あなたは、どうして捨てるのが苦手なのですか?
みなさん、「何となくモノを捨てるの苦手。」って思って生きています。
今まで真剣に考えたこともないし、捨てる努力をしたわけでもないのに漠然と思っています。
勉強が苦手とか運動が苦手っていうのは、経験からものを言っています。
小学校から長年勉強にトライした結果、どうも自分は勉強が得意でないとか、体育祭やサークル活動の打ち上げの出し物などで運動音痴を実感したり。
ただ、捨てるという行為については、そこまで多くトライ&エラーを繰り返したわけではなく、ただ何となく思っている人が多いのです。
これは小さい頃から自分が見聞きしてきた固定概念によるものです。
「ものはだいじにしましょう。」と幼稚園で言われ、「捨てると罰が当たる!」とおばあちゃんおじいちゃんが先祖代々の何かを持ち続けていて…
そんな光景を当たり前だと思って生きてくると、自分は「不要なのにな…?」と思っても自分の感情を押し殺して(無意識に)、周りの価値観で判断してしまうことがしばしばあります。
杏も、ミニマリストと自覚するまでに10年以上かかっている
わたしもミニマリストという言葉を知る前から、(実は、本心は)すぐに捨てたくなるタイプでした。
祖母も母もモノを買うのが好きです。
母は特に、大量のモノを買っては収納しきれなくなると、わたしに「買い取って!」と依頼してきます。
わたしはプライベートの洋服は自分で買っていたけど、いわゆる仕事着が嫌いで持っていなかったので、母の買った洋服(母はかつてアイビールック推しだけあって、ROPEとかが好き)を安く買い取ってそれを仕事着として着用していました。
母の買い物は止まらないので、わたしに流れてくる洋服は増える一方です。
そこで邪魔に感じると、リサイクルショップへ売りに行ったり、ヤフオクで売ったりしていました。
そんなとき、モノを持たずに生活している男性の本を読みました。
中崎タツヤさんの『もたない男』です。
中崎さんは、本を読んでいても読み終わったところは破って捨てているという人で、がらんとした部屋や空っぽの収納の写真が添えられていました。
その時に「気持ちわかる~。」と思い、母にシェアしたのですが。
「こんなの変だよ~。」
「収納場所あるのに、空っぽっておかしいよ~。」と言われ、「そうか変か。」と思い、ミニマリストになることもなく終わりました。
いらないなと思うタイミングは子どもの頃からたくさんあったのに、「たくさん捨てたら変だから、置いておこう。」という感覚でした。
つまり、ミニマル生活が向いている人も中にはいるのに、「変だ。おかしい。モノを粗末にする人間だ。罰が当たる。礼儀がない。」と、物質的価値観にまみれている人の声が聞こえてくるが故に手放さず、持っている人が、少なからずいるということです。
かつてのわたしのように。
自分の本心を探りながら生きる

どうするか?
みなさん、一度真剣に、その「捨てにくい。」「捨てづらい。」は自分の気持ちなのか、自分自身に問うてみてください。
友人や知人と話していると、ところどころに出てくる捨てない言い訳があります。
- お義母さんに貰ったから、いざという時にないと困るでしょ~。
- 姪っ子がいつもおしゃれだって褒めてくれるからいつかあげようと思って。
- わたしの持ち物って高価じゃやん?捨てられないよね?
- 離婚したけどさー、結婚していた時が一番キレイなわけで。写真とか捨てられないよねー。
- あの人墓じまいした瞬間に病気が判明して死んだんだって!罰が当たったんだよー!
(突っ込みどころ満載ですが、これ以上人に嫌われるのも嫌なので黙って聞いています。)
言い訳を言っている人たちは、人からの固定概念を盾にガラクタを持ち続ける人生を自ら選択しているだけです。
先日、10年近く持つだけ持っていたコンバースのスニーカーを売ったお話をしました。
これも履かないのに持っていた理由は、お下がり元の母が「売ろうかな。」と言ったわたしの言葉に嫌そうな顔をしたからでした。
ほとんどの人が、人の顔色を窺ってモノを持っています。
わたしも、「本当はいらないのに、ママに押し付けられてなんてかわいそうなわたし。ママを思いやって邪魔で仕方ないのに置いてあげているわたしってすごく優しいできた人間!」と思いながら、母へのいら立ちが増すという、悲劇のヒロインごっこをしていたわけです。
売って今、せいせいしているし、靴箱にまた空間ができて毎日開けるたびに幸せだし、ママにイライラしないし、最高です。
8月4日が新月です。
自分に問うて、自分がいらないモノをたくさん手放しましょう!
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