モノが多い人は、出費が増える理由

引っ越しの準備 持たない暮らし

亡き人の置き土産

 

わたしの友人のお母さんが亡くなったとき、トランクルームを借りていました。

 

友人とお母さんは2人暮らしだったので、突然お母さんを亡くして淋しさでずいぶん落ち込んでいた彼女は、妹を呼び寄せて、結婚するまで一緒に住んでいました。

 

愛するお母さんのモノは全て取っておきたい。

 

でも、まだまだ若い姉妹ですから2人ともモノが多く、2人暮らし用のマンションに3人分の荷物を取っておくことは不可能で、トランクルームを借りていました。

 

そこにお母さんのモノを全部入れていました。

 

天国からお母さんの応援があったのか、比較的早く2人とも結婚することになったので、1年もすると気持ちの整理をつけて“コレ!!!”というモノだけを厳選、あとは全て処分し、トランクルームも解約。

 

2人とも新しい家に越しました。

 

ジョシュア・フィールズ・ミルバーン氏よりは1年長くトランクルームを借りてしまいましたが、彼と同じく、キレイに亡き人の置き土産を処分できたタイプですね。

 

 

 

 

 

住処が2か所以上ある人は要注意

 

お母さんを亡くしたあとの数年間、彼女を見ていましたが、彼女はとてもラッキーだったと思います。

 

  • 彼女には実家がなく、彼女の家でお母さんと住んでいたため、実家ありきの人よりは荷物が少なかった。
  • 結婚や引っ越しという転機が訪れたため、モノに踏ん切りをつけて整理する機会を設けられた。
  • 彼女はキャビアアテンダントという仕事柄、家に執着があまりなく、お母さんと一緒に住んだ家に執着することがなかった。

 

転勤になじみがない家庭は、何代にもわたって、同じ地域や同じ家に住みがちです。

 

わたしもそうですが、祖父母が住んでいた家をまだ持っていますし、その家には曾祖母も住んでいました。

 

留学したときも、単身赴任していたときも、当たり前に実家はありきなので、単身用マンションと実家と、自分の荷物が増えます。

 

昔デートしていた男性も、同じ県内に実家と単身用の家があり、洋服が増える一方でした。

 

母も結婚後、父との暮らしのため実家を出たのに、実家の自分の部屋は何十年もいつでも住める状態で、いわば二重にモノがある状態。

 

住処が2か所あるなんて誰も思っていないのですが、実家に自分の荷物を置きっぱなしの人は、自分の家が2つあると認識してください。

 

自分の家だけでも家事や掃除や片付けや整理整頓が大変なのに、それが倍増することを平気でしてしまっているのです。

 

自分の家をきれいにしたいという気持ちがあるのなら、いち早く一か所に集結させて収集をつけた方がいいです。

 

 

捨てたことがない人は、捨てる苦労を本当にわかっていない!

 

わたしは10代の頃から母と一緒に曾祖母や祖父(この2人がモノを捨てない度が高い)のモノを捨てるのに、とんでもない時間と労力を使っています。

 

特に女性2人で苦労したのは、曾祖母と祖父の趣味であったガーデニング関連です。

 

植木鉢や石・土の処分はやっかいだし重たいし、背中をパンパンにして、あちこちのごみ捨て場に持っていきました。

 

休日には、父や叔父にも手伝ってもらいました。

 

亡くなったあとも古い家具を玄関先まで運んで市役所に引き取ってもらったり、とにかくずーーーーーーーーーっと何かを捨てることが日常の暮らし。

 

よく「わたしが死んだら好きに全部捨ててくれていいから!」とヒステリーを起こしている高齢の方を見かけますが、それは捨てる苦労を知らないからです。

 

頑固なお年寄りには、断捨離の現場に立ち会ってもらったり、捨てる大変さをわかってもらうために、ウチ、“断捨離”しました!の実家バージョンを見てもらったり、おススメのブログや本をシェアしてもらってください。

 

祖父は、妻・娘の『捨てて。』には反応しませんでしたが、孫のわたしの『捨てよう。』には多少反応しましたし、祖母はわたしをべた可愛がりしていたので『杏ちゃんがそういうなら…。』と捨てることに協力的でした。

 

今まで何十年も捨ててこなかった人に捨ててもらうのは大変なことです。

 

こちらも根気よく諦めず、あの手この手を使って、家族フル動員で、少しずつ手放すコトを覚えてもらう覚悟を決める。

 

そうでないと自分が苦労することになります。

 

わたしは10代20代だったから、曾祖母や祖父の大量のモノを処分できたと思っています。

 

今やれって言われたら、お金を払ってでも誰かにやってもらうかも?と思うほど重労働です。

 

そのおかげで、自分はモノに支配されないようになったから感謝すべきなのか?

 

いや、「自分で捨てろよ。」の方が強いですね。笑

 

 

引っ越しが少ない人は、架空引越を1年に1度は必ずする

モノを減らすコツ

 

物理的に引っ越しが不可能でも、引っ越しはいつかするものと思って生活していた方がいいです。

 

実際に、パーキンソン病になってもう一生施設や病院でしか生活することがないから家を売るというような人は非常に多いです。

 

高齢になって、古い昔家族全員で過ごしていた家に住み続けている人ももちろんいますが、確率は誰にもわかりません。

 

自宅で最期を迎えたとしても、結局その家ごとごみになるわけですから、自分で分別しておいた方がいいに越したことありません。

 

お向かいさん夫婦、90代。

 

昔はよく表の植木に水やりをしていました。

 

今、全部枯れても鉢はそのまま。

 

今の間に捨てたらいいのに捨てません。

 

絶対にあの世へ還るときは来るのですから、それが人生初の引っ越しになるかもという人も、それに向けて何かしら準備をしないと。

 

モノが多い人は、国内旅行だけでも大荷物で大騒動するでしょう。

 

それがハワイでもなく、月旅行でもなく、もっと遠い天国ですよ。

 

少しくらいは旅スケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。

 

 

今週、会社の工事で、社内のモノをトランクルームに運び出している状態です。

 

業者が搬入などの作業をしているので、わたしは指示しただけですが。

 

なんと近所のトランクルームの確保、非常に困難だったとか。

 

全部埋まっていて、「みんな便利だから使うんだね~。」と業者は感心していましたが、わたしからすると、そこまでして保管したいモノがたくさんある人が多いってどういうこと!?と衝撃を受けました。

 

そういえば、しばらく売れずに残っていた土地も、収納トランク建設中…。

 

みんな、お金持ちなのね。

 

わたしは、モノにお金をかけるくらいなら、1回5万円の高級寿司でおいしい魚を食べます。

 

 

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