だぶっているモノが減ってきた今となっては、愛用中のモノを長く丁寧に扱いたいのですが、やはり形あるモノはいつか壊れます。
手放したくない、テーブルクロスの劣化や先日のお気に入りのカーペットご臨終など、どんどんなくなっていきます。
新しいモノを買おうと、お店に行くのですが、すっかり大好きな物しか買わない体質になっているため、飛びついて買いたいほどのデザインでないと買わないままいます。
これ、お子さん育てている方に当てはまることだと思うのですが、あまり親があれこれ与えすぎると、子どもって創造力なくなると思います。
人間の子育ては未経験ですが、子供側の目線でそう思います。
数回しか自分で洋服を買わなかった20代
わたしの家族は、いつもお話しているように病気の域に入るくらい買い物をします。
ただ、友人や知人を見ているとわたしの家族以上にモノを持っている人がいるので、病気ではないのかもしれませんが。
わたしの目から見ると異常なほど買っているので、どうしても生計同一家族として、その出費は「もったいない」と思ってしまうのです。
実際に、家族は全部着ないままタンスで眠らせているだけで、新しいモノを買うと入らなくなるため、前に買った物を捨てたくなります。(家族は、“整理整頓”は好き。)
ここは、溜め込まれるよりマシで感謝しています。
いくらハイブランドと言っても、シャネルでも1着1万円程度の買取に出すくらいならと、20代の頃は、わたしが買い取っていました。
つまり、家族が買いこんだ洋服をわたしが家族にお金を出してもらっていたのです。
その量が半端ないので、わたしは、一切外で買い物をしなくて済む生活を送っていました。
仕事の都合で単身で暮らすときも、家からの持ち出しで全て揃うので、家庭用品を買ったこともありません。
バスタオルとか、キッチンマットとかとか。
家電は買いましたが。
そんなこんなで37歳になり、今、家全体でミニマル生活を送り、何かが壊れたとき、わたしは買い方をマジで知らないのに困っています。
どうでもいい安物買いの銭失い的な買い方なら、わたしだってできますが、家族のように品がよく、デザインもかわいく、使い勝手もいいモノってどこで手に入れたらいいのか皆目わかりません。
結局、家族の知恵を拝借して買ってしまっていたのですが、これをしていたらいつまで経っても自分なりの好きにたどり着けないなと、やめました。
ただでさえショッピングが嫌いなのに、商品を探しまわると疲れ果て、結局「もうなくてもいいや。」とないままを選択することが多いです。
やっとこれならいっか程度の物を買っても結局家族の趣味が刷り込まれていて変わり映えしないとか。
そんなわたしも20歳前後の頃はインポートショップで洋服を買っていたので、洋服くらいなら何とかなりますが、日用品はお手上げです。
これって、子どもにかなり悪影響だと思いませんか?
わたしは、たまたま、モノだけだったのでまだいいですが、これが将来就きたい仕事だったり、結婚したい子なら相手探しだったり、全部親に誘導されると本当に自分がわからなくなると思うのです。
わたしみたいに、パンパンに趣味のいいモノで溢れかえった素敵な家で育っても、自分なりに創造して部屋を作りだすってことは苦手になります。
空っぽにしてあげている方が、自分で行動しようとしていきます。
わたしも心配性なので、人のことは言えませんが、あれこれ先回りして買い与えるのではなく、あえて、子どもが欲しいモノを待ってあげるってことの方が大事なのではないかなと思います。
先立つ親からすると、最終的には自立して自律できる大人にしてあげることが一番その子のためになると思う今日この頃です。
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買わない杏が買ってよかったモノ