モノを捨てるコトに抵抗がある人は、『モノを捨てる、もしくは手放す』ことだけに意識が向いています。
つまりは、捨てるコトを悪いコトと捉えることに執着しているということです。
捨てた後にもたらす暮らしを、想像したら簡単にその執着も手放せます。
今は、ただの食わず嫌いだと言うことをしっかりと頭に叩き込んで、想像力をかきたててください。
捨てることで楽になることはたくさんあります。
受取る準備万端の家がもたらす快適さ
捨ててすっきりした部屋で暮らすということは、受取る準備が整った状態です。
食材や日用品、または頂き物などを手にした瞬間に、それをさっと収納できる場所があるというのは、日常の雑多なストレスを取り除いてくれます。
わたしがイライラするのは、家族の洗濯物を家族のクローゼットに入れるとき、クリーニング上がりのシャツが山積みになっていて雪崩を起こしたときとか、にゃんこが吐いたとき拭き掃除をしようと思ったら雑巾が指定の場所になかったときなどです。
つまり、家の中でアクションが増えることは、人減を非常に苛立たせるのです。
夕食の準備前にスーパーから帰ったとき、送別会で色んなプレゼントを貰って帰ってきたときそれをさっとしまえる場所があるというのは、そういう苛立ちから解放されます。
空間があるから、余裕を持って受け取れます。
郵便の受け取り一つにしても、何もない玄関で受け取るのと、靴だらけの玄関で受け取るのでは、快適さが全く違うのです。
そんな些細なこと?と思われるかもしれませんが、日常は些細なことの積み重ねです。
そしてそんな些細なことさえも快適にできない家とは、真っ先におさらばしなければならないのです。
部屋で英気を養える快適さ
コロナショックを挟んで、人の飲み会事情は大きく変わったようですが、今でも帰宅したくないお父さんがいます。
立ち飲み屋で一杯引っかけるのも、お小遣いを削ってまで後輩を連れて飲みに行ってから帰るのは、自宅が明らかに元気を取り戻せる場所ではないからです。
最近は、夫婦共働きが多いので、お父さんに限らずお母さんも、趣味を詰め込んだりして家に寄りつかない人が増えました。
ミニマリストにとって家は最高に楽で居心地のいい場所です。
人のSNSを見て、人恋しくはなっても、マウント投稿で自分もハワイに行きたい!ディズニーに行きたい!とはなりません。
家にモノが少ないと明らかに視覚ノイズがないので、ただぼーっとするにも快適なのです。
マッサージなどのリラクゼーションサロンに行ったら落ち着きますよね。
薄暗い電気の中でいい香りがしただけで、施術を受ける前に眠りに落ちます。
自分の寝室ももしそうだったら、睡眠薬も寝る前のテレビもスマホいじりも不要になります。
睡眠不足で心療内科のドアを叩くこともなくなります。
身軽さはフットワークの軽さにつながる

わたしは去年引越してから、工事業者の不手際があり4回くらい引っ越し作業をしています。
引っ越し後に、一旦荷物を全部よけ、工事しまた戻すという作業を4回くらいしているのです。
今回でやっとこさ終了しましたが、この4回の引っ越しでどんどんモノは減っています。
移動させるたびに、モノの多さにげんなりするからです。
ミニマリストのわたしが去年の引っ越し前に、厳選に厳選を重ねて持ってきた荷物の半分近くがごみとなりました。
モノとはそれだけ、あるとあるのが当たり前になって、不要かどうかの判断をしなくなるのです。
捨てるコトが苦手な人は捨てる作業が苦手というより、捨てるかどうかの判断が苦手な人が圧倒的に多いです。
人は、変わることを嫌う生き物だし、捨てた後の後悔を避けたいと思うものです。
ですが、判断を避けていてはモノは堆積するばかり。
どんどん人がモノに支配される状態になっていきます。
4回の引っ越し作業は非常に面倒でしたが、不要なモノは毎日更新されてどんどん湧いて出てくるということがわかったので非常によかったと思っています。
- 昨日ごはん食べたから今日は食べないでOK
- 昨日掃除したから、これから掃除しなくてもOK
ということがないように、断捨離祭りで捨てたから一生手放さなくてOKではありません。
こんまりさんの断捨離祭りを反対するのは、これが理由です。
手放す作業は1日で身につくものではなく、毎日更新される不要物を見つけるからこそ、無駄も減ってくるのです。
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