物質主義的価値観を知る
東京の出生率が1を切ったとかで、なぜ子どもを持ちたくない人が増えたのかよく特集されています。
みんな口を揃えて言うのが、
- 私立に行かせたり塾に行かせたり習い事をさせるのにお金がかかる
- 子どもが増えるともっと広い住居が必要になるが、これ以上は高すぎて買えないor借りられない
みたいなことです。
子どもを育てるにはとてもお金がかかります。
ただ、こんな物質主義的価値観で物事を考えていたら、節約節約が人生の主体となり、子どもどころか自分のしたいことも何もできなくなります。
何も、ド田舎の山奥で生活しろと言っているわけではなく、物質があることでしあわせになれると強く信じすぎていると、しあわせからはどんどん遠ざかる恐れがあるということをまずは知ることです。
信じられないかもしれませんが、貧乏でもめちゃくちゃしあわせな人はたくさんいます。
その反面、お金の苦労はなくても、つらい人は非常に多いのです。
しあわせな生活は、強制されることが少ない暮らし
お金がかかる生活をしていると色んな“せねばならぬ”が増えます。
まず大前提に浮上するのが『働かないといけない。稼がなければならない』です。
これがあると、自分の好き目線、居心地の良さで生活を選択できなくなるので、一気に幸福感が減ります。
せねばならぬはいろんなところに潜んでいて
- 断捨離せねばならぬ
- 節約せねばならぬ
- 貯金せねばならぬ
- (束縛強いメンズに)ラインせねばならぬ
- (嫉妬心強いまま友に)愛想を振りまかなければならぬ
- 義両親のご機嫌を取らねばならぬ
などなど、多岐にわたります。
そもそも「ブランド物なんて何の価値もないわ~。」と思っている人は返ってしあわせだったりします。
買う必要性も感じていないし、欲しいという欲求もないから、それを買うだけのお金を稼がなくていいですから。
執着やこだわりを持てば持つほど、せねばならぬは増えて、欲しいモノを手に入れられたとしても、それが原因でしあわせから遠ざかることが大いにあります。
現にわたしも、20代で給与がいい仕事に就き、自分のこだわりでカルティエやエルメス・シャネルな外車など、いいモノを買った。
手に入れられる自分は当時はしあわせだと思っていたけど、その自分のおしゃれのこだわり品があるからこそ、30代以降、処分に明け暮れる毎日を送る羽目になりました。
断捨離せねばならないというのも、強制される行動の1つにになるので、鬱陶しいものです。
(※注意点※
いいモノを経験することは非常にいいことだったと実感している。
ただ数が多く、手入れする負担や、使い切れない苦労が付きまとった。)
加齢による智恵で、なんとでもなるさ精神を鍛える

ブランド物を持つことがステータスだと感じている人だと、これだけ物価が値上がりすると、今持っているモノを手放したら二度と買えないかもという不安も生まれます。
そんな不安だらけの中に身を置くような人生設計をするのではなく、加齢と共に、モノがなくてもお金がなくても人生分の知恵でなんとかなるもんだというマインドを強化しなければいけません。
物質主義的価値観で生きていると、常に枯渇感や焦燥感があり、融通が利かなくなってくるからだの老化と共に、精神的につらくなったりします。
まだまだ先のことだと思っているかもしれませんが、思考も嗜好もある日突然変えられるものではありません。
田代まさし氏が最初に逮捕されたのち、上沼恵美子さんの番組に出演したとき、「収入はなくなったのに、生活レベルを突然下げることができず、お金のやりくりも大変になった。」と話していました。
色んな無駄遣いをしてきた人は、それが当たり前になっているので、突然なくすことは精神的にも苦痛でできないものなのです。
なら、モノやお金がない状態でも平気な自分に慣れていたらいいってことですよね。
その訓練として絶大な効果があるのが、断と捨と離だと思っています。
別に修行僧のようにお寺にこもらなくても、家にある自分のモノを見つめなおして自分の思考を修正するだけで、物質主義的価値観から離れられるのですから。
『物とお金は無くても、ちゃんと生きていける』を自分にインストールするために捨てる。
みなさんが、お金がなくても毎日アッハッハと笑えるようになることを祈りながら、わたしはきょうもいろんなモノを手放します。
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