モノを捨てない理由は非常に奥が深く、ただただもったいないってだけではないことがとても多いです。
みなさん、モノと自分との関係性なんて考える習慣がありませんから、「わたしはモノを大事にするタイプだから捨てられない。」とだけ捉えていますが、深堀すると、自分の心の闇が見えてきます。
自分を否定するのではなく、自分の特徴を捉えると、改善策もわかり生きやすくなりますよ。
やってみてください。
学歴コンプレックスがある
わたしは読書が趣味と言ってもいいくらい、読むことに抵抗がないタイプです。
本を買っても、つまらなかったら、何の罪悪感なく、「この買い物失敗だった。」と早々に判断し読まずに、売ります。
今の自分に何か足りないからこの本を理解できない、成長した暁には読もうなんて、微塵も思いません。
ただ、本を読まない自分を恥じている人たちはそう思います。
読みたくないから積ん読状態になっているのに、読まない自分を恥じて、本を飾ることで教養ある自分を演じているような気になっている。
- 本
- セミナー系のテキスト
- 語学勉強の教材
- 昔、大手企業に勤めていたときの実績
- トロフィー
- 賞状・表彰状・卒業証書
自分の実績を表すモノを過剰に持っている人は、学歴コンプレックスがあるパターンが多いです。
- 大学は出られなかったけど、専門学校で学んだからとそのときのテキストを置いていたり
- 昔華やかな仕事をしていたときの資料などを、大事に持っていたり
ただ、テキストや昔の資料を持っていたって、手に取って勉強しなければ自分の成長の手助けにはなってくれません。
大手企業からの給料明細を握りしめていたって、現状は何も変わりません。
過去の栄光を投げ捨てて、今の自分を受け入れることから始めましょう。
親に支配され続けている
明らかに自分は親との関係性がイマイチだと思っている人は、自分の弱点は育った環境の影響を受けているのではと疑うので、案外スムーズに問題解決できたりします。
問題なのは、共依存の関係性なのに、親子関係が良好でトラブルないと思っているパターンです。
自分は親と仲がいいと思っているので、親のフィルター越しにモノを見ていることにいつまで経っても気づけず、漠然と「捨ててはいけない。」と思っていたりします。
- 嫁入り道具として持たせてくれたから捨てられない
- 母が大事にしていたモノだから、捨ててはいけない
- 父が一生ものだと言っていたから、どれだけ生活の苦になっても手放してはいけない
そんな風に思っている自分に気づいたら、少しずつ自分軸にシフトチェンジするつもりで物事を捉えてみてください。
どれだけ子どもを想ってくれている親の価値観であっても、本人の日常生活全てを親が代打で片づけてくれるわけではありません。
- お金の管理も
- 子育ても
- モノの管理や手入れも
- 住宅ローンの支払いも
- 生活のための仕事も
親がしてくれるわけではなく、自分でしなければならないので、自分の考えて行動しなければ、自分がしんどくなるだけです。
自分に自信がない
- 専業主婦の人が、バリバリのキャリアウーマンを見て臆する
- キャリアウーマンが、子育てしている人を見て、自分だけのために生きていると自分を恥じる
- よその高給取りの旦那を見て、自分の旦那を恥じる
こういった無意味な比較を続けると、人の意見に左右されることが増えます。
そもそも、世の中でどんな人が一番偉いとか絶対的にありません。
- 高給取りの人は、たくさん税金を納めてくれてありがたいし
- 子どもをたくさん産んでいる人は、人口減少の危機を少しでも緩和してくれているわけであってありがたい
- ブサイクな人は、人間中身が大事だということを教えてくれるし
- 顔立ちがキレイな人は実力もコネだと思われるため小さなミスを回避する必要があり、とても頑張っている人
世の中で悪いのは、江原啓之さん語録を借りると、【責任転嫁・自己憐憫・依存心】の人を不幸にする三大要素を持ち続け、人に迷惑をかけるエナジーバンパイアやクレイジーメーカーだけです。
うがった見方をすることをやめれば、人の意見につられて買い物をしたり、ひな人形を無理して買ったり、狭いアパートにどでかいクリスマスツリーを飾ったりするゆがんだ価値観は減るでしょう。
今年中にコンプレックスの表れであるモノを手放してみてください。
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買わない杏が買ってよかったモノ