この1年くらい「写真の整理をしてね。」と家族に声をかけていたのですが、全く相手にされず、放置されまくっていました。
人を動かすには、こっちも頭を使う
乱雑にあちこちに突っ込まれた家族の写真を、とりあえずアルバムから外し小さな箱にまとめるところまではわたしがしていたのですが、その先の作業を1年放置されていたんです。
わたしが余裕のある暮らしをしているときに、優雅に「写真整理してね。」と言っても効果がなかったので、ちょっとわたしがバタバタしているときに言ってみました。
わたしが仕事も頑張って、家事もあくせくしている中、「あ、そうそうあなたの担当は写真の整理ね!」みたいな感じで、“あなたも仕事せーよオーラ”を出して言ってみたのです。
すると重い腰をあげて、写真の整理をし始めました。笑
人を動かすには、こっちも頭を使うな。めんどくせーと思いながらも、結果オーライです。
家族のモノを捨ててほしいのは、家族が大好きだから!
わたしは、先に天国へ行ったメンバーに恨みつらみを言うとしたら、『自分のモノは自分で整理してから逝ってよ~!!』です。
遺された方は、何が大事で何がどうでもよいのか皆目見当もつかないからです。
その最たるものが写真です。
わたしからすると、どの人が好きでどの人はそんなに深い付き合いでないのかわからないし、一緒に写っている人もただの同僚なのかただその場に居合わせただけの人なのか、大親友なのか、実は昔好きだった人なのかさっぱりわかりません。
想い出を大事にしてあげたいからこそ悩む断捨離ナンバー1が家族の写真です。
「そんなにぎゃーすか言うならわたしが死んだら全部捨てて!処分費用くらいは残しておくから!」と、“捨てて”の意味を捉え違えて怒っている老人をよく見かけますが、その考えこそ見当違いです。
大事なあなたがいなくなったときに、捨てるのにどれほど胸が張り裂けそうになるのか今から想像つくから、お願いしているということを伝えなければ、頭が固くなってしまった高齢者には伝わらないようです。
それくらいわかってよと思いますが、年齢を重ねて不安が増える中、家族にぞんざいに扱われていると悪い風に捉えてしまうのも、理解はできなくても想像はできます。
頑な相手にこそ、
- あなたを想うからこそ
- あなたの想い出をわたしの命ある限り大事にしたいから
という言葉をシャワーのように浴びせながら、頑なな心を和らいであげてください。
褒め言葉は、何度言われても気持ちいいのと同じで、安心する言葉は何度も言ってあげてお互いに損はありません。
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