会社をしていると、数年に1度大きな事業に手を出して本当にお金がないっていう事態に陥ります。
会社のお金だけでは足りず、代表のわたしの個人資金も投資するからです。
今、久しぶりにその状態です。
ただ、売れた芸人さんがよく言いますが、「お金は後からついてくるもの。」というのもあながち嘘ではありません。
きょうは、一生にお金に困らないために、わたしがお金との関係で気をつけていることを話します。
お金がないと言わない
今、説明のために言っていますが、「お金がない。」という言葉は杏家では禁句です。
何故だかわかりませんが、ひいおばあちゃんの口癖が「お金はなくてもあるように見せろ。」でした。
今考えると、虚栄心が強くなってしまうような家訓でどうかと思いますが、まぁ、我が家の家訓になっているので、「お金がない。」と思い込まないようにします。
言霊で本当にお金がない状態が当たり前になってしまうことも嫌なので、「お金がない。」というセリフは滅多に使いません。
家族に状況を説明しなければいけないときは、「今、ピンチよ!」「今、余裕ないからね。」「無駄を省くことを心がけてね。」と言います。
お金はあるけど使わない暮らし
さて、わたしのお金のない状態とはいったいどんな状態なのか。
それは、自由に使える普通貯金がすっからかんだけど、定期預金は解約せずにいる状態、もしくは定期預金を資金繰りのために1本だけ解約した状態です。
つまり、お金はあるのです。
ただ、使ってもいいとしているお金がないだけ。
わたしの身内もそうですが、この状態で定期預金や投資信託や株のお金があるからと、ざくざく手をつけてはいけないお金に手を出すと、貯金は増えず資産は減る一方です。
定期預金はあるけど、ないものとして、本当に一文無しの生活をおくれば、ゼロをプラスに変えようと生活を変えるので、どんどんお金が貯まるようになってきます。
人間は弱いもので、あるとあるで使ってしまうし、ある状態で生活スタイルを変えるのは至難の業です。
久しぶりに訪れた金欠は、自分のライフスタイルを変える素晴らしいチャンスなのです。
つまり、まだまだ数百万円単位でしかお金を持っていない人は、お給与から定額貯金額を決め、何が何でも残りのお金で1か月やりくりするだけで、気づけば300万、500万円貯まります。
お金を使うとき
お金は貯めているだけでは、人生何の楽しみもないので、わたしは貯めてちゃんと使います。
500万円貯まったら100万円くらいは、何も気にせず使う。
1000万円貯まったら、2~300万円くらいは、気にせず使います。
大抵、大きい買い物(家とか車とか)をしたり、投資してみたり、会社の資金繰りに補填したり、家族の病気や入院などの物入りに使ったり、家族の旅行代など、惜しまずどーんと支払います。
100均でモノを買うのを我慢するのは何てことないけど、欲しいマイホームを資金不足で諦めたり、友人と行く旅行を資金不足が理由で行けないことの方がわたしは惨めな気持ちになります。
大きいお金を払うときにでーんと構えられるように、日々のしょーもない出費を抑えるのです。
欲しいモノが減ると、なんでも手に入る
そこで、物質主義的価値観の話になりますが、欲しいモノがそもそも少ないと、多少高額でも、欲しいモノに出会ったときは、何でも買えます。
20代の頃は、エルメスのバッグも欲しいし、カルティエのジュエリーも欲しいし、コンサートも絶対に1列目で見たいし、車は外車がいいし、と欲しいモノがたくさんあったので、エンドレスでモノを手に入れるために資産運用していました。
20代の頃に端から端まで舐めるように手に入れた結果、モノは所詮モノ、たかがモノだとわかり、使い勝手のいいモノだけを使う暮らしにシフトチェンジしました。
そうすると、100%自分を納得させてくれる買い物なんてないとわかるので、モノに執着しなくなります。
満足を得るためには、モノに頼るのではなく自分の力量に賭けるようになります。
- どう工夫したら、居心地がよいか考えるようになり
- ただ大きいだけの家は掃除が大変と気づきいらなくなり、小さい家をどうおしゃれにするのか楽しんだり
- トレンド追いまくりのファッションは窮屈で生活がしんどくなるので、動きやすいおしゃれを追及したり
- ジュエリーはPC作業が多いわたしには邪魔でしかなく、そもそも欲しくなくなったり
- ヒールは、仕事のときだけで、仕事中に無駄におしゃれする必要もないため買わなくなったり
- 見た目だけで張り合う知人は消え、楽しい実のある会話ができる友人が増えたり
いらないモノをそぎ落として、居心地のいいモノだけが残るようになります。
自分の心地よさを優先的に考えてモノを見ると、案外欲しいモノなんてなくなります。
何でも手に入れたいなら、正しいモノの見方を先に身に着けること。
欲しいモノが減ると、100万円のバッグも惜しげなく買えて惜しげなく使えるようになります。
実際、20歳のときに買ってもらった100万円のバッグは18年間使っているわけで、1年で5.5万円。
普通のOLなら、年間それくらい、衣装代に使っていますよね。
わたしはそこがゼロなので、100万円のバッグも高価なものではないのです。
あなたの物欲が本物か見極めて生活してみてください。
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