モノの量が適量の家はまだまだ少数派
贈り物はなるべくしない。
どうしてもする必要があるときは、なるべく消えてなくなるモノ。
ミニマリストの誇りを持って、贈り物は、できるだけ相手の家を今以上にモノで溢れさせないよう配慮しています。
仕事柄、大豪邸から掘っ立て小屋みたいな家まで行くのですが、我が家より掃除が行き届いていて、モノが適量な家に出会ったことがありません。
どちらかはあります。
- 家政婦さんがいて掃除は行き届いている、けど、モノが多くて残念
- モノは少な目、でも掃除が行き届いていなくてちょっと残念
わたしが存じ上げている書籍やブログ・SNSで発信されているミニマリストさん宅みたいな家には、まだ直接会ったことがありません。
そんなこんなで、「これ以上みなさまの自宅にモノを増やしたくない!!」と切に願っているため、贈り物には慎重です。
ちなみにミニマリストさんあるあるなのか、みなさんに聞いてみたいのですが…
街を歩いていても、ガレージにとんでもない数のモノを押し込んでいたり、家の周りに壊れた雑貨やガラクタが積み上げられていると気持ち悪くなりません?笑
わたしは、ピンポーンとインターフォンを押して「片付け手伝いましょうか?」と言ってしまいそうな衝動にかられます。
モノに頼る物質主義価値観を手放す
ミニマリスト側からの贈り物は慎重になるのですが、その反対はまだまだ制限がなくて困ることが多いです。
物質主義社会では、モノさえ与えておけばご機嫌を取れるという文化があります。
わたしがかつてのクルーでとても大嫌いな上司がいたのですが、友人に相談したときに「毎回、飴でもあげてご機嫌取っておき。」とアドバイスを受けました。→人との距離感を保つために
また、提携先の会社はよく失敗をする会社だったのですが、謝罪と共に毎回何かをくれました。
雑貨やお菓子など、失敗するたびにモノを持ってくる。
そのときにくれたブランケットは、うちのわんこがまだ愛用しています。
たまたまわたしがミニマリストだったため、わんこが気に入ったブランケット以外は全部手放していますが、一般家庭なら絶対に使わないままクローゼットに押し込まれることでしょう。
気軽に、ご機嫌伺いで何かを渡して置けばいいやっていう文化はそろそろ手放しましょう。
これからの日本はもっとミニマリストが増えて、あげれば逆効果ってことが増えると思います。
プレゼントは、捨ててもいい権利をあげよう
わたし最近誕生日を迎えたのですが、特別な外食も自分へのモノのプレゼントもなく普段通りの1日を過ごしました。
ただ、1つだけ自分にプレゼントしたのがモノではなく、「きょう1日は、環境のこと・人のこと・少し先のこと・過去のこと・先祖のこと・親のこと・友人のこと・モノの気持ち・子どもの気持ち、何にも配慮せず、自分が捨てたいように捨てまくる権利」です。
普段なら、
- これくらいで捨てたら贅沢かしら?
- プラスチックのごみを増やしてエコじゃないよね?
- 譲り先見つけた方がいいよね?
- これ捨てたら○○が悲しむかな?
- 子どものモノばかり捨てて、自分のモノ捨てないって親としてダメよね?
- せっかくくれたのに、今度会ったとき身につけてた方がいいよね?
- あれば便利だし来月の旅行で使うかもしれない?
こういった捨てないための言い訳も判断ミスを恐れての先延ばし癖も、誕生日だけはぜ~んぶ何も考えず自己中心でOK!としました。
おもしろいくらい捨てました。
わたしは生真面目で面白味もなんもない性格なので、捨てることも哲学的に考え、捨てたいけどごみにしてはいけないとか結構ストレスが多いのです。
それが、誕生日くらいは捨てたいモノを捨て、お金の心配もせず、人の気持ちなんて考えもせずに過ごせる権利をもらえたら、めちゃくちゃしあわせで楽しい1日を過ごせました。
当日に送られてきたお花も、オアシス(花の給水スポンジ/緑色の)を捨てたいのでアレンジメントを解いて、コップに挿しかえて捨てました。
捨てたいモノを捨てられただけで、瞬間湯沸かし器で般若の面をよくするわたしが、微笑んだりしていて自分でもびっくり。
みなさんも月に1回くらいは、自己中心デー作ってみてください。
普段どれくらい、旦那優先・子ども優先・親優先して自分を大事にしていないか気づくと思います。
自分がしあわせでないと、周りをしあわせにできないを体感する訓練になります。
きょうは、その月1の日ではありませんが、ブログを読んでくださったお礼に、わたしがみなさんに何でも捨ててOK、自己中心でOKの権利をプレゼントします。
よい1日をお過ごしください♡
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