空間には惜しみなくお金を払うことをお勧めします。
新幹線はグリーン車で、飛行機はビジネスクラスで。
ただ、2泊3日の入院は空間を楽しむつもりがなかったので、普通の4人部屋にしました。
ドラマのヒロインと勘違いする患者

みんなカーテンを仕切って、それぞれ個々の空間を静かに過ごしている中、わたしの前のベッドのお姉さんが、まぁうるさいドラマのヒロインと勘違いしているような女性でした。
まず、ラインの通知音がずっと聞こえ続けており、おや?と思っていました。
しまいには、テレビ電話をなんとスピーカーで始めるではありませんか。
看護師さんに注意してもらうように伝えてもやめないので、気の強い杏は直接、やめるようお願いしました。
電話被害はなくなったのですが、その後、先生や看護師を捕まえては
- 何故、自分がこんな病気になったのか
- 今後の治療はどうなるのか
- 早く子どもに会いたい
- 購入しようとしているウィッグの紹介
- 治療による病室変更が淋しくて嫌だとごねる
- 入院していた他の患者が退院したことによる淋しさを
まぁ、役者になった方がいいのではと突っ込みたくなるほど
大声で笑ったかと思えば号泣し、そうかと思えば大爆笑し
とても迷惑な人でした。
カーテン越しにわたしは、ドン引きと軽蔑の嵐です。
看護師に「ギャルなの?」と聞くと、「いや、30代で普通にいい年した人。」と答えていたので、看護師さんも腹の内は同じだったのでしょう。
人のふり見て我がふり直せ
わたしは、死ぬのが怖くないタイプなので余計に白けたのですが、わたしも偉そうに言えないことが、痛みに弱いタイプということです。
- 痛みを我慢してまで長生きしたくない
- “子どもを生まない=痛みを経験しなくていい”ことをとても良いことだと思っている
- ガリガリ体質なため、ダイエット経験がない
これらの考えが、わたしを“我慢”や“耐える”という力がないオバサンを作り上げました。
なので、今回の入院前のマンモグラフィーなんかも(ガリガリで乳がないので、痛みが半端ない)、痛いから嫌だと看護師を困らせたりしていました。
しかし、この、前に入院していた、北川景子さんバリの名演技で喚き散らす人を見て、いい大人が喚き散らすのは恥ずかしいと思いました。
今後は、喚き散らさなければいけないような検査や治療は辞退し、せねばならぬときは、耐えようと心に決めました。
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