ヨガを始めて１年半になりますが、わたしのインストラクターは若いせいもあってか、あまり人生哲学的なことは話しません。
ヨガをしているだけという感じですが、ヨガは奥が深く、色んな哲学がつまったスポーツだと思います。
体が浄化されたような気になる片岡鶴太郎さんの“心の中に「静」を持つ”を読んだとき、読んだだけで体も心も浄化されたような気がしました。
スピリチュアルなことだけに傾倒する人はちょっとゴメンですが、書き手のキレイなエネルギーが本を通じて届いているとしか思えないような感覚でした。
赤の他人が書いた本１冊にここまで影響されるのですから、周りに置くモノや人は、影響を受けてもいいモノだけにしたいものです。
奪ってはいけない
今オンエア中の『持続可能な恋ですか』の主人公がヨガのインストラクター役なんですが、「ヨガでは人のモノは奪ってはいけない。」という考えがあると先日の放送で言っていました。
わたしも若い頃は、自分の勝手で約束を反故にしたり、バイトを突然不意にやめたり、人から色々奪ってきた人生だと深く後悔しています。
人生の後半戦くらいは、せめて奪わず与えられる人生を歩もうと心がけています。
奪うとは、モノを取ることだけでなく、
- 時間泥棒に始まり
- 盗作
- 自立の邪魔
- 考える力のはく奪
こういったことも奪うことになりますよね。
真面目な人は自分に対する戒めと捉えますが、奪ってくる人にも目を向けて距離を取ることが大事です。
奪う人からは身を引く
１番わかりやすい、“人の時間を奪う人”ってどれほど多いのでしょうか。
LINEを速攻既読にする必要はありませんが、必要な返信を待っている相手にはさっさと連絡をすることも、人の時間を奪わないことになります。
沖縄タイムのことはよく知りませんが、ホウレンソウをきっちりしている側からすると、ルーズな人と関わりを持つと、３日間くらいは平気でやきもきさせられることになります。
仕事では１００％、この奪う人との断絶は不可能なので、せめて、プライベートな空間くらいはこの奪う人と距離を置いてみてはいかがでしょうか。
話し合いをしても、形式だけで話し合いが終わったあとに相手の主張が全く変わらない人も、自由を奪う人です。
大学生の頃に仲の良かった女友達は、毎回遅刻する人で、当時は笑い半分で遅刻を責めていましたが、結局変わることはなく、今付き合いをしていません。
もっと早く友だちをやめてもよかったと思うくらい、時間を無駄にしたなと思っています。
今我慢したとしても、あなたが成長すればするほど、奪う人とは縁が薄くなっていくものです。
なら、今距離を置いても問題はありません。
奪われたときは、わたしの負を背負ってくれてありがとう
昨日、ジモティでハンガーを５０円で譲りました。
取引相手は、「何時に行けるか調べて連絡します。」と言ったっきり２４時間連絡がなく、最初の待ち合わせに現れず、２度目の約束のときに来たと思ったら、お金を用意してなく、コンビニによってお金をおろしてくるから、と３度目でやっとことが完了しました。
わたしはこの迷惑極まりない女性に優しくするのが嫌で意地で最後まで付き合いましたが、５０円を放棄して縁を切るのも１つの手です。
大事なのは、残された自分がさっさと気持ちの整理をつけられる方を選ぶことです。
わたしの場合、放棄すると３日くらいは相手の女性をののしらないと気が済まないと思ったので、それなら５０円をもらって盲導犬協会の募金箱へ入れてスッキリさせようと思ったから、最後まで付き合いました。
見た目はこぎれいなかわいい声の感じのいい女性でした。
感じよければ、奪っていいことにはなりません。
瞬間湯沸かし器のわたしは、こういう迷惑な人に出会うと毎回、内心殺気立っていますが、最近は、「負をもらってくれてありがとう。」と思うようにしています。
道端でお金を貸してと言ってそのままドロンしたおっちゃんも、本来ならわたしが出会うはずだった不幸を今頃一、生懸命こなしてくれてるんだろうな…
と思うと、笑えます。
感じよくなくても、清廉潔白を心がけて生活していると、困ったときに誰かが助けてくれます。
と同時に、へらへら上っ面で調子を合わせてくる近所のおばちゃんとかを相手にやきもきする必要もありませんから。
雨が続きます。
不快を一掃して、きれいな空間で過ごしましょう。
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