不安な人ほど、モノを増やす傾向があります。
老後が不安だから買い溜め。
健康が不安だからサプリ大量。
災害が不安だから備蓄だらけ。
気持ちはわかります。
わたし自身も、昔は「持っていた方が安心」と思っていました。
ただね、本当は逆なんです。
モノが増えるほど、人はもっと不安になります。
なぜなら、“管理しなければならないモノ”が増えるから。
老後不安で買い溜め
2019年に本格的にミニマリストになりました。
しかし、それでもなかなか捨てられなかったモノがあります。
タオルと宛名ラベルです。
宛名ラベルというのは、昔郵便局で無料配布されていた、住所を書いて貼るタイプのシール。
当時からネットオークションやフリマサイトをよく利用していたので、「これは絶対使う。」と思って大量に残していました。
ところが、その後、匿名配送が主流になった。
今では専用ラベルを印刷したり、QRコードを使ったりする時代です。
結果、当時の宛名ラベルはいまだに半分以上残っています。
タオルも同じ。
子どもが多いし、家族が毎日温泉へ行くから、フェイスタオルは大量に必要になると思っていました。
ところが、この7年間で、粗品やいただき物として新しいタオルがどんどん入ってくる。
ボロボロのタオルを手放しても、全然減らないんです。
ここで気づいたんですよね。
未来への不安が強い人って、そもそもモノへの執着も強い。
だから、“使い切って捨てる”という循環が苦手なんです。
つまり、1つのモノが異常に長く家に居座る。
そこへさらにストックを追加したらどうなるか。
人生2回あっても使い切れない量になります。
健康不安でサプリ大量
薬とサプリの山。
特に湿布。
「古新聞回収ですか?」ってくらい束で出てくることがあります。
飲みかけのサプリ、期限切れの漢方、何年前かわからない薬。
でも、それって本当に健康を守っているのでしょうか。
消費期限切れのサプリを抱え込み、換気の悪い部屋で暮らし、ホコリだらけの空間で生活する。
むしろ、そちらの方が健康リスクになっていることもあります。
健康不安から増やしたモノによって、逆に生活環境が悪化している。
これ、かなり多いです。
防災不安で収納崩壊
過去に震災を経験した方で、不安から大量の缶詰を保管している人がいました。
収納の中に、缶詰がアンデス山脈みたいに積み上がっている。
もちろん、防災意識は大事です。
ただ、わたしからすると、地震でその缶詰の下敷きになる方が怖い。
しかも、大量備蓄って管理が大変なんですよね。
賞味期限確認。
収納整理。
入れ替え。
何をどれだけ持っているか把握。
モノが増えるほど、“管理コスト”が増えます。
そして、
管理コスト
↓
ストレス増加
↓
不安増幅
という流れになる。
安心したくて増やしたはずなのに、逆に不安が強くなっていくんです。
安心は「持つ量」ではなく「管理できる量」から生まれる

たくさん持てば安心するわけじゃありません。
本当に安心できるのは、自分で把握できる量で暮らしている時です。
何がどこにあるかわかる。
必要以上に抱え込まない。
循環できる量しか持たない。
その状態の方が、人は圧倒的にラクなんです。
不安な時ほど、人はモノに頼りたくなる。
でも実際には、モノが増えるほど管理が増え、管理が増えるほど心は疲れていく。
安心って、“持つこと”ではなく、“回せること”なんですよね。
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