
『坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。』と言いますが
わたしの考え方はまさしくこれで、
好意を持っていない方に貰った物や
お金にルーズな方に頂いた物は即刻手放したくなる性分です。
昨日、あるブロガーさんが義母から勝手に送りつけられた洋服を
「こちらで捨てさせていただきますね。」と言い放ったという記事を読んで
一人お腹を抱えて笑ってしまいました。
縁が切れた人関連の物は、使用期限切れ
カレン・キングストンさんが、昔付き合っていた彼が少し暴力的な男性で
テーブルにその彼がつけた傷跡があり
別れた後も使い続けていたけれど
その傷を見るたびに嫌な体験を思い出すので捨てたらスッキリしたという話があります。
わたしも昨日まで世界で一番嫌いな人からもらったドライヤーが家にありました。
数千円の安いドライヤーです。
物には罪はないし新たに購入するとなると
商品の勉強から始まって価格比較と(ミニマリストは買い物に慎重)面倒なので
嫌々使っていました。
家に家族が旅行用に持って行くドライヤーがあることを思い出し
普段用に使っていいか聞いたところOKとのこと。
早速処分することが出来てスッキリ!洗面所がワントーン明るくなった感じがします。
こんなことならもっと早く捨てればよかったと反省しています。
自分史を振り返りながら要らない物を見つける
わたしが最も効果的だった断捨離方法は
自分史を振り返りながら捨てていく行為です。
わたしはサラリーマン時代は3年でそれ以降フリーランスで仕事をしているため
出入りしている会社が多く
それにまつわる入館証や契約書・給料明細などが多分人より多かったんです。
過去を順に振り返ると
サラリーマン時代の会社は、「1億あげるからもう一度勤めて。」と言われても
断るほど嫌な思い出しかない会社。→気持ちよくこの3年間で得た物は捨てられました。
ひとりっ子で団体行動が苦手、おひとりさま行動を愛するわたしは
幼稚園から始まり大学まで、いわゆる“学校関連”にも別段思い入れはありません。
大学の卒業アルバムは有料で申し込むタイプだったのですが
申し込み自体しなかったほど。→プリクラや卒業証書系は捨てられた。
以前、“ウチ、断捨離!しました”で
学校でいじめられていた頃に来ていた服が捨てられないという女性がいましたが
嫌なことを思い出す物を手元に置き続けると
ずっとその嫌な過去を反芻しながら生きていくことになります。
そんな嫌な出来事は忘れ去ってしまってもいいでしょう。
わたしは、嫌な出来事を回避せず「これは修行だ!」と泥沼に陥る経験を多々しましたが
今自分で考えると全くもって無意味なことに体力を使っていたと反省しています。
そろそろ自分で自分にハッピーになっていいんだよと許可を与えてあげることは必要です。
友達はその都度変わっていい
自分をいたぶることが大好きだった(まだちょっと進行形ではある)わたしは
友人関係を断ち切るにもものすごく動力を使いました。
- 過去を共にしたのに縁を切っていいのか。
- 仲間で仲良くしているのにわたしだけ縁を切ったら輪を乱さないか。
- 天涯孤独組なのに、将来ひとりぼっちになるんじゃないか。
- 心配してくれてるのに、なんてわたしは冷たい人間なんだ。
- やっぱりわたしは誰とも仲良くやっていけないんだ。
と永遠に堂々巡りを繰り返していました。
でも結局何か違和感を覚えたからその友達と連絡を取りたくないと思っているわけで
無理矢理付き合いを続けても心は疲弊するだけ。
自分で決められないわたしは
親しい人に「もう電話出たくないんだけどこのまま無視し続けてもいいかな。」なんて
相談していました。
あまりにもマイナス思考で暗かったわたしは一念発起してカウンセリングを受けることにしました。
良い先生に巡り合うまで11年かかりましたが
今お世話になっている先生は信頼のおける方。
その先生に「友達は基本的に自分の都合で付き合ったり付き合わなかったりしたらいいよ。」と言われて
憑き物が落ちたようにスッキリしました。
結局は自分で解決していく力を養っていくしかないし
友達は大事にしないといけない
1人でいることは不幸だなどなどの世間の押しつけ思い込みが手放せました。
1人で孤高に生きられる人同士の人間関係はとても建設的ですが
依存や妬み嫉みの中で生きている人同士の関係性はあまり意味があるものではありません。
この考え方が出来るようになったおかげで
断捨離も進むように。
Facebookの友達もどんどん減らしましたし
旅行の写真も友人だけ写っている写真もどんどん捨てられました。
もらっても迷惑な物はフリーマーケット行きに出来るようになったし
淡々とさりげなく生きる楽しさも覚えました。
そして、自律しながら自立していると1人にならないことにも気づきました。
物が捨てられないという方の原因はマインドが9割です。
自分と話しながらシンプルライフを手に入れてください。