6年間執着心でびっしりだったのに、最近やたらと手放しても心が痛まなくなってきました。
こびりついた物質主義の感覚が削ぎ落されるまで6年もかかったと思うと、執着心や未練って怖いと改めて思います。
エンターテイメントの世界でも、執着心や未練がこじれて刑事ドラマやサスペンスやホラー映画、復讐劇が生まれます。
そもそも執着心や未練を普段から削ぎ落とす訓練をしていれば
- 失恋からの立ち直りも早いし
- 振られた腹いせに人を傷つけることもないし
- 夫婦で陣地争いをして仲たがいすることもないし
- 親に墓守を押し付けられて親子関係を悪化させることもないし
- 子どもも同級生と比べてぐれなくて済むし
- 年頃の娘さんが整形依存症にならなくて済む
- ブラック企業へのしがみつきから精神を病むこともない
こう考えると、モノを捨てるときに自分の執着心と未練を投影してケリをつけていくことが大事だとわかります。
洋服を捨てるためには、洋服に嫌悪感を持つまで着る
洋服って捨てるの苦手な人が何故か多いですよね。
捨てられない理由のトップ3は
- 高かったのにそんなに着ていない(元が取れていない)
- いざっていうときに枚数がないと困る
- 数がないと着た切り雀みたいに思われてみじめったらしい
これです。
その理由にケリをつけましょう。
高かったのにそんなに着ていないと思う場合は、今すぐその洋服に着替えて毎日着て過ごしてください。
わたしはストロベリーフィールズのデニムワンピースを持っていました。
- サイズが合っていない
- 襟ぐりが大きいためインナーを合わせるのが大変
- 着ると決めた日には、インナーの衣装替えを朝何度もする必要がある
- ウエストを絞るタイプのワンピのため、ぺちゃパイ&ポッコリお腹のわたしは妊婦さんみたいに見える
こ~んなに捨てたらいい理由があるのに、6年も捨てられなかったんです。
何故かって、
- ワンピース自体のデザインはかわいい
- デニムの素材がとてもよく肌触りがよかった
- 全然着倒してないから
この3つの理由です。
3つのメリットを4つのデメリットが打ち消している事実を実感して、捨てるためにはどうするかって、毎日着続けることです。
毎日着続けることで、3つのメリットより4つのデメリットの方がどれほど自分に甚大な影響を与えていて、ミニストレスから本物のストレスになっているのかを体感するのです。
モノに負の感情を乗せて捨て、部屋も心もスッキリさせる
毎日着続けることで
- サイズが大きいことで顔周りが非常に不細工になっていることを毎日実感(※ちなみに、杏は会社のデスクに鏡を置いています。似合わないコスメ発見にも役立つ。)
- サイズが合っていないことで、肩が凝ったり腰を痛めたりし不快感が増す
- お腹が出ているのが目立って自己肯定感がだだ下がり

こうなってくると、どれだけ高かろうが、その服に嫌気がさしてきて手放せます。
からだが拒否反応を示すと、売ることにも意識がいかず捨てられます。
DV夫から逃れたい一心で、慰謝料も何もいらないからとにかく離婚してくれー!と願う心理と同じです。
もう着ないけど売ろうと1年も2年もメルカリに出品し続けているのは、執着が剥がれたことにはなりません。
嫌、嫌いっていう強い感情に助けてもらって捨てるのはとても理にかなっています。
うつ傾向が強いわたしは、「しあわせになろうよ。」といういい子ぶりっ子ワードより、「嫌いなことはどんどん排除しようよ。」の方がすんなり入ってきます。
嫌な過去から抜け出せないのも、不快な思い出の方がより濃く心に残るからです。
自己肯定感を上げる努力をするのではなく自己肯定感を下げないために、似合っていない自分が我慢している服を捨てるのです。
逆手にとって嫌な感情を利用したら、洋服やモノなんてあっという間に手放せる自分になります。
どうぞネガティブキャンペーンをうまく使って、スッキリしてみてください。
嫌な感情を持っているモノを手放すと、感情も一緒に浄化されて気持ちがスッキリしますよ。
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