神戸は、いわゆる富裕層が暮らしているエリアがちらほらあり、大豪邸を目にする機会が多いです。
家関係のお仕事をしているため、すぐに固定資産税やら維持費がぱっと頭に浮かびます。
大きい立派な家を見て憧れはするものの、やっぱりミニマリストとしては不要だなとという判断になります。
家がどんどん弱小化
【1軒目の家】
最初に建てた家は120㎡あります。
最初の家を建てたときのコンセプトは、“収納家具を一切持たなくていい家”でした。
おかげで、
- テレビボード+テレビ
- ソファ
- 食卓テーブル
- ベッド
- 小さな珈琲テーブル2つ
しか、家具はなく、2階のルンバなんて何もモノを動かさずにできるくらいです。
ただ、収納家具を持たなくていいとしたため、収納場所は少し多めです。
リビングにも天井までのシェルフがあるし、玄関収納は2か所、2階は廊下にもクローゼットあります。
ただ、広さを確保するため、靴箱は小さめです。
【2軒目の家】
セカンドハウス(1軒目)は、マンションで60㎡。
リビングに押入れサイズの収納があったので、こちらも収納家具を持たず平気でした。
【3軒目の家】
2軒目のセカンドハウスはリノベーションした物件なので、あまり思い通りに建てられませんでしたが、80㎡のシンプルな2LDK。
こちらも大昔の家がベースにあるので、結構広く、リビング収納がたっぷりあります。
【4軒目の家】
で、今建てているセカンドハウス(2軒目)は住居スペースは60㎡。
広さを確保するために、収納場所はキッチン収納と各部屋のクローゼットのみです。
自分が手掛けた家だけだとこれくらいですが、90㎡の家に住んでいたことも、30㎡のワンルームに住んでいたことも、45㎡に一人暮らししていたこともあります。
共通して言えることは、収納場所をフルで使っていたのは、35歳まで。
それ以降のミニマリストになってからは、収納場所が多かろうが少なかろうがスカスカです。笑
家が小さいメリット
家はもちろん、サイズが大きくなればなるほど、土地代も建築費も高くなるので、小さいと、初期費用が安く住みます。
固定資産税も安くなります。
昨今の光熱費の値上がりでヒーヒー言っていますが、サイズが小さいと光熱費も断然安いです。
わたしは行くコンビニも顔見知りがいる店のみと決めていて、店員さんと仲がいいのですが、夫婦二人でワンルームに暮らしているスタッフは、24時間つけっぱなしで電気代は1万円。
値上がり後も1万3,000円だと言っていました。
掃除も楽です。
掃除好きなマメなわたしでさえも、40歳を目前にして120㎡あるホームの手入れがちょっとしんどくなっています。
家が大きい分シャッターも窓もサッシも多く、土日はずっと掃除しているんじゃないかってほどです。
それが、30㎡のワンルーム時代なんて、掃除するところが少なすぎて人の家を掃除させてもらっていたくらい。笑(掃除が趣味なので。)
小さい家に住むメリットは、庶民には山ほどあります。
しかもこうも光熱費全般に値上がりすると、床暖房も浴室乾燥機も使用頻度を抑えるので、これもなくてもさほど大したことありません。
家だけ立派で暮らしが貧乏は無意味

仕事関係上、身の丈に合わない家を買う人を山のように見てきました。
年収が高めだからと法外に高い家を買う人や、見栄で億ションを信じられない金利のローンを組んで買った人などなど。
(大金持ちで大きな家を買う人は別ですよ。)
無理をして家を買った家族は、決してしあわせそうではありません。
家を買った途端に財布の紐をしめるので、ギスギスし始めます。
友人のニュージーランド人男性も、マイホームを買うために奥さんのお母さんと同居を始め(収入合算でないとローンも組めないし支払いも大変なため)夫婦関係が明らかに悪化しました。
今は、彼だけ自国に帰っています。
子どもと3人で賃貸に住んでいた頃のあのしあわせな感じがなく、はた目から見ているわたしも淋しいです。
25歳で早くに結婚してマイホームを建てた先輩は、100坪の土地の半分が庭で、休みの日は草むしりしかしていないと嘆いていました。
これも全部、マイホームを建てれば安泰、一人前、大きな家は成功の証という刷り込みがあるからでしょう。
お金使いが得意なわたしからすると賃貸より分譲派ですが、大きな家を買う必要はありません。
大は小を兼ねるから、杓子は耳かきにならずに思考を移すと、家のためにかなり生活の質を落としていることに気づくはず。
せっせと節約するより、家をミニマル化したら余裕のあるお金がどーんと増えますよ。
買わない杏が買ったモノ→杏の楽天room
我が家の様子→杏のインスタ
家のサイズについてちょっと考えてみた方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ