読者のご質問にお答えする記事、2日目です。
たけちゃんさんから、趣味のモノと家族のモノの扱い方についてご質問をいただき、昨日は、趣味のモノに関しての記事をアップしました。
きょうは、たけちゃんが気になっている奥様の行動についてのお話をしたいと思います。
人のモノは全部ごみに見える現象を知る
まずスタート地点に立つ前に、1つ心しておいてほしいことがあります。
それは、ご自身が『部屋を片付けよう!これからモノを減らしてシンプルに暮らしていこう!』と心に決めたとき、他人のモノが全部ごみに見える現象が起きるということです。
そもそもたけちゃんは、まだご自身のモノをどうにもこうにもし切れていないのに、奥様の行動やモノを心配するには気が早すぎます。
文章には人柄や性格が出ますが、たけちゃんは、きっちりされていて、計画性があるタイプだと思います。
なので、余計に、現在の奥様の行動が気になると思いますが、とりあえず今はご自身のことに集中しましょう。
人の行動はコントロールできない
まだ、しつこく言いますが、残念ながら、人の行動は絶対に自分の思い通りにさせることができません。
どれだけ、自分がいいと思っていることでも、他人にとってはただの押し付けになることがあります。
わたしはミニマリストを公言していますが、数少ないわたしの友人でわたしの行動に感銘を受けて『自分もミニマル生活を送ってみたい!』と言ってきた人間は誰もいません。
なぜ、口酸っぱく言うかというと、人の賛辞や感謝・共感に期待して断捨離を始めると、挫折しやすいからです。
家族や他人への期待が大きいほど、残念感が増して、自分自身が自暴自棄になり元さやどころか事態が悪化(モノをもっと増やすなど)することがあるからです。
自分自身が、他人のロールモデルになる
ただ、毎日同じ屋根の下で暮らす家族となると、わたしの行動に影響を受けて、
- 自ら手放す
- 買い物の仕方が変わった
- 貰い物を当日中にどうにかしようとしてきた
と行動は変わりました。
一緒に生活していない友人は、一緒に行動しているときのわたしの行動に影響を受けて、モノを減らそうとする人はいました。
- 家に遊びに来ているときに、細かい何かのパスワードなんかがさっと出てくるわたしに影響を受けて、紙類の整理を始めた友人や
- 自分のアメブロにログインできなくなり混乱している友人を手助けしたことで、デジタル断捨離を始めたり(わたしはログインIDはすべて単語登録してある)
- 「忙しい」が口癖の友人が、いつも暇そうなわたしを見てモノを減らし始めたり
つまり…
人は人に勧められたことを始めるのではなく、自分が『何かを変えたい!』と強く思ったときに、参考になりそうな人の行動をロールモデルとして取り入れる傾向にあるということです。
なので、たけちゃん家では、奥さんやお子さんがイライラしたときや困難にぶち当たったときの解決法に、たけちゃん自身がなればいいのです。
我が家では、
- きちんと掃除して家を管理している割に、休みの日はビール片手に韓ドラを観続けているだけのわたしを横目に「どうやらモノが少ないと、優雅な時間が増えるらしい。」
- 何か大きい買い物がしたいときに、わたしが財務大臣を快く引き受けることから、「どうやら買わない暮らしを送っているアイツは、いつもお金に余裕があるみたい。」
と羨ましがって、わたしの行動パターンを真似るようになってきました。
昔は、言ってましたよ。
手土産やお土産やプレゼントを貰ったその日に出品するわたしを見て、ぎゃーすか、わたし批判をしていました。
オンナは、頼りになる旦那の意見はちゃんと取り入れる
とってもきれいなタレントさん、高橋ユウさんってご存じですか?
高橋ユウさんは、夫の卜部弘嵩さんと結婚する前、全くミニマリストではありませんでした。
付き合って初めてのクリスマスに高橋ユウさんは何かプレゼントを贈ったのですが、卜部さんからはプレゼントなし。
しかも高橋さんがあげたプレゼントを、卜部さんが愛用することはありませんでした。
最初こそ、少しショックを受けた高橋さんでしたが、お付き合いを続けていくうちに卜部さんの理にかなった行動に、モノに振り回されない魅力に気づき、夫婦そろってミニマリストです、現在。
女性は、惹かれている・尊敬している男性の行動は自分にインストールする生き物です。
奥様が旦那様の趣味のモノに頭を抱えているパターンより、比較的簡単にミニマリスト移行できるとも思います。
(旦那がミニマリスト妻の行動を真似るより、妻がミニマリスト夫の行動を真似る方が確率が高い。)
男性は、女性に言われることに頭ごなしに反発したがるところがありますから。
旦那が工具をたくさん持っている
→日曜大工を快くしてくれて、妻が助かっている
旦那がミニマリストでお金がかからない
→子どもの教育費用を快く出してくれて、妻は旦那を頼りにしている
旦那がミニマリストで家にいるのが好き
→クリスマスや節分など家で楽しんでくれるので、妻はワンオペ家事ではなく夫の存在に感謝している。
こうなると、
- 工具をいっぱい持っている旦那を疎ましく思わないし
- ミニマル生活に魅力を感じて、自分もそうなっていくし
- 亭主元気で留守がいいなんて扱いもしません。
夫婦円満は、モノを減らすのに非常に役立ちます。
オンナは謝罪してくれない案件を一生覚えている

たけちゃんは、今奥様の行動が気になると思いますが、同じ女性から言うと、たけちゃんが個展を行ったときの散財っぷりを今でも恨みつらみに思っている可能性があります。
ミニマリスを目指す旦那さんからの相談で、多いのですが…
奥さんからすると「あんたは過去勝手に散財しといて、急に何を言ってんの!」状態で、妻が非協力的スタートのことが多いです。
自分だけ散財してある日突然、自己反省もせず(奥様に直接謝っていないと、していてもしていないとみなす、女性は)モノを捨て始めると、オンナは余計に逆の行動に出るでしょう。
どうするか。
自分の過去を反省していていることをちゃんと明確に奥様に伝えてください。
- あのときは、副業のためとは言え、お金使っちゃってごめんね
- 相談すればよかったね
- 今度ああいうシチュエーションになったら、どうしてほしい?
- どうするのがベストだと思う?
- これからは、家族みんなが豊かに暮らしたいと思っているんだ
- まずは俺が行動に移すから、がんばりを見てみてね
などなどです。
オンナは話すと安心します。
他人の気になる行動は自分に置き換えて、自分が先にクリアする
たけちゃんが気になる奥様の行動を箇条書きにしてくれていました。
- 子供(4人います)と行ったサーティワンアイスクリームのピンクのスプーンをストック
- 割り箸をストック
- 誰も使っていない大皿をストック
- 保存袋の各サイズのストック
- カップラーメンなどの即席系をよく夜に食べること
- 子供に買い与えるトミカなどの車種のダブリ
- 百均に子供とよく行く
人のことって、本当によくわかりますよね。
その分、自分のことはよくわからない生き物です、人間は。
他人の行動が気になったらその行動を全部自分に当てはめて、先に自分がクリアしてしまいましょう。
・子供(4人います)と行ったサーティワンアイスクリームのピンクのスプーンをストック
→たけちゃんにとっての子ども(美術作品)を発表した個展時のポストカードをストック
・割り箸をストック→筆をストック
・誰も使っていない大皿をストック→使用頻度の低いイーゼルをストック
・子供に買い与えるトミカなどの車種のダブリ→6TBのHHDのダブり
こんな風に、気になった行動を今は自分に置き換えて、自分が全部クリアしてしまってください。
奥さんに「ちょっと割り箸のストック、多いんちゃう?」という権利があるのは、たけちゃんの筆のストックがゼロになって、今使っている1本だけになったときだけです。
先に行動を起こして自分が改善していると、たけちゃんの変化も速まり、家族がたけちゃんに影響を受ける日も早くやってくるでしょう。
最初に手出ししていいのは、自分が家事を担当しているエリアから
あと、家のことは女性の方がたくさんしていると思うのですが、たけちゃんの家ではどうでしょうか?
家族全員で断捨離をする場合は、話し合いが必要です。
じっくり話し合いもせず、奥様の陣地であるキッチンなんかに夫が手を出すと、絶対にうまくいきません。
自分の成功体験を見せるために、断捨離をしたいのなら…
共有部分であり、たけちゃんの方が家事負担が大きいところを断捨離し切ってください。
わたしは家族のモノに口出ししないように気をつけていますが、差があります。
- お金に関すること(通帳や口座や〇〇カードなど)
→管理者がわたしなので、家族に口出しする余地はないし、されてもガン無視
逆に家族の通帳が多すぎたりすると、強要はしないけど「減らしたら?」くらいの提案はする - 大工系のこと(ドライバーやネジやボンドや金づちやスクレーパーなど)
→大きな作業はわたしが家族を顎で使って(?笑)、オトコ組にさせるので、道具の見直しは提案するが決定権は任せてある
捨てなくても文句言わないし、不平も思わないようにしている
こんな風に自分が管理していない分野だと口出しされたり、勝手に捨てられたり、捨ててくれなかったりしてもそんなに腹が立ちません。
なので、たけちゃんの管理エリアが
- 完璧にモノが少なく
- 配置もみんなが使いやすく
- 置き方も美しく
- 掃除などの手入れもかんたんに出来
- パワースポットになり得る
こんな風になると、ミニマル生活に興味を持ってくれると思います。
愛は、汚部屋もごみ屋敷も散財も生まない
最後になりましたが、奥様は今、お母さんを亡くしたばかりなので、
奥さんにモノをどうたら言うのは適正な時期ではないと思います。
項目3に少し被るのですが…
わたしの知り合いに、仲が良くお互いに信頼しあっている老夫婦がいます。
奥さんのお母さんが亡くなったとき、旦那さんが
「お義母さんのモノの断捨離、僕がしてあげようか?自分の母親のモノだと思い入れが強くてできないんじゃない?辛くなるんじゃない?どうしても残してほしいモノだけ言ってくれたら持ってくるから、それだけを君が選択したら?」
と提案して、奥さんはそれはそれは喜んで感謝していました。
結局、お母さんの下着や洋服などの日用品は旦那さんが全部捨ててくれたので、親のモノの整理に苦労した経験はないと彼女は言っていました。
愛は、混乱を遠ざけます。
わたしが一切の杏家のお金の権限を持っているのも、
“杏は自分のためでなく、家族のためにお金を使いたがる”
“問題であるくらい他人を信用せず騙されない”
“楽して儲けよう魂胆がゼロで投資で失敗という危険性もない”
“お金持ちが偉いとも思っていないので、身の丈に合っていない寄付をすることもない”
こういったことが、家族全員の共通意識だからです。
たけちゃんも、ご自身がすがすがしく生きていたら、家族にいい影響が伝染すると思います。
奥さんに、ミニマリスト本や、杏のブログをシェアするのももちろん手ですよ。
時期を見てね😉
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