よく行く居酒屋が、笑えるほど汚い居酒屋です。
昔は食べながらゴキブリを何匹も殺さないといけないような店でした。
今は、ゴキブリ除去の機械を設置したので
ゴキブリはいなくなりましたが、
わたしはこの居酒屋では
- トレイは行かないようにお酒の量を調整し
- 掘りごたつには足を下したくないので胡坐をかいで
- 天井を絶対に向かないよう
気をつけています。
譲れない3ポイントです。
というのも
- 掘りごたつは1か月前に落ちていたごみがそのままですし
- 埋め込み式のエアコンの汚さがカオスで
見た瞬間に食欲が失せるからです。
そこまでして行くのは、汚い居酒屋だけあって
我が家の動物の入店が可能だからです。
汚い一家に聞いてみた
最近のミニマリストさんたちの中でよく聞く台詞が
「東日本大震災で、ガラクタが多いデメリットを感じた。」という言葉ですが、
この居酒屋一家は
阪神淡路大震災で家を失って
家族写真も数枚しか持っていない一家です。
震災を経験し
ガラクタが多いことのデメリットを感じてでも
汚家に住み続ける鈍感っぷりは脱帽の域です。
ふと、次女さん(30歳超え)に「誰も気にならないの?」と聞いてみました。
「片づけないとな。とは思うけど
- 片づけ方がわからないし
- 捨てるの無理だし
- 捨ててたら家族がごみ箱から拾ってくるし
絶対に不可能。」だそうです。
汚いことに関しては、
エアコンや換気扇が超絶汚くても気にならないそうです。
まぁ、こういう方は掃除する必要がないのでいいのですが
片づけられない人によくあることNO.1は
片づけると捨てるを一緒にしているということ。
物が多い友人も
わたしが「こんだけ紙袋のストック要るの?すごい量じゃん。」と言うと
「そうなの~。片づけないといけないの。」と返してきます。
みんな、捨てる日は片づける日と思いこんでいるのです。
捨てるのは、どの地域でも日本なら
1週間に2回燃えるごみ
1回ペットボトル・缶のリサイクルごみはあるんじゃないでしょうか。
クローゼットから雪崩をおこしている紙袋を
1週間に2回、数枚ずつ捨てたら済む話を
片づける日に、紙袋の要・不要を選別しごみ出しをするつもりでいるから
家が大変なことになるのです。
断捨離祭りなんて絶対に不可能
こんまりさんの片付けメソッドは、わたしのやり方と違って
あまり書籍など読んでいないので
無責任にあまり発言できませんが、
こんまりさんは断捨離をお祭りごとととらえて
一気にすることを勧めています。
わたしは、これは絶対できません。
毎日、
- 家を汚す家族の後始末をしながら
- 子どもの世話をしながら
- 仕事もしながら
- 自分がリラックスする時間も欲しているわたしには
そんな一気に祭りをする時間も気力もありません。
しかも、
よくわたしがキレイ好きなので友人の掃除を頼まれますが
キレイにしても100%リバウンドします。
つまり、片づけとは1日してなることではなく
日々の積み重ねであり
それを毎日行うことが自分の情緒を安定させる
人間の生活に不可欠なものととらえています。
親しい友人はわたしの家を見て
「修行僧の感覚だね。」と言います。
その通りなんです。
毎日を“今日が最後のつもりで生きる。”ことはとても難しいことですが
限りなく
1日1日リセットしながら明日を迎えるように心掛けています。
家と人柄は一致する
この居酒屋一家のように
誰も汚家で困ったことがなく平和に幸せに暮らしているのであれば、
部外者は口出しする必要がありません。
ただ、汚家に住んでいる人は総じて人様に迷惑をかけていることが多いです。
なぜなら、ズボラの精神であるため
そこに付随する事案にもズボラに対応し
迷惑を被っている人が生まれるからです。
わたしは図書館の帰りにこの居酒屋に寄ることが多いので
本をよく傍に置いて食事をしています。
必ず「なんの本読んでるの?」と見に来ます。
先日は、図書館の本ではないカレンキングストンの本を持っていたら
貸してほしいと言われて貸しました。
かれこれ3か月返ってきていません。
- まだ読んでいないから返してくれていないのか
- もう存在すら忘れてガラクタに埋もれわたしの手元には返ってこないのか
わかりませんが、
わたしの本心は返してほしいので迷惑です。
しかも彼女、彼と同棲しているのですが
支払いの督促状や
宅配の受け取り催促状を
わたしに見せ「これって詐欺じゃない?」
「支払わなければいけないもの?」と聞いてきます。
全部、支払わなければいけないものです。
つまり、自分の生活をコントロールしていない結果
支払い義務があるものを放置し
どこかの機関に督促状を作らせる作業を作り出しています。
こんな生活をしていて
「誰にも迷惑かけてないからいいじゃん。」と言いきれるでしょうか。
わたしの答えはNOですし
そんな人間でいるといつか何らかの形で自分の返ってくるので
自分を律しながら行きたいと思います。
どれだけ取り繕っても
人間の本質を見て生きている人には透けてばれます。
心穏やかな人を周りにおきたい人こそ
自分を戒めながら生活したほうが
最終的に自分の幸せへの近道です。