あなたはどっちの『忙しい。』人?
ブログに何度も書いていますが、『忙しい。』という人が本当に苦手です。
ちょっと嫉妬もあったんです。
- 忙しいほどに心地の良い人間関係があるということ
- 忙しいほどに仕事がバンバンあって儲かっているということ
- 忙しいほどに人からの人望が厚く人気者ということ
- 忙しいほどに人のために奉仕するほど余裕があるということ
『忙しい。』と言われると、こういうキラキラした世界を想像してちょっと嫉妬してしまっていたのです。
SNSを見ないようにしても、『忙しい。』人には、直にリア充ライフを見せつけられているような…
そんなことを5年ほど前まで思っていたのですが…
ミニマリストブロガーとして毎日筆記すること5年…
『忙しい。』みなさんの現実を垣間見るようになり、気づきました。
9割方の『忙しい。』わたしが羨む『忙しい。』と正反対の暮らしを送っていることに。
わたしが羨む方の『忙しい。』人はきょうの記事は読まなくていいと思います。
ただ、リア充していない方の『忙しい。』人は是非読んでください。
生きのびるのに必要なことだけをしていると、忙しくなり得ない
たまにアフリカの人の生活とかをテレビで観たりすると、生活に必要な水を確保するだけで往復数時間かかったりしています。
昔の日本みたいに、川に洗濯へ行っているのなら1枚1枚ごしごしと洗う必要があり時間がかかるでしょう。
ただ、令和6年の現在の日本人は、多くの方が水道をひねれば水は出るし、洗濯機のボタンさえ押せば洗濯機が洋服を洗ってくれます。
毎日、生きのびるためにわたしたちが絶対することってどんなことか書き出してみてください。
- 朝起きる
- 生命維持のための食事
- 身支度
- 生活費確保のための就労
- 生命維持のための食事
- 生活費確保のための就労
- 帰宅後の予定に合わせた雑務(スーパー・お迎えなど)
- 生命維持のための食事
- からだのメンテナンス(歯磨き・入浴)
- 1日の汚れをリセット(掃除・洗濯・洗い物)
最低限はこれだけです。
昔の人はこれを全部すると1日が終わっていました。
狩猟したり、ご飯を保存できるように加工したり、雨が入ってこないように家に手を加えたりして1日を終えていた。
それが全部機械がしてくれるようになった今、単純計算すると全員が暇でないとおかしいのですよ。
人は1人で生きているわけではないので、この最低限の基本行動に
- 子どもの突発的な用事
- 両親や義両親の介護
- 同僚の補填
などイレギュラーなことが起こります。
基本行動だけしていたら、絶対にバタバタしないのですが、イレギュラー行動が多ければ少しバタバタします。
ただ、人間にまつわる何かをしているだけならば、髪の毛を振り乱して忙しく、気がついたら夜!自分のこと後回しにして生活し、ふと鏡をみると不快シミとしわがくっきり。
そんな自分に惨めになり、夜中1人でひっそり涙する。
こんな生活を送る羽目には絶対になりません。
では、みんな何に時間を使っているかというと、モノの相手です。
わたしの友人や知人や、お手伝いに行くおうちでも、『忙しい。』が口癖の人は、自分や家族の生活を回すために忙しくしているふりをしていますが、時間の多くをモノの相手に使って消費しているだけです。
モノが多いととにかくモノを相手に時間を割く
- 洗濯物が多い=日常で使用する枚数が多すぎ
- 洗い物が多い=日常で使用する食器やコップが多すぎ
- 探し物が多い=管理能力を超えてモノを持ちすぎ
- 貰い物が多い=押し付けられ癖が強く、他人軸で生きがち
- 片づけるところが多い=整理整頓に走りすぎて無駄な家事を作っている
- 貯金ができない=生活を安定させるために買っているつもりのモノが自分を貧乏にしている
- クレジットカードが多い=ポイントをゲットするために作り、放置して何がなんだかわからなくなっている
- ポイントカードが多い=還元を受けられていないのに、ポイントカードを探すなど逆に時間を奪われている
- エコバッグが多い=エコのためにと、全然エコでない作り方をしているバッグを大量に持ち、それを保管するために家賃をかなり払っている
ざっと、モノが多いせいで生んでいる無駄を書きました。
すごく無駄なことに時間を割いていると思いませんか?
わたしは、年がら年中「死ぬときは全部ごみになるわけだから、死ぬまでに不便なく使えたらいい。」を基準にモノを持っています。
実用だけに走ると生活が淋しくなるので、クオリティライフを上げるために「自分の生活に張りを与えてくれて、使うたびにハッピーになるモノは期間を決めて使う。」とも決めています。
この2つの基準があれば、わたしには何が必要で何が不要かがよくわかるからです。
例えば、火・木・土の週3回だけ洗濯するわたしは、ドラム式洗濯機を持ったことがなく憧れがあります。
ただ、子どもが5人や6人いて1日に2回も3回も洗濯が必要な家ではありません。
週3日だけ洗うくらいなら、干す作業も二の腕を鍛えることになると捉えます。
そうすると、ドラム式洗濯機を買いたくて仕方のない衝動がなくなります。
洋服もジュエリーもバッグも家も同じような思考で、よく考えると本当に欲しい、買わないと死んでしまうようなモノはないことに気づきます。
見栄っ張りな人こそ、自分に見栄を張って生活する
人目を気にして、他人に対抗して、ブランド物を持つ人が多いようですが、虚栄心やプライドがあるなら、ベクトルを別の方向に向けた方がいいと思います。
ブティックのようなクローゼットからバーキンを取り出して、お出かけするならかっこいいです。
ドラマの1シーンみたいで。
ただ、クローゼットを開けるとモノが落ちて、引き出しはモノが詰まってスムースに開けられず、そんな生活をしている人が外でだけバーキンを持っていても、自分で自分が恥ずかしくなりませんか?
駐車場でバーキンが傷つかないようにお腹に抱えて持っている人を見て、「あなたはそのバッグを持つに値するだけのお金を持っていないんじゃない?」と言ったことがあります。
ひどくご立腹されたのですが、そう思いませんか?
優雅に使いこなせないなら、大量の調理器具も家電もバッグも衣類もクソくらえですよ。
- 自分で自分の暮らしがかっこいいかスタイリッシュか、
- 後輩に教えてあげられる生活の知恵はあるか、
- 子どもに背中を見せられるか、
そう考えると、たかがモノに振り回されるようなことはなくなります。
夜中にふと自分で自分が恥ずかしくなりますから。
モノを買わされる知識より、本当の情報を手に入れる
わたしが一気に暇になったのは、モノが減ったからもありますが、広告代理店の『モノを買わせるための知識』に全く耳を傾けなくなったからというのもあります。
- リンスを売るためにできた“朝シャン”という言葉から朝の洗髪もしないし
- 顔に菌がつくせいでニキビができるという洗剤屋の言葉を信じて、1度でも肌に触れたモノを絶対に洗濯することもないし
- 高い化粧品を使っていると10年後違うという80歳のスナックママの言葉を信じて、10万円のクリームを買わないし
- 何も持っていないことは恥ずかしいという親の言葉を鵜呑みにして、要らない洋服まで保有することはしない
- 化粧品を売るための、寝起きは肌にごみの皮脂がいっぱいのセリフもふ~んと聞き流す
やみくもに疑ってかかっているわけではなく、時間があるのでちゃんと図書館で専門家の本を借り知識を入れているので、自分で選択できるのです。
赤ちゃんの育て方と同じで、美容法も、Aがいい論・Bがいいという論いろいろあります。
知識がなく人の言葉に振り回されてきた結果が今のあなたの部屋です。
ちなみにわたしは美容に興味はあるけど、美容オタクほどではありません。
アメ友さんに美容オタクがいるのですが、肌の悩みを相談したときに勧められた化粧品をわたしはほぼほぼ買います。
これわたしに知識がないから、人の言いなりで買います。
ミニマリストなので、それで化粧品が溢れかえって使い切れない!って買い方はしませんが、部屋がモノで溢れかえっている人は、わたしの化粧品のような買い方を、全分野でしています。
- 店員が言う骨格診断を鵜呑みにして洋服を買ったり
- 売れ残りを押し付けるための言葉を信じて、サイズ違いの靴を買ったり
- 生活スタイルが全く違う友人の言葉通り、不要な家電を買ったり
そういう他人軸の買い物と保有と手入れ、やめたら一気に暇になりますよ。
本気で自分だけの時間が欲しいとか、バタバタするのが嫌だとか思っているなら、『モノを相手にするのをやめる。』と決めてください。
捨てようか捨てまいか考えている時間も、大事な時間を消費して行っていますからね。
断捨離の時間さえなくなるミニマル生活は、とにかく暇です!
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