ごみ屋敷、ようやくほぼ空っぽになり、あとは解体を待つだけになりました。
最後の仕上げに捨てたモノリストです。
着物
着物は、わたしの先祖や、友人のお母さんが亡くなったときに、買い取りをしてもらった経験があり、1枚いくらではなく山でいくらとほぼ無価値なのはわかっていました。
ただ、今回、残置物処分費用をお客さんからもらっておらず、全部わたし1人でしたので、少しでも自分のお駄賃になればと、買い取りを試みてみました。
早速、バイセルに電話。
CMをたくさんうっててお客さんが多いからか、「家を買って前の持ち主から所有権を受け継いでいる。」と言ったのですが、なんか盗人扱いされて感じが悪かったのでキャンセル。
福ちゃんという買取屋にお願いしました。
福ちゃんでは、山でいくらより手厳しく、買い取れるモノ以外は全部置いて帰るとのことで、ほぼごみなことを覚悟の上で予約しました。
予想通り、持ち帰ってくれたのはたったの3枚で1000円。
草履や帯などの小物も含め、よほど杏的神経質に手入れしていない限りシミや劣化がひどく買取は不可能とのこと。
それ以外は全部置いて帰りました。
買い取った着物は、日本人が買うことはほぼなく、外国人のコレクター向けだったり、レンタルように卸すそうです。
わたしの家族のモノも、まとめて2000円、友人のお母さんのモノもまとめて2000円とかでした。
置いていてもたんすの肥やしな着物は、今すぐ処分してもOKかと。
置いていかれた着物の量を見ると、ごみ袋代がもったいないと判断し、顔なじみのリサイクルショップへまとめて持ち込み1500円つけてもらいました。
ごみ屋敷から取り出して、査定してもらって、余ったモノはリサイクルショップへ持ちこんで2500円だけ。
先延ばしにせず、早めに処分しましょう。
小物の置物
最後にまとめてガサーっと捨てたのが、小物類です。
小さなこまごまとした置物系は、分別も面倒で非常に捨てるのがややこしかったモノです。
誰も欲しがらないし、旅先のお土産系のキーホルダーや小物の置物は溜め込んでいても埃の吸着にしかなりません。
飾るにしても厳選して飾る。
我が家でも、棚の上に並べるのは不格好なので、一面に対してせめて1個だけと決めています。
平面部分にたくさんモノを置くから拭き掃除もしないわけで、引き算の美学を楽しんでみるともう要らないモノはたくさん出てきます。
収納グッズ
最後になりますが、捨てるのにとてもかさばったモノNO.1は、ごみ屋敷汚部屋に多く置かれている収納グッズでした。
100均で売っているプラスチックの仕分けケースはもちろんのこと、木箱、空き缶、靴箱、とにかく箱という箱全てを保管してその中に詰め込んでいたので、側を捨てるだけで45リットルのごみ袋30袋は使ったんじゃないかというほどでした。
汚い家にこそたくさんあります、収納グッズ。
100均と言えど、100個あったら1万円。
仕分けすればするほど、家事が増えることを頭に叩き込んでとにかく側を捨てることです。
ごみ屋敷の片付け、2週間に渡って1人でするのはとても大変でしたが、モノへの執着心がどんどん手放されたのでやってよかったと思っています。
こうやって人は執着心を手放せないまま旅立つのかと勉強になりましたし、お母さんへのメッセージカードやプレゼントをたくさん贈っていた長男さんは相続放棄させられ弟さんがお金を全部もらったことも、家族への期待の勉強にもなりました。
溜め込んで使わず、狭い不便な家で1人で生活し認知症になったお母さん。
息子さんにお孫さんにも片付けをしてもらえず、ごみ屋敷の中初七日法要までし、お仏壇も魂ぬきもしないまま放置されていることに、赤の他人のわたしが胸が痛みました。
が、2週間、故人と色々語り合いながら捨てたので、天国ですっきりしてくれていることでしょう。
モノの量で愛は測れない。
さ、わたしも捨てます。
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