淡路島の観音像に学ぶ、形あるものはいつか壊れる

相続放棄 お金の話

 

兵庫県の淡路島で、所有者が亡くなって長年、放置され老朽化が進んでいる高さ100メートルの巨大な観音像の解体に向けた準備が始まり、ニュースで取り上げられています。

 

解体にかかる費用は、8億8000万円ですって!

 

兵庫県民としては、それ税金で払うの??とちょっとハラハラドキドキしています。

 

 

観音像も40年が限界

 

兵庫県淡路市にあるこの“世界平和大観音像”は、高さおよそ100メートルもある鉄骨造りで、なんと自由の女神よりも大きいんだとか。

 

地元の資産家が1982年に設置して、しばらくは民間の観光施設として公開されていましたが、所有者が亡くなって放置され、老朽化で壁の一部が落下するなど危険性が高まっていました。

 

周りに住む人からは、一刻も早く解体してほしいとの声があがっていましたが、2006年以降放置され続け、この度、像と敷地は親族が相続を放棄したため国の所有となり、この度やっと解体に着手しだしたそうです。

 

はじめに聞いて驚いたのは、たったの40年でもうダメになったのかってこと。

 

わたしの祖父母の家も40年で、あちこちにガタがきて建て替えましたが、観音像でも40年の寿命しかないのかと驚きました。

 

お寺や神社は、宮大工さんによって100年200年と生き続けることを思えば、かなり寿命が短いです。

 

もちろん2006年以降手入れされていないことも大きな理由の一つでしょうが、普通の住宅と同じくらいしか持たないなんてあまりにも短いです。

 

40年持つだけのために、建築費+8億の解体費は、あまりにも大きすぎる代償ですね。

 

 

モノはいずれ壊れる

 

人生のいつかといずれは来ないので、早めに色んなモノを手放すようにと言っていますが、形あるモノはいつかいずれ、絶対に壊れるときが来ます。

 

  • バッグや靴の皮がボロボロ剥がれるようになるのも
  • 人間の体がいつか使えなくなるのも

形あるモノだからです。

 

それでは、何かを建てるとき、買い物と一緒で後先のことを考えて建てているでしょうか。

 

この淡路島の資産家も、建てるのであれば、相続された後のメンテナンス費用や、メンテナンスする会社や、解体に必要なお金もセットにして遺さなければ、あまりにも見切り発車としか思えません。

 

マスコミの手に引っかかって、バカの一つ覚えみたいにマイホーム、マイホームと毎日刷り込まれ、ゼロ金利政策の影響もあり、全額ローンで家を買う人も増えていますが、それ、本当に考えた資産形成なのでしょうか。

 

仕事先で出会った人ですが、貯金がゼロのお父さんが、コンクリートだけの家をフルローンで建てていました。

 

土地は、整形地ではなく価値がないところにコンクリートの家。

 

子どものために残すと言っていますが、地方に子どもが残るとは限りませんし、相続して売却したとて土地代が安いため解体費でチャラになるどころか、マイナスになる。

 

負動産です。

 

八千草薫さんに考えさせられた資産の持ち方

 

 

収益物件のススメ

 

最後におまけで紹介しておきます。

 

わたしは、自分の資産のために収益アパートを持つことは勧めますが、一般のお客さんは、ボロボロの文化住宅を買える人はいません。

 

ボロボロの文化住宅だから、収益が上がるのに、見た目に騙されて、新築のピッカピカの一度持ってしまったら、大変なことになるような新築のアパートをフルローンで建て、結局収益が上がらないという人、ごまんといます。

 

こういうモノを勧めるには、銀行に建築業者に儲けが出るからです。

 

見極めをちゃんとして、モノを持つことこそが、一番の節約ですよ。

 

 

 

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