多分、人生というのは思い通りにならないものなので無理だと思いながらもわたしは自分の命日を決めて、普段生活しています。
わたしが55歳の9月3日です。
この日は、何となくご縁のある人たちが旅立ったときのことを思い出して自分の中でピーンときた数字です。
親より先に死ぬのは親不孝だと思っているので、親が生きていれば55歳以上まで生きますが、理想は親や子どもたち(動物)を見送って生活を整理して、ほんとーの何もない生活が整ったら1年くらいで、天国へGO!がいいなぁといつも妄想しています。
以前読んだ本に書いてあった「お姑さんが亡くなったとき、枕元に風呂敷一つの荷物だけだった。」という表記があり、憧れたのです。
人生とは準備がつきものだと思っています。
- お受験のためにはその準備
- 卒業のための卒論準備
- 就職のための準備
- 出産のための準備
- 子育てする環境の準備
これくらいまではどんどん増えてしまいがちですが、ある程度おばちゃんになったら
- いつかダウンサイズするための準備
- いつか旅立つときの準備
- いつか相続するときの準備
- いつか会社をたたむときの準備
をして当然だと思うのです。
死の話を忌み嫌うのは、何故なのかよくわかりませんが、100%の人に当然訪れる事態に備えて何が悪いと思うのです。
女子会では、どうなるかわからないのに
- ○歳までには結婚したいとか
- ○歳までには子どもが欲しいとか
- ○歳までには寿退社したいとか
話します。
こっちの方が不確実なことです。
そして、自分の命日が決まると、それに帳尻を合わせて生活を整えるようになります。
多くいる動物も、子どもを残して自分があの世へ行くことにならないよう、お世話してあげる子も変わってきます。
今いる一番下の子を最後に、あとは、盲導犬のパピーウォーカーや引き取り手がいない保護ネコちゃんの看取りとかに切り替えるつもりでいます。
寝具も、あと17年と思えば、今あるベッドを使ってマットレスだけ交換しようか。
それともこのベッドも、足腰が弱ったときには持ち運べないから人に譲ろうか。
銀行もたくさんあっても大変だから、絞ろうか。
ポイントカードもこんなにたくさんいらないか。
喪服も必要なのは、○○さんだけ、ならトレンドの黒物で対処しようか。
結婚式に呼ばれることも減る…、もうパーティドレスはレンタルにしようか。
洋服が増えても大変だから、エアークローゼット利用しようか。
など、準備は枚挙にいとまがありません。
この準備をして、何が縁起でもなく何が失礼な話なのでしょうか。
わたしは、社会人1年目のときにとても嫌いな会社に入社しました。
3年以内に絶対にスキルアップして別の会社へ変わる覚悟で仕事をしていたので、嫌いをエネルギーに変えられました。
先輩に教えを乞うと「そんなに慌てなくてもゆっくり成長すればいい。」と言われましたが、内心「いや、この会社から一刻も早く出たいから、わたしは超急いで成長したいんだよ!」と思いながら仕事をしました。
今1億円あげるから、あの会社にもう一度3年間働いてごらんと言われても断るほど嫌です。
でも、当時、自分で3年とデッドラインを決めたから、嫌をパワーに変えられました。
これがなかったら、うつになって引きこもりになっていたかもしれません。
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