基本、そのモノに価値を見出すのは自分だけと思っておく
モノを捨てる毎日を送っていると、家族や彼や友人のモノまでごみに見えてくる現象が起きますよね。
それほど、モノって自分だけに価値があって、他人には全く無価値だってことです。
わたしにとって、家にあるブランド物全部売りさばくことと、故人のモノを捨て去ること、どちらかを選択しろって言われたら、絶対にブランド物を売る方を選択します。
きっと、友人たちに相談すると反対されるでしょう。
それほど、自分のモノは自分にしか価値がないと知っておく。
知っているだけで、モノとの距離感を適正に保てるようになります。
恋は盲目って言葉があるように、現実を知らないから執着したり、必要以上に崇めてしまったりするのですよ。
わたしは、アシュタンガヨガの生徒ですが、そこの生徒さんも先生の信者みたいな人が多いです。
わたしは、みんなの教祖様であるインストラクターに指導されたことでも、納得できないことはできないし、しろって言われてもしたくないことはしません。
インストラクターが絶対ではないから。
自分自身、責任を持ってしあわせに生きるということは選択を相手に委(ゆだ)ねないことです。
モノを管理できるのは、自分がしあわせな経済状況にいるからであり、基本無駄金を払っているだけのことが多い
委ねると言えば、相続や墓守りも委ねられたものの1つですね。
松本明子さんがお父様に「家を頼む。」と言われて、20年近く何千万円も維持費を払いながら空き家を管理し続けた話は、ミニマリスト界では有名な話ですね。
(それにしても、文字に起こすと本当に滑稽ですよね。空き家に何千万円とか笑えます。)
困ったことに、日本銀行の資金循環統計によると、個人を示す家計部門の金融資産は2021年9月末時点で約2,000兆円(単純計算で、1人当たり約1,600万円)と、日本人、ちょっぴりお金に余裕があるのが難。
これが昔の戦後みたいに、米1粒でも欲しいような状況だったら、ある反物や着物を換金するでしょう。
焼け野原になった家のがれきを大事に置いておくことも不可能でしょう。
それが、少しばかり裕福になってしまった日本人は相続された遠い遠い地方の家の固定資産税を払うことも、交通費を捻出することもできてしまいます。
日本人、きっちりしてるからつもり貯金とかしてしまって維持できてしまうんですよね。
親のモノをわだかまりなくルンルンで捨てられる子どもなんていない
松本明子さんみたいに、親の想いを受け継いで苦労した人は、きっと自分の子どもには同じような思いをさせないように後始末をきちんとするでしょう。
ここで問題になるのは、親の死でそんな苦労をしたことのない人たちです。
大きな迷惑を被ったことがないから、「お金で解決できるでしょ、それくらいのお金は残して死にますよ!」「死んだら全部捨ててくれていいから!!」という無責任な発言と共に死のうとしているのでしょうが、そう簡単にはいかないのが子どもってもんです。
- 親の思い出が詰まったもの、
- 親が自分を育てるのに苦労してくれた証
親が自分に見せてくれた生き様が透けて見えるモノを、親にはどれだけ冷たい息子・娘に映っていたとしても、心の葛藤があります。
100%絶対に。
親は子どもを愛せない人もいますが、親を最初から嫌いになる子どもはいません。
親への期待を裏切られ続けて結果嫌いになることはあっても、親に好かれたいというのは子どもの本能ですから、どれだけ生前、関係性が悪くても、親の荷物を処分するのは心がざわつくことなんです。
自分は親の荷物で苦労したことがなくても、ママ友に要らないモノを貰って苦労したことや、欲しくもない結婚式の引き出物で苦労した経験があるでしょう、だれにでも。
そういった、人にされて嫌だった想いを他人にさせない。
それが潔くあの世へ還るってことにもなると思います。
今捨てられない人は、60歳になっても80歳になっても捨てれれない人を続ける
なので、今から捨てておいてください。
捨て慣れていない大人が、老人になると、捨てられない老人になります。
喚いている老人を見かけますが、前頭葉が萎縮やへっちゃくれの前に、そんな老人の過去は、癇癪を起こす若者でした。
今できないことは、今できるように変えないと、未来、突然できるようになるなんてことは絶対にないですからね。
「いつか捨てる。」と言っている人は、10年後も「いつか捨てる。」と言うのです。
自分の執着心をモノに込めて、そのモノの邪気で子どもを困らせない
わたしの父は、お地蔵さんを買い集めるのがかつての趣味で結構な数があります。
【永久保存版】買わないわたしが買った物/ストレスフリーになるために②
父が死んだら数個だけを残して、速攻捨ててやろうと思っています。
わたしの母は、買い物依存症です。
5年前までは新品タグ付きの洋服、バッグ、ストッキング、靴下、ヒートテック、パジャマ、部屋着、財布、服飾小物、ストール、カチューシャ、ドレス、ピンヒール、ジーンズ、靴、植木鉢、ブランド物の箱・リボン・シール・ノベルティグッズなどなどなど。
片付けが得意なだけあって、1戸建ての家がショップのように、キレイに配置されて持っていました。
この5年でわたしの考えに納得してなくしましたが、モノへの執着心は強めです。
母が死んだら、母のモノ、どういう順番でどういう経緯で手放そうか、今から悩んでいます。
わかりますか?わたしの両親の違い。
- モノへの執着がない父のモノは、わたしも執着なく捨てられるのですが
- 執着が強い母のモノは、モノを通して母の想いがわかるので捨てづらいのです。
これが死んでしまってもう逢えない人になると、もっと捨てられなくなります。
だから、苦痛を子どもに与えないためにも、自分で後始末してくれよってことなんですよね。
子どもが大事なら、子どもが実感を片付けなくていい家に仕上げてから旅立ちましょう。
捨て始めると楽しくなると思います。
必ず、手放すと何かしら新しい気持ちのいいコトが舞い込んできますから。
わたしなんて、もう大きく手放すモノがなくて、大きな変化を感じられず、まだまだ片付いていない家にお住いのみんなが羨ましいくらいです。笑
舞い込んだ何かのシェア、楽しみに待っていますね~!
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