わたしは、家の住宅ローンを35年で組みましたが、9年で完済しました。
今年買った家は、また新たに30年の住宅ローンを組みましたが、住宅ローン控除を受けられる13年で返しきるつもりです。
会社をしていると借金を資金と考える必要があるときもありますが、個人単位ではわたしは、借金はないにこしたことがないと思っています。
借金しまくりの自覚を持つ
借金と言うと、あくどい闇金からお金を借りて返済に追われている人を想像しますか?
借金という言葉を聞いてギョッとする人こそ、よく考えてほしいのですが、今の世の中、みんな借金だらけです。
- 住宅ローン
- 車のローン
- 口座引き落としになっている習い事
- 毎月のサブスク
- クレジットカードの使用
これら、ぜーんぶ借金なんですよ。
だって、前払いしていませんから。
借金は、あればあるほど、1か月先に必ず返済する必要がありますので、今、突然仕事をやめたくなったとしても、支払いが終わる1か月先まではやめられないのです。
これらが溜まって、縛りだらけの生活になっていきます。
せねばならぬが必要最低限の暮らし
家の家事も、モノが多ければすることが増える一方ですね。
何もない部屋に住んでいたら、ほうき一本で履き掃除をすれば済むけど、家具があったらそのすき間に溜まる埃を取り除いたり、収納棚もたまには磨いたり。
それと同じで、お金もモノやコトガラが多ければ多いほど払わなければ、つまりせねばならぬが増えます。
友達がいないと嘆く人がいますが、浅い付き合いをたくさんしている人は飲み会代や結婚式のご祝儀などお金がかかります。
洋服が多い人は、クリーニング代がかかります。
家で洗っていても、おしゃれ着洗いなど洗剤を色んな種類を持ちお金がかかります。
昔と比べると比でないほどモノが多い今は、ただでさえモノのために割く時間が膨大なのに、これプラス借金を作っては、人生、一生せねばならぬに終われる人生となるのです。
車のローンはあまり借金しているつもりなく組む人が多いですが、住宅ローン審査のときに引っかかるということは、“車のローンを組んでいる=身の丈にあっていない暮らしをしがちな借金野郎”とジャッジされているということですよね。
車くらいの買い物でしたら、お金を貯めて一括で買うことは不可能ではありません。
サブスクやクレジットカードの使用は、借金をしているという意識になったら、むやみやたらと買い物をしてこれ以上支払わねばならぬを増やさないはずです。
まずは、わたしたちは借金まみれであるという認識を持つこと。
意識改革です。
便利はのちの不便と引き換えに手にしていると気づく
便利だからと最新の家電を揃えると、メンテナンスに手間も費用もかかります。
ルンバも2週間に1度掃除が必要ですし、エッジやフィルターは数か月~1年に1度買い替えろと言われます。
ダイソンの空気清浄機も、1年半~2年に1度フィルター交換が必要でその都度、お金がかかります。
加湿器を使った日には、加湿器のカビ繁殖を防ぐために、掃除が必要ですし、製氷機だって電気式ケトルだって、定期的に泡わなければカビの宝庫です。
買うときは『便利だと!』という販促ワードに踊らされて、とても得した気分になりますが、後々の暮らしを考えると実は損していることが多いのです。
便利なホットカーペットも収納ケースも捨てるときにお金を取られるのですから。
いらなくなったら捨てればいいじゃんはあまりにも短絡的に考えすぎです。
快適な、身の丈にあった暮らし
実は、6~7年ぶりに洋服を(23区でパンツ)を買いました。
5年間、とにかく家族が買いこんだ洋服を減らすためにサイズ違いの洋服を着続けていたのですが、大分捨てられたので、さすがに1着くらい自分のサイズに合った洋服を着てもいいだろうと、買いました。
家族のサイズは36(7号)か38(9号)で、38は壊滅的に合わないので家族が着るモノ以外は全売り、36はわたしも着られるため2人で消費していました。
が!今回パンツを買いに行って、ビックリしたのが、わたしのピッタリサイズは30でした。
そりゃ30サイズの人が36サイズを着ていたら着にくいわな、ということで今は毎日快適な暮らしを送っています。
身の丈にあう衣類を着ることはこんなに大事なんだと実感しました。
つまり、生活レベルも身の丈にあっていることが一番、人生楽に楽しく生きられるということです。
- なぜ、自分が借金をそこまでしょいこんで、車や大きい家を買っているのか
- なぜ、支払いを1か月待ってもらってまで、給料一杯分の買い物をしているのか
- なぜ、先のボーナスまで抑えられて、高級ブランドのバッグを買っているのか
- なぜ、旦那に嫌味を言われながら、生活費を20万も30万もつかってしまっているのか
ちょっと立ち止まって考えてみると、身の丈にあっていないモノを手に入れすぎることから来る不幸をたくさん持っているということに気づくと思いますよ。
- バーキンを持つ人は、ヨーロッパでは電車になんて乗らず送り迎えのハイヤーに乗っています
- 身の丈にあった持ち家に住んでいる人は、住宅ローンの支払いに躍起になっていません
- 活きたお金の使い方をしている人は、高級ブランドを持たなくても、バカンスで2週間海外でのんびり過ごしています
- 自分の生き方を愛せている人は、モノで人を圧倒させたいなんて願望はありません
無駄に背伸びした結果、誰のことも倒せず、自分ばかりいじめていることに気づいて、来年こそは身の丈にあった暮らしを送ってください。
この潜在意識のごみが取れると、生活がガラっと変わりますよ。
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