コロナ禍で会食に白い目を向けられるようになってから、随分マシになりましたが、付き合いの飲み会や会食、日本人は本当に好きです。
新年会、歓迎会、花見、花火大会、送別会、忘年会、打ち上げ…。
事あるごとに、団体で飲み会をセッティングされます。
好きな人は、なんとしてでも開催しようとします。
最近でこそやっとお酒を勧められなくなりましたが、ウーロン茶で会食すると嫌がる人もまだまだいます。
せっかく、コロナ禍でこういう会合が減ったついでに、やめてみると人生楽になるただ飯の話を、きょうはしたいと思います。
無料は、実は無料ではない
わたしは、料理が苦手というより嫌いなので、週3日は外食にし(孤食)週4日は自炊というルーティーンに仕上げています。
自炊しなくてはいけない日は憂鬱なんですが、そんなときに食事に誘われると行きたくない気持ちと自炊しなくていい嬉しさが押し相撲して、自炊しなくていい方を取ってしまうことが数か月に1度あります。
これに、結構お高めのちょっといいレストランとかに連れて行ってもらえるとなると「ラッキー!」が加わります。
こういう下心を持った時は、大抵それに見合った不快が返ってくることをみなさんそろそろお気づきでしょうか。
わたしは、20代の産物と呼んでいるのですが、日本では女性は若いだけでかなり優遇されます。
大してかわいくなくても、大して賢くなくても、20代の頃は本当に殿方に美味しいモノをご馳走してもらってきました。
若い頃は、「ラッキー!」だけで美味しく食べていたことも多かったように記憶しますが、自我が強くなってくる30代の声を聞くようになると、苦痛で仕方がなくなりました。
御馳走してもらうと、
①その会食時間中、ホステス役を務めなければならない
②相手を気分よくさせるために、飲みたくなくてもお酒に付き合う
③頼みたいものを頼めない
④帰ってから、速攻お風呂でなくお礼メールをしなくてはいけない
⑤今度会った時に、またお礼を言わないといけない
⑥美味しくなくても、お店を褒めなければならない
⑦普段、ご馳走になるのでバレンタインとか渡さなくてはならに
この7セットがもれなくついてきます。
タダ飯だと思っても、実は多大な自分の時間と労力を使うことになるので、タダではないんです。
無料のおまけをもらって、使わないモノに家賃を払い続ける仕組みと全く同じですね。
人は、嘘をつくとしんどくなる
基本的に、人間は嘘をつかなければならないと、人付き合いがしんどくなります。
DV被害者が、常に周りにDVの事実をひた隠しにしなくてはいけないために、どんどん孤立してしまう原理も、これが原因です。
小さな子どもは、虐待を受けても必死に外で親のいいところを羅列します。
健全に思ったことを好き勝手言っている子どもは、外で必死に親を援護射撃しません。
わたしが、人付き合いが苦手なのも、これが原因だと自覚あります。
秘密主義者で、本当のことを心許していない人に話すのが嫌だから、嘘しかつかないので、楽しくないのです。
捨てるのは、モノだけでなくコトも
わたしは、この7セットに嫌気をさし、接待飲みを断るようになって人生が好転しました。
仕事に繋がるかもと思って無理に付き合っていた頃は、な~んにも仕事に繋がらなかったのに、やめた途端、良いご縁が出来て仕事が増えました。
こんなことならもっと早く、「わたしは参加しません!」宣言を何故しなかったのか、35歳を超えてかなり後悔しました。
やめて人生変わった実績があるにも関わらず、先日、年末の仕事に追われているときに、ふらっとついていってしまいました。
結構アクの強い人だったので、疲れが取れるのに3日かかりました。
普段一生懸命モノを捨てていても、こういったコトガラを手放さない限り、解放的な好きに囲まれた暮らしは訪れません。
自分も払うつもりで行ったけどご馳走してもらったパターンを除いて、『ご馳走してもらえるなら行こうかな。』を、1回断捨離してみてください。
無駄なストレスが一気に減り、無駄なご縁が去っていきます。
ダメな男ホイホイにならないためには、自分軸で生きるのが1番手っ取り早いんですよ。
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