ヨギーニとして気になってた、片岡鶴太郎さんの心の中に「静」をもつ 読みました。
読んだだけで、鶴太郎さんのように、毎日ヨガを実践できているわけでないのに、本当に読むだけで心に静寂が訪れる一冊でした。
幸せそうに見えても、人それぞれ苦悩はある
鶴太郎さんがお笑い芸人として活躍されていた頃をあまり知らないわたしは、何かを極めた人というイメージしかありませんでした。
さんまさんが好きで、男女7人夏物語を観たときに鶴太郎さんも出ていたのを知っているくらい。
芸人もし、ボクサーもし、絵も描き、ヨギーとして生活している今を見ると、多才でしあわせな人なんだろうと思っていましたが、鶴太郎さんも50歳を目前に男性の更年期障害のようなものに苦しめられていました。
そんなときに、秋野太作さんが瞑想をしていることを知り、元々興味があった鶴太郎さんはヨガに出会うのですが、ヨガをするたびに、自分の中に「静」が宿り、安定した肉体と精神を手に入れたとか。
ブレない自分軸を養ってからは、毎日が幸せでたまらないということです。
仕事に家事に追われると「動」ばかりになる

去年末から、新しい事業のためにかなり仕事量が増えていたわたし。
変わらず、モノは捨て続けているし、ヨガも続けているし、無駄な人間関係もないままでしたが、お客や業者とのやり取りが膨大に増え、かなり疲弊していました。
人と絡むと、自分ルールだけでコトが運ばないので、知らず知らずのうちにストレスがかなり溜まっていました。
呼吸が浅いような、何かに急き立てられるような、世の中がいつもより曇天な、そんな感じです。
鶴太郎さんの本を読んで気づきましたが、ここ数か月わたしの中に「静」が全くなく「動」ばかりだったために、なんだかどんよりした気分だったと思います。
知識と同じでインばかりしていても、アウトプットをしなければ、自分のものとならないように、動き続ける、買い続ける、仕事で挑戦し続けるばかりだと、自分の内なる声に気づいてあげられなくなると改めて実感しました。
怒りも俯瞰できるまで
鶴太郎さんは、イチロー選手と同じように毎日を同じルーティーンで生活することで些細な自分の変化をキャッチできるようになったと言います。
今では、腹立たしいことが起きても「あ、今自分怒っているなぁ。」と俯瞰できるようになったとか。
わたしは、この域に早く到達したいと常日頃思っているほど、怒り瞬間湯沸かし器人間です。
とにかくよく怒ります。
バンと怒って、口悪く一人でののしって、寝たら忘れるのですが、怒ることは体力を使うので、瞬間的にだとしても、動悸はするし、頭に血が上っているのが自分でもわかります。
あまりにも多くの人と関わり過ぎて、最近この頻度が多かったので、怒りが沸点に到達しそうと思ったら、自分なりの対処法を持っています。
- 溜め込まないために、怒ったときは口に出して文句を言う
- 必ず、自分の行いはその人に返るのだから、わたしが怒らなくても平気と唱える
- 多少お金がかかったとしても、それは自分を守るための費用だと割り切る
- 腹式呼吸で、息を吐くときに怒りも一緒に出て行くイメージトレーニング
このイメージトレーニングだけで、かつては3日~1週間はどんよりし続けていたのが、寝たら軽減されるまでになりました。
こんなことをしていましたが、わたしが行っていた怒りの手放しは、瞬間的なことだけ。
1日に数分でも自分に返る瞑想や半身浴の時間を持てばよかったんだと反省しています。
鶴太郎さんも書いていますが、自分の脳をだますというのは結構有効的です。
いつも書きますが、人の常識や親の常識など、無数の自分の想いでない感情が自分の潜在意識には書き込まれています。
- 離婚はしてはいけない
- 女は家にいなくてはいけない
- 男は稼がないといけない
- 見た目が大事
- 持ち物で人にマウントをとらなければならない
- 結婚しないといけない
- 独身は可哀想
- 子どもいない人は非常識
などなど、語りつくされてきた井戸端会議出身思想は、自分のものではありません。
自分の快適を見つけるためにも、一番に他人の想いを断捨離できるよう、自分の脳みそをだまし討ちしてあげてください。
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