東北で地震があり、映像で見ているだけで11年前のつらさがよみがえってきます。
わたしの友人が東北に住んでいますし、他人事だとは思えません。
11年前も、遠く離れた関西でも揺れが大きく、今回もわたしの会社のメールサーバーがダウンするという影響がありました。
失敗はしてもいいが繰り返さない
今回の報道で、家庭内での揺れの動画などが紹介されていました。
寝室にたくさんの家具が倒れていて、「寝ていたら下敷きになっていた。」と話されている映像がありました。
ここで、ミニマリスト的には、疑問が生じます。
あれだけの地震があった地に住んでいて、タンスが倒れて人間が下敷きになるような危険な部屋で生活しているのか?ということです。
阪神淡路大震災のときは、わたしは子どもだったので、家のことを考えたりしていませんでしたが、家族は、経験者だからこそ、地震に備えた部屋にしていました。
ブログによく登場するゴキブリだらけの居酒屋さんご一家も、火災を経験したご家族です。
思い出の写真も、火事で燃えてしまって親戚からわけてもらった数枚しか残っていないというのに、今もなおモノだらけの暮らしをしています。
わたしから見ると、飲食店で火を使うことも多く、油汚れもひどいので、コンセントのさしっぱなしやほこりからの発火などとても危険だと思うのですが、改善されていません。
失敗や災害でどうしようもないことはあっても、それを活かさなければ向上しません。
失敗した辛さを消すために、『失敗は成功の元』と呪文のように唱えていても、行動を改善しないと、失敗はただの失敗です。
自分を責めずに、ただ行動に移すだけ
ただ、危険な部屋のまま生活していることを責める必要はありません。
人間は、常に正常性バイアスが働くようになっているので、わたしは大丈夫と思いながら、危険な部屋のままにしておくのが普通だからです。
正常性バイアスとは、予期しない事態にあったとき、「そんなことはありえない」といった先入観や偏見を働かせて、「事態は正常の範囲」だと自動的に認識する心のメカニズムのことです。
心を安定させるために、この程度なら大丈夫、自分だけは大丈夫と思ってしまうのです。
だからこそ、物事を捉えるときは、他人事ではなく『明日は我が身』と思い、自身も当事者になったつもりで備える必要があります。
責めていても事態は何も変わりません。
早速、今から、今日帰ってから倒れそうなモノ・落ちてきそうなモノをごみ箱へ移動させていくだけです。
安全な部屋にするのは、そんなに難しいことではありません。
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