始めて3分で、ありとあらゆるモノをごみ箱に詰めました。笑
そもそも遺品整理を頼む時点で、その家が汚い方であることは事実なのですが…
そんな屁理屈をすっ飛ばしてくれるほど、
実際にあった膨大な遺品と、それを前に茫然自失となった遺族の現実は、自分もかんたんにそうなる可能性が大いにあることを心底実感しました。
- 娘さんがADHDの親子は、親が若く体力があるときは片付けられていたのが体力の低下と共にごみ屋敷になった家
- お母さんが亡くなったら、娘からの毎年のプレゼントである新品のタオルがきれいに収納されて使われていなかった家
- 50年前の寝具が出てくる家
『一般的な遺品整理でさえ、故人の家からは大量の破棄物が出るもの』という一文にはっとしました。
ごみ屋敷でなくても、死んだら故人の持ち物は行き場を失います。
赤澤さんが言うごみの量の平均は
マンションの2LDK(50㎡)
→45リットルのごみ袋が120個くらい:2tトラック3台分
一戸建ての3LDK(80㎡)の小さない家
→ごみ袋200個:2tトラック5台分以上になるのが普通
わたしたちは、それだけモノに囲まれて生活しているということです。
毎日使っているモノでさえ多いのに、これに“過去のモノ”や“未来のいつかいずれもしかしたらグッズ”まで持っていたらどうなることかは火を見るよりも明らかです。
冒頭と最後だけでもいいので是非読んでみてください。
おかげで、わたしは、読んだ翌日は大量に捨てられました。
究極なはなし、モノは持っては逝けないので、わたしたちは、いずれのごみと共存していることになります。
自分のからだも使っているモノも家具も、いずれはごみなんですよね。
ただ、ごみにするかしないかは自分次第でもあります。
100均の収納ケースを100個持っている人は、手入れもできず、死んだあと、すべてごみにされます。
しかし、昔からのいわゆる“いい家具”を手入れして大事に使っているなら、自分が死んでもリメイクして誰かが使うかもしれません。
いずれごみになるという目線でモノを見ると、もっともっと厳選するようになります。
まだ人生の先輩たちが成し遂げていない、“きれいサッパリとして逝くこと”。
わたしはやってみたいと思います。

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