普段通りでない日に、捨てるモノを見つける暮らし
きのうは、ニュージーランド人のご近所さんがしばらく日本に離れるとのことで、日中にお茶しました。
- 仕事中に、いつものルーティーンと違うイベント(友人とお茶ね)が入ったことと、
- 脳みそを英語に切り替えること、(英語から日本語に戻すにも時間がかかり、仕事が捗らない)
- きのうは自炊の日ではなかったこと、(食事場所を選択しなければいけない)
- 子どもの面倒を見るのがわたし1人しかいなかったこと、
- そんな日に限って、仕事が多いこと
- 出かけていた家族が、お土産をもらってきた(紙袋や箱やエアーシート・梱包材を捨てなければいけない)
こんなで、なんか気ばかり焦って、何事もゆっくりじっくりできない1日でした。
疲れ果てて、日課の晩酌もせず、リビングで寝ました。
こうなると、朝から、普段ならしなくて済むことの嵐です。
- リビングで寝たため毛布を片付けなければならない
- 地べたで寝ているので、リモコンなどを床から広い上げる作業が多い
- 昨日自炊していないから、普段なら夜用意するスムージーを朝作らなければならない
いつもなら、からだが勝手に動くことだけしかしないのに、いちいち脳みそで考えて行動を起こすので朝からぐったり疲れました。
イレギュラーはたまに体験すると本当に疲れると実感します。
その反対に、ルーティーン通り生活している毎日は本当に楽だと。
何かが迫っているわけでもないのに、なんか気が急くなってときありませんか?
そんなときこそ、自分のそぎ落とすことを見つけられるチャンスですよ。
普段なら、ちょっと置いておこうか?がよぎる立派な空箱とかも、こんな朝はごっそりごみ箱へインです。
- 洗濯物片付けるときに、ちょっと詰め込まないといけないタオル、1枚捨てて余裕を持たせて
- もう少しで穴が開きそうな靴下、雑巾にして階段拭きして捨てて
- 読みかけの3冊、週末に読み切って手放すためにメルカリに出品して
じゃんじゃか捨てまくっています。
『人生100年時代』←そんな時代ねぇよ!!!!!

『人生100年時代』って言葉大っ嫌いなんですよね。
あたかも全員が100歳まで健康で生きるかのように謳っていますが、これも一種のモノを買わせるための洗脳ワードですよ!
だって、芸能人だって、ここ数年でどれだけお若くして亡くなっていますか?
きっと一般人のわたしたちより、医療費にかけられるお金も余裕があるでしょうに、70代で昭和のスターたちがどんどん天国に還っていっています。
人生100年100年というのは、「それだけ長生きしたら、後々お金なくなるでしょう~?」という脅しで、投資やNISA、保険の勧誘をしたいのです。
うちの保険屋も言いますよ。笑
「今は人生100年時代だから、何があるかわからない。」って。
あほちゃうと思って笑って聞き流していますが…。
両親のつみたてNISAは、わたしが管理していますが、70歳になったらやめようと思っていますよ。
『人生100年時代』は売り手側の戦略であり、買い手側は先延ばしの戦略です。
言われる方も言われる方で、100歳までぴんぴん元気に今と同じような生活できると、勘違いしてというより思い込みたい、すがりたいだけでしょう。
「そうか!人生100年時代か!
それならあと30年もあるから、30年後までに今あるモノを使い切って、少しずつ捨てていったら大丈夫でしょ。」
って、ただ今やりたくないから人生100年時代を利用しているだけです。
『ぼくたちに、もうモノは必要ない』の著者・佐々木典士さんの表現でもあるのですが、
人間は唯一先を見通すことができる動物だと言われていますが、その先とはちょっとした先だけであり、1年後とか10年後を予測する能力はありません。
派手に飲み過ぎた翌日の二日酔いのときに「もうこんなになるまでに、酒は飲まない」と誓うのに、実際には頭痛が収まった翌日また同じことを繰り返したりします。
暑い夏に、冬に暖房で温まる気持ちよさも人は上手に想像できないし、逆に寒い冬に、半年ごとの夏の冷房の気持ちよさを想像することも上手にできません。
何度も経験してわかっていることでも、「現在」を元に「未来」を予測してしまう。
つまり、今のモノの量で何とかなっている現状が、自分が100歳のときに同じように何とかなると考えるのは非常に愚かなことなのです。
👆
ここにも書いていますが、真冬に夏物の断捨離って難しいんですよね。
なんで、暑いはずのときにこんな袖ありのアンダーシャツを着ているんだろう?
夏だからノースリーブシャツの方がいいのでは?と思って、袖ありを捨てたことが捨て始めた時期にありました。
実際に夏がやってくると、洋服を傷めないため、汗を吸わせるには袖ありアンダーシャツの方が夏には重宝するとわかり、数年ぐらい袖ありシャツがすくなくて不便だったことがありました。
(それでも急いで買い足さないところがミニマリストの素敵なところ♡)
たったの半年後のことさえうまく想像できなかったわたしたちは、自分が100歳のときなんて想像できるはずがありません。
- 生きているかどうかもわからないし
- 五体満足かもわからない
- 視力が落ちて選別さえ苦難になっているかもしれないし
- そのときに、めっちゃ貧乏になって、逆にごみ処分量はめっちゃ高くなっていて、捨てたくても金銭的に捨てられないかもしれない
- そもそも法律が変わって、独居老人は家具付きの賃貸をあてがってもらえるようになっているかも
すべてはわからないのです。
上手く予測で来ていたら、今みたいな今じゃないし、そんな能力があるなら、そっちで商売成功して大金持ちになっています。
これだけ独身主義と言っているわたしでさえも、20代後半で家を建てるときに、年齢制限が迫ると子どもだけ欲しいと思うかも。
そうなったら未婚の母になる?
シングルマザー部屋作る?
と注文建築のときに打合せしていたくらいでした。
先のことはわからんと思っていた方が自分のふり幅に余裕が出て、人生楽にもなります。
そして、確実でない100歳の自分をあてにしてモノを溜め込むのやめた方がいいですよ。
夏が終わります。
半年間はうまく想像ができません。
上手に想像できるうちに、夏物捨てきってくださいね。
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