一生懸命、減らしていたら家族も捨ててくれます。
手入れできないモノに魂は吹き込まれない/①買うのをやめるまで
ブログで何回か紹介していますが、わたしの家族は得度(僧侶になる儀式)を受けているため、どこへ行ってもお地蔵さんを買ってきていました。
それはそれはおぞましいほどの数のお地蔵さんがいまして…。
そこで線香を焚いて拝んだりしているので、灰やら埃やらがお地蔵さんに積もる。
傘地蔵でさえ雪を掃ってもらっているのに、持ち主が埃を溜めるとはなんぞや!と憤慨して、それを掃除するのはわたし。
第一段階説教として、手入れもしていないほっこりまみれのお地蔵さんなんて、どんだけ拝んでも無意味!
お坊さんの資格があるなら、お坊さんらしく毎日飽きもせず床拭きをし続けるようなライフスタイルも伝授せぇ!と言い続けました。
結果、どこへ行っても買っていたのが「もうたくさんあるしな。」とまず買うことをストップするようになりました。
これ、すでに5~6年前。
捨てない人には「捨てろ!」と躍起になりがちですが、その前に、買わない習慣を身に着けさせることが一番大事なんです。
我が家で言うと、存在を認めてあげるとモノを買わないようになります。
モノ以外の経験での幸せを見せてあげてください。
わたし命の祖母には、「モノはいいから、そのお金であの喫茶店でお茶したいから奢って♡」と言うと、ルンルンで買わずに経験にお金を使うようになっていました。
飾り物の割合を考える/②ただの物集めから、モノを活かすまで
1つのチェスト上にずらーっと並べていたお地蔵さんを、専用のコレクションケースを買い与えたり、神棚にまで並べていたモノを厳選してお地蔵さんが居心地のいいような配置を教えました。
【永久保存版】買わないわたしが買った物/ストレスフリーになるために②
先日、会社移転のお祝いとして山のように胡蝶蘭が届いた話をしましたが、猫の額もないようなわたしの会社に胡蝶蘭の陳列は、滑稽以外の何物でもありませんでした。
会社に胡蝶蘭が所狭しと並んでいる頃、近所の信用組合に出かけると、2つの胡蝶蘭が番号札取るところと、待ちあいスペースに。
わたしの会社の5倍以上はあるであろう信用組合に2個。
映えていました。
モノを愛しているならこそ、モノは映えるように持つ。
映えさせるには、やはり数はたくさんだとイマイチなのです。
観葉植物も好きですが、やっぱり広さに合わせないとただただ雑多な感じになります。
ご近所でも、玄関周りに統一性のないボロボロの植木鉢をズラーっと並べている人見かけると思います。
おしゃれで憧れますか?
せっかく持つなら活かす。
活かせないなら、量を減らしてでも活かす!です。
手放しにくい家族のモノを雑に扱わない/③手放すようになるまで
実家の断捨離にもとても必要なことですが、手放せない人にやみくもに捨てろと言っても逆効果です。
わたしもコレクションケースを買い与えたり、掃除してあげたり、飾り場所を考えてあげたり、それを買ったときの話を聞いてあげたり、その都度かなり付き合いました。
自分のモノをただ邪魔者扱いして捨てたがっているのではなく、自分のモノを活かすために考えてくれているという印象を与えれば、協力的になります。
引越し後に新しい神棚へ飾るお地蔵さんの配置を一緒に考えて、残りのインテリア的にかわいいモノはトイレや出窓に飾ってあげたらはみ出た分、ようやく手放す段階まで行きました。
毎週、護摩焚きしている寺に持って行って、置いてもらえないか頼む、とこれだけ出て行きました。

ネットでググると、お土産屋で売っているようなお地蔵さんは大量生産されたただの置物なので、燃えないごみにどうぞ!というのが多いです。
ただ、本人がその捨て方は嫌なら仕方ありません。
- 1年経ち買い足さないようになり
- 4年が経ち数を絞ることを考えるようになり
- 6年が経ち手放す
このステップを踏むのを根気よく付き合ってあげると、自然と数は増えないようになるんです。
捨てさせたい人のモノこそ大事に扱ってみてください。
後日談ですが、寺に持って行ったら「せっかくこれまで集めてきたモノだから、拝んであげるから家に置いておき。」と言われたとか。
えー!帰ってくるのー!?
住職余計なコト言わんといて~~~~~!
一応、もう家に置き場所がないと言ったみたいですが、どうなることやら。
断捨離の道はまだまだ続く…。
トホホ。
映える飾り方をできた方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ