先日、不動産詐欺にあった小金持ちさんの話をしました。
こういう欲深い人、周りにいたらバカにするのではなく反面教師の材料としてよく観察してみてください。
捨て活にかなり役立ちます!
買ったときの値段を言い続ける無意味さ
さて、この騙されたおじさんが買わされた10軒ほどのおんぼろ物件、なんとか買い手を見つけていっているのですが…
購入希望者からの値段を提示するたびに、
- 「○○千万円で買ったんです。」
- 「改装したら賃借人が入るって言われて、○○百万円かけたんです。」
と言い続けます。
「で?」
って話です。
相談を受けたときに、流れは確認していますし、把握しています。
大前提に、悪徳業者と詐欺師に手を組まれて、法外な値段で買わされているのですから、売れる値段は騙された金額より低くなるのは当然のことです。
しかも、弊社が見つけてきた購入希望者は、購入金額と同等レベルの人をです。
得はしなくても損はないのです。
買った値段を言って、相手がそれ以上の値段をつけてくれるならともかく、買った値段を言い続けることに意味はありません。
捨てている最中に、スッキリ暮らすという目的を忘れない
彼の今回の最大の目的は、騙され真っ只中である物件を整理して、詐欺業者と縁を切ることです。
初期の認知症なので、病状が悪化する前にきれいに清算するように奥さんに依頼されています。
本来の目的を忘れ去って、まだ「いくらで買ったから。」といい続ける。
これ、わたしたちがブランド物のワンピースを手放さないときと同じです。
そもそも、高級家具や高級ブランドは需要が少ないです。
エルメスのバーキンのように、先進国のどこに持って行っても売れるモノは少ないです。
洋服なんかは体型によって買い手が変わるし、高級家具は住環境によって好みはかなり変わる。
そうなると、「買ったとき高かったから。」は何の意味もありません。
あなたとピッタリの趣味で同じ体型の人は、そんなにいないのです。
考え方によっては、大多数の人がトレンドに流されて買い物をしている中、あなたは自分なりの趣味で買い物をしたおしゃれ上級者です。
わたしも、洋服をごっそり減らすときにリサイクルショップで言われました。
「そもそも今、アナスイやミュウミュウの10万円ほどするワンピースを着る人が今の時代あまりいない。」と。
そもそも「高かったから。」という言い訳をいうくらいだと、その買い物は身の丈に合っていないものです。
手放すときに、
- 自分は高価なものより安価なモノの方が向いているんだな
- これだけ捨てられないくせに、安易に手に入れすぎたな
- 思いつきで買っただけで、大して好きでなかったな
- 一緒に買い物している人への見栄で買ってしまったなと
自分の過去の買い物の仕方を反省して、未来同じ行動を繰り返さないことが1番、もったいなくないですよ。
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