終戦の日に、NHKの太陽の子と
数年前の樹木希林さんの密着ドキュメンタリーを観ました。
太陽の子は、心が沈み過ぎてきつかったので
希林さんの録画を引っ張り出して観ました。
必ずくる人間を終えるとき
希林さんのお言葉で「人間を終えていく。」というのが
とても印象的でした。
どんな偉人でもお金持ちでも
人間を終えなかった人はいないわけで
わたしもいずれ人間を終える。
その後のことは明確ではありませんが
魂に戻るんだと信じています。
希林さんは、癌になってから
「なんでも捨てられるようになった。」とよくおっしゃっていましたが
番組中も、
「前日に終えた映画の台本を燃えるゴミに出してから
今日の現場に来た。」という場面がありました。
インタビュアーから、そんなにすぐに捨てるのかと尋ねられると
「人間にも名残惜しさを感じないタイプなのに
物となるともっと感じないわよね。」と。
潔いですよね。
かっこいいですよね。
わたしも早くこの境地になりたいと強く思いました。
死を意識することは後ろ向きではない
わたしの親友は、わたしが独り者なので「もし杏の方が先だったら
あとのこと少しはお願いしたいことがあるんだけど。」と話しても
受け付けてくれません。
そんなこと準備していたら実際にそうなるからと耳も貸してくれません。
独り者としては「生きている間の友人としてはいいけど、死んだあとは頼りにならないな。」と見ているのですが(笑)
決して、死を意識して生きることは後ろ向きではありません。
実際にわたしは人生後半戦を意識したおかげで
自分が本当にしたい生活を送れるようになりましたし
生活レベルも上がりました。
絶対に分かっていることを無視して生きる方が不誠実だとは思いませんか?
お金を残しておくから子供に処分してもらうのも
税金払ったんだから、国に処理してもらうのも
無責任な気がわたしはします。
人間は100%終わりがくるという傾向がわかっているのだから
どう人間を終えて次のステージに向かうのか対策を練りながら生きたいものです。
思い立ったら吉日
希林さんの言葉に押されたので、その足で
近所のリサイクルショップへ10着ほど持ち込みました。
16,000円ほど頂いたので
お盆にご先祖様用に用意したお花代が浮きました。
みんなも、杏は独り者でこの血筋が終わることを理解しているので
一家の整理をきちんとしていると
応援してくれているはずと信じて
ちゃんと旅立つ準備を続けます。
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