朝から突然の来客があり、更新が遅くなりました。
きょうは、takeChaNさんからいただいたメッセージが、引用可となっていましたので、きょうの記事にしたいと思います。
【趣味のものが諦められない…けどやっていない&家族の行動と物が気になる】
ミニマリスト杏様、初めまして。
takeChaN(男性)と申します。
10月頃から杏さんのブログを拝読していて、私も影響を受けています。
私は、今年始めから物が多いのにイライラし始め、手放している状況です。
副収入を得るために、モノが増えた
私は、絵を売るために絵画個展を始めようと、画家の方のコンテンツを購入し、絵を描きブログを書きブログやSNSで発信していました。
なぜ絵を始めようと思ったのかといいますと、あるとき会社に理不尽な業務を命じられたため(そもそも一人でやれる業務量ではない・上の人間が下の人間に教える教育制度がない・技術者をごっそりやめさせたにもかかわらず技術を知らない会社に残った人間に業務を任せようとするなど…)会社に頼らずに副収入を得たいと考えたからです。
絵に関しては、二年前に40歳を超えて初めて念願の個展を開催しました。(過去にカフェバーで展示経験あり)SNSやブログで告知したところ、家族や親戚を含め50名ほどの方に来ていただきました。中にはSNSを通じて初めてお会いした方もいらしゃいます。とても良い経験になりました。
ですが、結果的に絵は一枚も売れず自宅には額装をした絵が大小合わせて30点以上残りました。
また、
・画材代
・ポストカード代
・パンフレット代
・印刷代
・紙代
・DM代
・会場代
などなど、さまざまなお金がなくなっていきました。
もちろん個展一度きりで絵が売れるなんて思ってもいません。何回か開催してファンが付き売れていくのだと思います。しかし、このまま続けていけば生活費が大変なことになると思い、その後は自宅で絵を描くことだけにとどめています。
絵を描くことはもともと好きでした。
でも、今昔のように好きかと言われればわかりません。
そもそも、本当に好きであれば40代の前に個展のことを考えていたし、何度も個展をやっていたと思います。
幼い頃、親戚のおばさんに褒められた経験から、絵は続けようと思って描いたり描かなかったりの繰り返しでした。
また、絵とブログを描くためにデジタルのものも増えていきました。
・一眼レフで撮った写真(高速連写)
・制作動画
・コンテンツ購入
・フリー画像のアカウント作成
・アイデアツールのアカウント作成
・ネット通販サイトのアカウント作成
などなど、実物だけでなくデジタルデータも増えていきました。
デジタルデータが増えていくと、容量の多いHDDも必要になり、6TBのHDDを2つも購入してしまいました。
ここまでくると、ただのコレクターです。
「いつか使うかもしれない」「描けるかもしれないから撮影しておこう」など今のことを考えていません。
そのうち、私の部屋も家(一軒家)の中ももので溢れてイライラしはじめました。
妻はいつもイライラしています。(子供のことや物のこと)
一方、私には体のサインがあったのか、今年の1月ころからイライラして自分のものを手放し始めました。
2月には妻の義母が亡くなり、今度は妻が自宅に(実家から車で15分ほど)実家のものを持ち込むようになりました。多分、お母さんが使っていたからと持ち込んだのでしょう。妻の気持ちはわかっているつもりですが、ものは増やしてほしくないです。
そんな感じで前置きは長くなりましたが、趣味(絵)のものを諦めてすべて手放したほうが良いのか迷っています。
・油絵の具
・キャンバス
・筆(海外)
・イーゼル
・その他道具
「そもそも捨てるとか考えている時点で不要なもの、だから捨てたほうがよい」ことはわかっています。でも、踏ん切りがつきません。
一方デジタルの処分は、アカウントの削除をしまくっています。また、デジタル写真もダブりやブレているものは完全削除しています。
家族のモノまで、自分を追い詰める
そのうち、私の部屋も家(一軒家)の中ももので溢れてイライラしはじめました。
妻はいつもイライラしています。(子供のことや物のこと)
一方、私には体のサインがあったのか、今年の1月ころからイライラして自分のものを手放し始めました。
2月には妻の義母が亡くなり、今度は妻が自宅に(実家から車で15分ほど)実家のものを持ち込むようになりました。多分、お母さんが使っていたからと持ち込んだのでしょう。妻の気持ちはわかっているつもりですが、ものは増やしてほしくないです。
そんな感じで前置きは長くなりましたが、趣味(絵)のものを諦めてすべて手放したほうが良いのか迷っています。
・油絵の具
・キャンバス
・筆(海外)
・イーゼル
・その他道具
「そもそも捨てるとか考えている時点で不要なもの、だから捨てたほうがよい」ことはわかっています。でも、踏ん切りがつきません。
一方デジタルの処分は、アカウントの削除をしまくっています。また、デジタル写真もダブりやブレているものは完全削除しています。
また、妻の行動も気になります。
・子供(4人います)と行ったサーティワンアイスクリームのピンクのスプーンをストック
・割り箸をストック
・誰も使っていない大皿をストック
・保存袋の各サイズのストック
・カップラーメンなどの即席系をよく夜に食べること
・子供に買い与えるトミカなどの車種のダブリ
・百均に子供とよく行く
などなどです。
妻の行動を変えるにはまだ私の行動が伴っていないのは承知しております。
私は、杏さんのブログを拝読して40を超えて初めて気づきました。
「自分は増やすことしか考えていなかった」と。
買っては捨て買っては捨てを繰り返していました。
杏さんのように「買わない」ことを考えていませんでした。
家族にも杏さんのような意識を植え付けていきたいです。
長くなりましたが、タイトルにもあるように趣味のものが諦められない…けどやっていない&家族の行動と物が気になります。
また、お気に入りの最小限のもので暮らしていきたいと思っています。
私は田舎育ちで高卒で上京してきて一人暮らしや引っ越しを何度か経験してきて、一人暮らしのときはお気に入りのものに囲まれていた時期がありました。あのころの状態を取り戻したいです。
杏さん、なにかご意見ございましたらよろしくおねがいいたします。
長文失礼いたしました。
たけちゃんさんはじめまして。
最近、杏のブログを発見してくださりありがとうございます。
とても嬉しいです。
たけちゃんは、わたしに相談してくださったのですが、とても理路整然とご自身の置かれている状況を書かれていて、すでに道筋が決まっているように思います。
大体、相談してこられる方はパニック状態に陥っている最中に連絡をくれることが多いので、文章にもその様子が出ます。
ですがたけちゃんは、
- ご自身の家の現状を把握しているし
- ご自身の精神状態を自己分析できているし
- ご家族との関係性の改善したい点もわかっているし
- ご自身の問題の解決のために何をどうしたらいいか
それも全部わかっていらっしゃる。
行動に移してもいいきっかけが欲しいだけなんですよね。
そのきっかけにわたしがなれればいいのですが…。
たけちゃんも書いているように、たけちゃんの今の悩みは、趣味のモノを諦めたいことと家族にも捨てさせたいこの2点です。
長くなるので、きょうは趣味のモノに関しての記事を書きたいと思います。
趣味はなくてもしあわせになれる
たけちゃんは、副業のために始められた絵を描くということですが、今は絵を副業にする考えは捨て去っていますね。
ということは、今後、自分の趣味として絵を描くことを残し続けるか、ここで一旦捨て去るか悩んでいるんだと思います。
趣味のモノが捨てられないという声をよく聞きますが、なぜそう思うと思いますか?
みなさん「趣味は持っていた方がいい。」と強く信じているからです。
もちろん趣味があると、人生を豊かにしてくれるし、自分の気持ちも明るくしてくれます。
ただですよ、ウィキペディアによると、
趣味とは
と書かれています。
たけちゃんは、個展をされる前も、個人の趣味に留めている現在も、絵を描くという行為を好んで習慣的に繰り返し行ってはいないし、熱中してされている段階は過ぎ去っていますよね。
ご自身でも分析されているように。
となると、趣味は持っていた方がいい呪縛に囚われているところもあると思います。
そもそも趣味なんてなくても、人間は十分に人生を豊かに過ごせるようにできています。
昔と違って生活にかかる時間が圧倒的に少なくなったので、暇つぶし要素がないと不安と思う人が多いようですが、趣味はなくても生きていけます。
趣味を持っておかなければと思いすぎると、わたしのゴルフクラブを捨てられない現象みたいなことが起きます。
このときのわたしの精神状態とたけちゃんの今の精神状態は似ていると思います。
集めた趣味のモノにほとほと嫌気がさしているのだけど、趣味程度には絵を描く自分の方がいいと強く思っていてそれを手放せない状態。
あと、回収できないサンクコストをもったいないと思ってしまって。
趣味のモノはなくても趣味は継続できる
まず、趣味のモノを捨てても趣味はなくならないし続けられます。
わたしは、アシュタンガヨガという結構、ヨガに心酔している人たちに交じってヨガをしています。
講師陣も生徒も、ヨガが最優先!みたいなところがあるので、定番のグッズを買わないことにすごく白い目で見られます。
例えば、ヨガをしている人はルルレモンというブランドのウエアやマンドゥカというブランドのヨガマット、ブロックやゴムなどなどいろいろ買い揃えています。
わたしは何も持っていませんが、ヨガは5年ほど続けています。
運動専用のゴムはなくてもタオルで代用しているし、ブロックがなくてもクッションを使ったりしています。
ちなみに、近所のジムへも行っていますが、エアロビをするときのスニーカーはかつての外履きスニーカーを洗ったモノで、運動用の専用スニーカーではありません。
たけちゃんも、集めた
・油絵の具
・キャンバス
・筆(海外)
・イーゼル
・その他道具
など、その全部がなければ絶対に絵が描けないなんてことはないと思います。
道具がたくさんいらない、えんぴつで書く絵を描いたっていいわけです。
絵を描く仲間はいないんでしょうか?
たまに書きたくなるなら、その都度、諸経費は払う代わりに友人宅で書かせてもらう手もあります。
たけちゃんみたいに道具を邪魔に思わないくらい絵を描くことに心酔している強者はいます。
その筋に心酔している人は道具もたくさん持っているし、自分の趣味が人に認められることが嬉しいから喜んで貸してくれたりするものです。
どこか、手ぶらで絵を描くことを楽しめる施設がないかも合わせて調べてみるといいでしょう。
わたしは写真同好会に家を1軒貸しています。
大の大人が趣味のために集まってなんやかんやしているようですが、「自分のカメラを持っていなくても参加できる。」とうたっていますよ。
自分の筆でないと…とかこだわりがあるかと思いますが、もう既に自分の趣味のモノを疎ましがり始めているのですから、何かは諦めてみるのもありだと思います。
わたしはゴルフクラブを捨てようかと父に相談したら「ゴルフなんて自分のクラブじゃないと絶対にちゃんと打てない!」とバカにされました。
しかし、わたしは、ちゃんと打つことには既に興味はなく、たとえコースを回ったときに、全部きちんと打てなくてもストレスでもなんでもないのです。
ただ、旅行先で友人に誘われたときにわたしだけがゴルフができず、友人の日程を変えさせる必要が出ない程度にゴルフができたら十分なのです。
迷うときは、全捨てではなくとりあえず1つ捨ててみる
捨て始めのときに勧めていることが、間引く方法です。
今、たけちゃんは0か100かみたいな強迫観念に駆られています。
捨て始めって、今から家の中のモノをぜ~んぶ捨てる勇気が必要だと思い込んで、なかなか行動に移してくれないのですが、それは完璧主義思考からくる間違った考え方。
今邪魔だなと思うものを1つ2つだけでも捨てられる人が、すっきりした空間の部屋を手に入れることができるのです。
となるとですよ、筆をごっそり捨てなくてもOK。
筆を10本から半分に減らしてみようとか、まずは間引く捨て方を自分の日常にしてほしいのです。
捨てづらい写真はこの方法で捨てることをおススメしています。
アルバムを全部捨てるとなるとギョッとするでしょう。
アルバムに貼られていたとしても、自分が残さなくていいやと思う写真はぺりっと剝して捨てる。
アルバムに貼られている写真が半分になったら、アルバムから残った写真を剝して、アルバム自体を捨てる。
そんなこんなしている内に捨てる作業が日常になるのです。
わたしは、かつての職の名刺を捨てられないときがありました。
捨て始めたときは、一気に捨てることができずに、A社の名刺10枚・B社の名刺10枚・C者の名刺10枚と10枚ずつだけ残しました。
1年後に1枚ずつだけ残して、あとは全部捨てました。
もちろん、その後は写真で残すことにして、全部捨てることができました。
捨てている内に捨てられるようになってきますから、とにもかくにも1つか2つ捨て始めることです。
捨てるのが嫌ならジモティで誰かにあげてもいいし、メルカリで売ってもいいでしょう。
ただ、たけちゃんは、どうやら真面目できっちりしてそうだから、梱包材を揃えたり発送用の紙袋を買ったりしては絶対にしてはいけません。
あるモノで発送できる範囲のみです。
あるいは、どれだけこれからたくさん売ると思っても、封筒100枚入りとかは買ってはいけません。
ご自身でもわかっているように、長い間買う方だけに意識を向けて生きてきたのですから、これからは家から出す、買わない、使い切る、あげる、誰かに使ってもらうことに意識を向けて生活してみてください。
今すぐにでも捨て始められるようにアドバイスしました。
奥様の話は次回にしますね。
読みながら、5個くらい捨てていることを祈って…記事アップします♡
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買わない杏が買ってよかったモノ