捨てるときの心得のお話です。
捨てきるまで、他人のことは置いておく
実家の断捨離のときによく用いられるワードですが、「捨てる事を強要しない。」「人のモノを勝手に捨てない。」。
ミニマリストとして、家族全員を巻き込んでシンプルライフにしたいならこれ鉄則です。
大事なモノを捨てられると、それがトラウマとなり二度と捨てるコトに非協力的になるからです。
まず、捨てている本人が他人のモノが気になって仕方がないうちは、まだまだ自分のモノを捨て切れていない証拠です。
まずは、自分のモノを徹底的に処分することを最優先で考えましょう。
家族に伝染しないのは、捨てても本人に変化がないから
捨て始めのみなさんには信じられないと思いますが、家族にも手放すエネルギーは必ず伝染します。
2年後か3年後かわからないけど、必ず。
それがいつまで経っても訪れないときは、自分の捨てるときの心の持ちようがちょっと違うかもしれません。
例えば、わたしの買い物依存症チックな家族。
たくさん捨てているのですが、“大量に買い込む→廃棄”を繰り返しているだけです。
他の家族から見ると嫌悪感しか残らず、「あの人があれだけ無駄なお金を使っているのから、自分のモノはなんとか死守してもったいないを削減しよう。」となってしまいます。
相手に見せつけるように、自分のモノを捨てずに「お前みたいにお金を無駄にしていないからな!」とアピールしてしまうのです。
これ、よく夫婦間であります。
家計を考えず趣味のモノを買いあさる夫に対して、妻がモノを捨てなかったり、その逆も。
ただただ廃棄という意味の捨てをしていても家族に良いエネルギーは伝染しないんですよね。
正しい捨て方とはどんなのか?
- 廃棄ではなく喜捨であり、譲った本人が気分が良くなっている
- 押しつけではなく必要とされているところに寄付しているので、周りから感謝されている
- 手放すときに、自分の思い込みやCMの洗脳などの無駄な思考も一緒に手放して、本人がモノに頼らない生き方をしている
- 手放すときに、過去の自分のお金の使い方や買い方を反省して、次に活かしている
- 買い物の仕方をやり直すことで、お金に余裕ができ心に余裕ができている
こういった場合は、ちゃんと家族に伝染します。
手放せるときがやってくるのは、毎日捨てている人だけ

自分のモノでも捨てづらいのは、想い出の品が第一位でしょう。
欲望グッズなどは、自分と向き合って心の澱が取れると案外スッと手放せるのですが、想い出の品は自分以外の大事な人が絡むので手放しにくいですね。
わたしも、まだまだ持っています、想い出の品。
そこで、自分にいい分けをして人のせいにして逃げる癖がある人は「捨てるタイミングが来たら手放せるよね。」と向き合わず、放置してしまいがちです。
ただ、その“タイミング”とやらは、普段から手放すコトに向き合っている人にしか訪れません。
毎日息をするのと同じように、自分の心の澱みや間違った思考を手放すことを習慣化している人は、当たり前の無駄がそぎ落とされているので、想い出の品まで目が届きます。
普段から、モノを放置して自分の思考や買い方と向き合っていない人は、明らかな無駄が多すぎてそんな繊細なところまで心を配れないのです。
いつか、想い出の品と向き合って心を軽くしたいなら、なおのこと、毎日の手放しを習慣化する必要があります。
1日5分でいいんですよ。
1日5個でいいんですよ。
手放してみてください。
捨て方を見直せた方は是非ポチッとお願いします♡
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