ミニマリストになってから、大掃除という言葉がわたしの辞書からなくなりました。
年末年始もお盆も、普段と変わらない毎日を暮らすことができるようになりました。
ヨガのクラスで、わたし以外はみなさん結婚されているので、ママさんの生活の愚痴をよくお伺いするのですが、みなさん、忙しい家事をしながら、必死にお金のやりくりするなら、モノを減らして、丁寧に暮らすと楽ですよというお話です。
ズボラして大金を失うより、丁寧に暮らして楽をした方がお金は残る
自分の大掃除をしなくなったわたしですが、去年の年末は人の家を大掃除していました。
ちょうど12月で、貸している部屋の賃借人の方が出て行かれたので、新年早々、掃除するのも嫌だからと思い、去年中にしてしまいました。
タスカジさんが来る前の2時間を1人で、3時間をタスカジさんと2人で磨き倒しました。
3年程お住まい頂いていましたが、1度も掃除されたことない部屋でした。
30代の夫婦+わんちゃん(♂)は、ほこりは当然のように残したまま、全壁にかけられたわんちゃんのおしっこもそのまま、買ったは封もあけず使っていないガラクタもそのまま、お二人の髪の毛も排水溝にそのまま。
キッチンに取り付けられた、タオルハンガーなど全てがそのままで出て行かれました。
大人2人でどうやったらこれだけ?というほどの壁紙の剥がれ。
壊れたまま放置された玄関ドア。
棚のドアを開けっ放しで使用していたため、足で蹴ってしまい取れてしまったドアが2か所。
これも放置していたので、開ける度にドアが落ちて床に穴が開いていました。
自分のための掃除はさておき、借りたモノを返すときに、このように多大な残置物を置いていく人は、いつかお金に困る人生になるとわたしは信じています。
実際、このご夫婦にお支払いいただいた修繕費は、10万円でした。
わたしは、色んな家に住んできましたが、
- 賃貸で敷金を全額返してもらえなかったことはゼロですし
- 中古物件を買った場合は、買値より売値の方が高いのが常。
2つ仕事をして、6人の犬猫の世話をして、家ではズボラをしまくっているわたしがしていることと言えば、
- ちょこ拭きをする
- モノを買わない
- 今ある物を減らす
この3つくらい。
夜は、ビールを片手にドラマを観ているだけのズボラ女でも、モノ・コト・ヒトが少ないと、修繕費の10万円もかかりませんし、買った家がローンの残債より安い値段でしか売れないなんてこともありません。
借りたモノを返すときの心が、人生の明暗を分ける
動物好きなわたしなので、動物のおしっこの掃除をすることに特段嫌な感情はありません。
ただ、気持ちよく住んでもらおうと手とお金をつぎ込んでお貸しした空間で、巾木の間と床の継ぎ目に埋まっているわんちゃんの尿石化したおしっこをヘラで削り、壁紙を漂白し、除菌していると、悲しくて涙が出ます。
大量の物件を持っている大家さんはどうかわかりませんが、わたしみたいに数件を人に貸している大家から物申すと、単純に『貸したものを、ボロッボロにされて胸が痛い』のが常です。
こういう人のところに幸運が舞い込んでくるでしょうか。
わたしほど毎日掃除できない人がほとんどということは理解しています。
赤ちゃんやペットがいたら、思いのほか汚れてしまうのもわかります。
わたしも6人も動物と暮らしているのですから、
でも、本を借りて、読んでいる間に破いてしまったら、貸してくれる人に相談しますよね。
新しいモノを買って返すのか、中古品でもきれいなものを買って返すのか、そのままでいいと言われたら手土産の一つも渡すのか。
要は、モノうんぬんではなくて、その心が見えるかどうかってことをいつも感じます。
自分だけ良ければいいつもりでも
「これだけ、お天道様に見られても平気なように暮らしていても、世の中が変わるなんてことないし。」と嘆いたとき
一回りくらい上の女性に
「一人の人生で考えるのではなく、長く長く続いている世代を見たとき、自分の心がけで、ちょっとでもいい方へ導くことができたらいい。」と言われました。
わたしは子孫がいないですが、お子さんがいらっしゃる方には、お子さん、お孫さん、と続いていく可能性が高いです。
自分が撒いた負の種が、あとの代で花咲かしたら、あの世で後悔しても後悔しきれません。
今自分の行動が、いつかどこかで誰かを幸せにし、それが血縁関係でなくても、また自分に返ってくる、そんなイメージで生活したいものです。
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