昨日、お金をセーブするためには疲れない暮らしを心がける。
疲れないためには、モノもコトガラも減らすといいという記事を書きました。
そうしたら、家の中のモノを減らすにもまだまだ使えるモノばかりで減らせない!とメッセージをいただきました。
使い切る暮らしとは
使い切る暮らし素敵ですよね。
- 洋服も擦り切れて、穴が開いたら雑巾にして捨てる
- タオルだってカピカピになって、臭いが染みついて取れなくなったら捨てる
- ボールペンも使い切って捨てる
- 靴もかかとが折れ、穴が開いて雨が入ってくるようになったら捨てる
実現できると、使い切ったー!という達成感と自分はモノを粗末にしない人間という自己満足を覚えて、快感です。
ただ、使い切るためにはそれだけを365日使い続けないと実現しません。
使い切るためには、数を絞らないと不可能
わたしは、今、使い切りたい赤のボールペンをパソコンの上に出しっぱなしにしています。

わたしは毎日、語学勉強とブレインダイブをするので、比較的よくボールペンを使いますが、1か月でインク1cmほどしか減っていません。
1回や2回書いて使い切れるようなモノならまだしも、1本を消費するのに半年以上かかっているようじゃ、100歳まで生きたって今あるモノを全て使い切るのは無理でしょう。
どうしても、まだ使えるモノを捨てたくないのなら、クローゼットにでも押入れにでも使っていない部屋にでもレンタル収納にでも、9割のモノを放り込んでください。
残りの1割のモノをこの1年間でも半年でも毎日使い続ける。
どれくらいの消費速度なのか実感することができます。
時が経っても、洋服は破れず、消耗品はなくならず、モノは壊れず、タオルも捨てるレベルにはならず、裏紙も増える一方なら、消費速度に対して残りの9割は、ほぼほぼ使い切れないモノだと認識できるでしょう。
そもそも何故使い切りたいのか考える
使い切るのは良いこととですが、みんさんに聞くと明確な答えが返ってきません、『何故、使い切りたいのですか?』の質問に対して。
それなりに自己分析されているのですが、なぜそう思うのかをみなさんわかっていません。
昔貧乏していて、モノを捨てられない気質
→昔をいつまでも引きずらず未来のためにできることを増やすべきです。
もう買えないかもしれないという不安
→モノを保有し続けるよりも、お金を増やす方法(転職や金利のいい定期預金や、家賃の安い物件への引越し、固定費の見直しなど)をすべきです。
思い出が詰まっていて名残惜しい
→過去執着型の人間(わたし)は、自信を持って断言できますが、思い出が詰まってて~と言い訳をする人で本当に全てのモノに思い入れがあって大事にしている人はいませんでした。
本当に大事な思い出なら、段ボールに入れて押入れの片隅に入れていません。
自己憐憫が強いタイプだと認めて、毎日本当に思い出せるよう、思い出の品を飾れるレベルまで、他のモノを減らすべき、そこまで思い出したいのなら。
過去の栄光を自慢したい
→自慢して自分のプラスになったことありますか?
わたしは20代の頃仕事欲しさに朝の3時や4時まで接待飲みを付き合っていました。
それが功をなして仕事に繋がっていることは皆無です。
過去の栄光を他人様にひけらかして自分が得することは絶対にありません。
思春期のお子さんならご両親の過去の栄光にふんと鼻を鳴らしておしまいでしょうし、友だちは「すごいね~。」と口先で言いながら心の中では自慢しいの嫌なヤツと思っているものです。
そもそも仕事で認められたことやミスコンに出たみたいなことって、同じ分野に興味のある人間しか興味がありません。
目の前にいる人に、素敵だなと思ってもらうためには部屋から自分に移ってにじみ出てくるオーラをキレイにすることが先です。
親に捨てると怒られるから
→そろそろ、自分軸で物事考える癖をつけましょか。
友だちに貰って、家に来られたとき困るから
→あげたモノを捨てたくらいでキレるのは友だちなんでしょうか。
よくメッセージでいただくことを中心に書きましたが、使い切りたいと思うなら先に何故、自分は使い切りたい人間なのかを明確にしてください。
わたしが使い切る理由は、
- 買い物が嫌いでなるべく買いに行く頻度を減らしたい
- 消えてなくなるコト(経験)にお金を惜しみなく使うために、モノにお金を使いたくない
- いずれごみで捨てるとわかっているモノにお金を出す行為が、どぶにお金を捨てるとしか思えないから
この3つです。
擦り切れるまで使ったら、
- 店まで行かなくていいし(出不精)
- 店員と話さなくていいし(人嫌い)
- 値段を調べなくていいし(徹底的に調べるタイプなので面倒)
- 不動産を買える(お金を生む子を買える=働きたくない)
自分にメリットがあるから使い切れます。
みなさんのメリットはなんですか?
メリットは自分をハッピーにするものですか?
そうでなければ、ただの執着とケチ根性ですよ。
今の製品は壊れることがほぼない
電化製品から洋服から日用雑貨まで生活必需品はたくさんあります。
しかし、最近の製品は作りがしっかりしているので、ごんたくれ(やんちゃという意味)の小さな男の子5人くらい家にいないと、まぁ見事に何も壊れません。
掃除なんかを定期的にしてしまった日にゃぁ、電気代を考えて買い替えたくても壊れなくて困るもんです。
すぐにボロボロになるモノばかり持っている人は、安物買いの銭失い族です。
昨日、冬支度をしていてクリーニング済の電気毛布を引っ張り出してきたのですが、タグを見てビックリ。
1999年製でした。
えぇっと、今2023年ですよね?
24年使っているの?と自分でもちょっと引きました。
ただ大好きな祖母がわたしのために買ってくれたモノなので、使えなくなるまで使うつもりです。
手入れしていたら電気毛布25年使えるのですよ。
よくお片付けにお邪魔すると、押し入れに毛布系を積み上げている人がいますが、あるモノ全部本気で使い切ろうと思ったら“25年×毛布の枚数”ですよ。
それに使っていないからカビたりシミがついたりして、結局カビを押し入れで飼育しているだけの人がほとんですから。
消費速度を知ったら、使ってくれる人に譲る
自分はモノを活用しきれていないと実感できたら、半分のモノはさっさと売ってしまいましょう。
捨てるコトが苦手なみなさんでも、お金になる、他人様に譲れると思ったら手放せます。
家の中の全アイテムに、記憶と把握と好意があるのがゴールです。
引き出し開けて、「なんやコレ?」は記憶と把握と好意がない行動です。
タオルや毛布は、老人ホームや施設が使ってくれることもあります。
全てのモノを使い切ろうとする行為は、自分を自分で忙しくする行為です。
使ってくれる人に譲って、その人が使い切ってくれることも使い切る暮らしだと認識してみてくださいね。
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