遺品整理なんてただのお飾り言葉です

始末のいい女 孤高に生きる

ご両親が亡くなったあとに実家の片付けを頼まれることがよくあります。

 

遺品整理なんて素敵な言葉で飾っていますが、毎回、ただのごみ処理を頼まれているだけです。

 

 

モノが多すぎる家庭での遺品整理

 

遺品整理や生前整理は、思い出に喜怒哀楽の気持ちを乗せて整理したり、亡き人への感謝ややりきれない思いを一緒に片づけていく作業です。

 

ただ、モノが多すぎる実家では、遺された家族は金目のモノだけ抜いてあとは業者に処分を任せることがほとんどです。

 

わたし自身が亡き人に非常に執着の強い人間なので、全部ごみ袋に丸投げはせず、依頼を受けた家を丸ごと“その人がまだいて、その人が今後住みやすいようにする”という気持ちで片づけます。

 

全部捨てるにしても、生活している体で片づけています。

 

子どもたちにもらったバースデーカードを見て「あ~、この家は弟が家の処分して財産も相続しているけど、長男さんの方が親思いだったんだな。」とか、粗品を見て「子どものために財形していたんだな。」とか、色んな思いを赤の他人がほっこりしたり切なくなったりしながら処分しています。

 

子どもさんがいる方で子どもに遺したいとかいう言い訳を武器に捨てない人がいますが、子どもはそんなこと梅雨知らず赤の他人に任せます。

 

 

実際に遺されているのはガラクタだけ

遺品整理

 

遺された家は、8割が日用品の収納庫となっています。

 

レジ袋にコンビニのカトラリーにお中元お歳暮に、布団に。

 

捨てるのは忍びないのでご近所さんに分けるのですが、そんなモノに囲まれて狭い空間で暮らすから、病気になったんじゃないの?と思いながら片づけています、いつも。

 

ごみに囲まれて暮らすのは、精神衛生上よくありません。

 

年齢を重ねると、だんだん知り合いもいなくなり1人でポツンとなることが増えるのに、空間にまで「お前はひとりぽっちだ~、快適なことなんて何もない~。」と呪文を唱えられているようなものだからです。

 

  • 来客用布団を見ては、孫が小さかった頃はよく集まったのになぁ…
  • 子どもの部屋を見ては、あの頃は可愛かったのについた嫁が悪いから…
  • 亡きパートナーのモノを見ては、あの人がいてくれたらなぁ…
  • スーツを見ては、子ども産んでなかったら出世できたのになぁ…

 

と過去への執着心に火がつくだけです。

 

39歳のわたしでさえも、ほんとにひとりだなぁと感じるのですから、今後もっと孤独を感じることは増えるのです。

 

自らの心調を悪くするような家に住まないことが大事です。

 

自分が死んだ後のことは想像がつきにくかもしれませんが、遺された家族にいい思い出を思い出しながら後始末してもらえるためにも、ごみやガラクタは生きている間に始末しましょう。

 

 

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