時間に追われない

私たちは執着に屈した時、所有欲が生まれます。逆を言えば、１つ物を手放せば、執着心も所有欲も一緒に捨てられる。物質的な身軽さだけでなく、心の身軽さを求めて捨て活をすれば、未来は明るい

今できないことは未来、もっとできなくなります。例えば間違って何かを買った、届いた瞬間に返品すれば５分で済むのに、放置すると返品方法や連絡先を調べたりする無駄な作業が増えます。なので、思い立ったが吉日。今しないとどんどん未来の自分を苦しめるのです。

何故物を減らすのかをわかっていないと、捨て活は進みません。子どもは熱だすし、職場の仕事できないヤツからの仕事を突然押し付けられるし、義両親は突然家に来るし、人生イレギュラーの連続。そんな時に元々余白がないと自分が追い込まれるだけだからです。余裕のある生活を送って、イレギュラーに対応できるようになりましょう。

雨の日はノーマネーデーにして家の出入りを減らし、玄関掃除などの家事を減らす。待たされる役所仕事や銀行仕事は、雨の日の空いている日に制覇すると時間貧乏から卒業できます。雨の日の使い方で、お金と時間と家事の量に雲泥の差が生まれます。

楽に生きるためには、持ち過ぎないことです。持ち過ぎると、出張、旅行、来客などの非日常時にバタバタします。モノが少ないと、非日常事態でも普段通りのライフスタイルで対応できるから余裕ができてしあわせになる。バタバタさせる原因を排除しよう。

満足度の高い人生を送るために必要なのは、無駄なことを排除して必要無駄を楽しむことです。ガラクタにお金を使うために髪の毛を振り乱して働くより、必要ムダを楽しむ人生を。

時間に追われるのもやることが多すぎるのも、誰のせいでもなく自分が選んで起きている結果です。時間に余裕を持って暮らしたいなら、今のライフスタイルをちょっと変える。未来のハプニングを前倒しにして先に解決することです。

時間がない！と言い続ける人は、いっぱい予定があることを自慢しているのかもしれませんが、「わたしは時間配分できない無能な人間です！」とアピールしているようなもの。時間に追われている自覚があるのなら、追われないよう対策を練らないと…。