段ボールに詰め込んで、押し入れや使っていない部屋や廊下に放置している人は、思い出の品を持っていると、認めない杏です。
思い出の品を、本当にかんたんに楽しく思い出にアクセスするために、きょうは記事を書きたいと思います。
思い出の品に自分の収納場所を差し出せるか
思い出の品を大事にしている人とは、自分の限りある収納スペースを思い出のために明け渡して、思い出の品に住所を与え、それを定期的に取り出し眺めたり使ったりして思い出している人のことを言います。
乱雑に積み上げた段ボールの中に入っている、子どもや親や兄弟や親友のモノを「捨てられない~、あの時かわいかったから~。」と言うだけでは、ただの偽善ですよ。
自分の収納スペースは自分のモノで満タン状態でいつでもかんたんにアクセスできるのに、大事だと言い張っている思い出の品は、引っ張り出すのも大変な状態にして放置している。
矛盾にまず気づきましょう。
規定量を決める
思い出の品を置いておきたいなら、全てのモノを把握し、自分が管理できる量を知り、それを保管する場所をきちんと決めることです。
小さなタンス1つ分“思い出ダンス”と名付けて、『1段目:長男 2段目:長女 3段目:お母さん 4段目:自分』と、そこに収まるだけ持つ。
子どものモノや自分のモノはこれからも増えるでしょうから、引き出しを開けて追加するたびに、古いモノを精査して厳選していく。
そうすればむやみやたらと膨大になることもありません。
思い出しやすい状態にする
本当に思い出が大事でしたら、思い出ダンスのように、思い出しやすい環境づくりをしてください。
デジタル本がどうしても読みづらい人がいるように、思い出の品への便利なアクセス方法も人それぞれ違います。
わたしは、モノは写真に撮って捨て、パソコンの中のファイルで確認できるようにしていますが、紙物をまとめてPDFにしても全く見ることがなくなってしまうので、紙の思い出の品は、自分の収納場所を明け渡しででもそこに保管しています。
他人の思い出の紙の品を保管している代わりに、自分の賞状や証書は全て写真に収めて捨てています。
実際にモノを手に取ってみると、自分の管理できる分量を把握できますから、これを機に自分がアクセスしやすい状態にしてみてください。
モノがないと思い出せないか考えてみる
わたしは祖母が生きているときに、祖母のクッションを捨てたことがあります。
それが実は祖母は捨てたがっていなかったと後に母から聞き、いまだに後悔しています。
皮肉なことに、捨てたことによって強烈に思い出に残っており、捨てた今でもどんな色でどんな形でどんな手触りだったか覚えています。
つまり、思い出とはモノがあってもなくてもあまり関係ありません。
思いが強い方が残るんです。
何か1つだけでも捨ててみて、本当にそれがないとその当時のことを思い出せないか1年から数年がかりで実験してみてください。
何か1つを捨てたことによって、その人にまつわることやそのモノにまつわることを一切忘れ去り、その人への感謝なんかもなくなるようでしたら、捨てない生活を選択すればいいでしょう。
そういう場合は、先に病院へ行った方がよさそうですが。
かんたんにアクセスできるから増える思い出
先日、野球グッズを出品しているメルカリのコメント欄に、「〇月〇日の試合の半券を探しています。あれば売ってください。」と連絡がありました。
バーバの引き出しには、一緒に行った試合の半券が年別に整理して保管してあるので、休日にビール飲みながら指定の日付がないか見てみたら、5試合ほどありました。
連絡して売ったのですが、ずいぶん久しぶりにバーバからお小遣いをもらったようでとても嬉しかったです。
同時に、探し回らなくてもかんたんにアクセスできる我が家にも大満足でした。
埋もれていたら思い出はそこで終わります。
処分するにしても手放すにしても、思い出の品にアクセスして手に取って何かしら行動を起こすことは、思い出が増えることにもなります。
たぶん、いつかバーバーの半券を全捨てするとき、「そういえば、天国へ行ってからもお小遣いくれたなぁ。」と思い出します。
かんたんにアクセスできて、楽しく思い出せるようにしてください。
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