整理整頓は年寄りになった自分のためにする
何故、梱包・整理収納しなければならないの?
それは、人間はある一定の期間が過ぎ去ったころから、できることが減っていくからです。
人生70年と考えたら、35歳まではできることは増える一方ですが、35歳以降はできることが赤ちゃんの頃に向かって減っていく。
人生100年時代とよく言われますが、それは天国へ行くのが100歳というだけであり、40代や50代の今と全く同じことができる100歳でピンピンコロリと突然死ぬわけではありません。
ゆっくりゆっくり衰退していき、からだをお返しする日を迎えます。
これからできることが減っていく自分が、誰かに依存することなく最後まで自分で生活するために、住みよい暮らしにする必要があります。
体調不良の日の自分は、近い将来の自分
人間、喉元過ぎれば熱さを忘れる生き物です。
二日酔いの苦しさで目覚めた朝に「二度と飲むまい!」と思っても、夕方ごろには飲みたくなるように、なかなかしんどいときのことをからだに刻むのは大変なんですが…
体調不良のときは「今の自分が、3年後の自分」と考えるといいです。
二日酔いやベッドに小指をぶつけたときのようなケガの痛みも体調不良の日にカウントしてください。
例えば、コロナに感染して入院していたわたし。
できることがいつもの半分以下です。
- 日焼け止め塗らないし
- お風呂毎日入れないし
- 着替えも40度の熱があれば一人でままならない
- 爪のケアもできないし
- まゆ毛も伸び放題
40歳の今はこれがイレギュラーな日々と捉えますが、加齢して何十年も経ったらこれが普通の毎日になるのです。
みなさん自分だけは年行かないと思いがちなせいで、年齢に合わない衣類に執着したり、もう帰りもしない実家の売却を渋ったりします。
しかし、時間の流れだけはみんな平等に受けていて、絶対に体力は衰えてくるのです。
そんなときに20歳の自分がしていたような暮らしっぷりでは、無理があって当然です。
- 20代の頃はキックでよけていた床に積み上げられたモノも、50歳くらいになると躓くようになるし
- 多少、使用期限や賞味期限が過ぎても免疫が強い若い頃なら平気でも、歳いけばそれが原因で体調を崩すことも
わたしが35歳で本格的ミニマリストになったのも先見の明があったからとしか言いようがありません。
- 20代の頃のように朝まで、片付けは出来なくなってきたし
- 昔のようにヤフオクでモノは売れなくなってきたし
- 行政に引き取ってもらう家具の移動もきつくなってきた
- ごみ袋代や処分費もどんどん値上がりしている
…ってなったときに、独身主義のわたしは「あ~っ!あかん!こんなんで50歳・天涯孤独ってなったら、モノに押しつぶされてしまう~」と焦ったから捨てました。
実際にあのときから5年が経過し、5年分の歳を取ったわたしは『モノを減らしていてよかった!』が実感です。
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