モノを捨てると何故幸せになるのか。
それは、わからないことが減り、感が冴えてくるからだとわたしは思っています。
環境を変えられないのは、怖いから
ごみ溜め生活をやめない人や、捨てることを極端に嫌う人は、怖がりな人です。
老人が新しいモノ嫌いになるのは、新しい環境に慣れることが面倒になるからですよね。
若くても行動力が無く新しいことに挑戦しないのは、慣れるまでの“よくわからない状態”を避けたいからだと思います。
わたしも、虚栄心が強いのか、好きでない人に何かを教えてもらうことに抵抗が強いタイプ。(自分が認めている人には何でも聞けます。)
社会人1年の頃に、先輩に聞いておきながら、すぐわからないとキレるようなタイプで、先輩に笑われました。
幼稚園の頃から、『男に頼らず1人で生きていくこと』を目標に掲げていたせいか、なんでも自分で1人でできることが重要で、一刻も早く“わからない状態”を卒業したいと強く思ってしまう性格なのです。
大人になって分析すると、“わからない状態”が何故嫌かというと怖いからです。
人間、わからないことには恐怖を感じるものです。
ドラゴン桜で、好きな桜木先生の台詞があるのですが…
どいつもこいつも馬鹿面ばっかか。お前ら一生負け続けるな。いいか、負けるってのはな…騙されるって意味だ。
お前らこのままだと、一生騙され続けるぞ。
社会にはルールがある。
その上で生きていかなきゃならない。
だがな、そのルールってやつは、全て頭がいい奴が作ってる。それはつまり、どう言うことか。
そのルールは、すべて頭のいい奴に都合のいいように作られてるってことだ。
逆に都合の悪いところは、わからないようにうまく隠してある。だが、ルールに従う者の中でも、賢い奴はそのルールをうまく利用する。
例えば、税金年金保険医療制度給与システム。
みんな頭いい奴がわざとわかりにくくして、ろくに調べもしない頭の悪い奴から多く取ろうという仕組むにしている。
つまりお前らみたいに頭を使わず、面倒臭がってばかりいる奴らは、一生騙されて高い金払わされ続ける。
賢いやつは騙されずに得して勝つ、バカは騙されて損して負け続ける。
これが今の世の中の仕組みだ。
だからお前ら、騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ。
わからないことは、騙される危険性が高くなり、それを生命維持のために本能が察知しており、“わからない状態”は怖いとなっていると、わたしは思っています。
モノを捨てない老人も、新しいことに挑戦しない若者も、どうやって捨てたらいいのかわからず怖いし、捨てた後がどうなるかわからず怖いのです。
部屋がこんがらがっている人は、怖い状態
これが、部屋がくちゃちゃで、クレジットカードの支払いも届くたびにドキドキする、リーマンショックやコロナ禍で明日の日銭をハラハラするような生活を送っている人は、把握していない=わからないことだらけで、常に怖い状態にいるということです。
怖い状態が続くと、ストレスフルです。
ストレスフルだから、お金がない状態や部屋がくちゃくちゃの状態を、自己評価や自尊心が低下しないように自分の正当性を主張したり、責任は自分ではなく他人にあるといったことを周囲に知らしめることで、自尊心を保とうとします。
本来、自分を守ってくれる自己防衛本能で、正当化して現状を変えません。
そして、こんがらがっている人はありとあらゆることを負のスパイラルに落とし込みます。
- 自分でガラクタを溜め込んだのに
- どうしたらいいかわからないし怖いから、行動に移さず
- どんどんわからない状態がひどくなり
- 無駄な出費が増え、自分の時間が減り
- 人に当たり、人間関係をこじらせ
と、悪いことは連鎖して膨らんでいきます。
同じストレスでも、やみくもに怖がるものより、何かに挑戦する新しい刺激という名のいいストレスの方が、精神衛生上いいことに気づき、行動を変えていくことが大切です。
捨てると、わからないことが減る
捨てていくと自分が携わらないといけないことの数が減るので、わからないことが段々減っていきます。
- クレジットカードを持ち過ぎて、いつ年会費の請求が来るのかわからないことも
- 旦那にまかせっきりで把握していない老後資金のことも
わからないことが減ったら、ようやくわからないことを理解しようとし始めます。
- 毎年請求されるがまま税金支払っているけど、還付される方法はないのか
- 車の税金は、もう少し低いモノはないのか
- 定期預金で利息少ないけど、何か増やす方法はないのか
- サブスクの料金、抑えられないか
などなど。
わからないことが減ると、ストレスが減り、自分の人生に大きく関わるようになる。
そのためには、まずは、自分が関与していることを減らす必要があるのです。
手あたり次第、捨てて、解約する時期が、捨て始めにはあっていいと思います。
昨日も書きましたが、捨てには3つの時期があります。
- 死蔵品や埋蔵品だらけの【捨て始め時期】
- 使っていないモノはない【捨て途中】
- 買い替えたりしながら生活クオリティを上げる【改善期】
この【捨て途中】から【改善期】に入るくらいまでいくと、家をメンテナンスしたり、自分の人生がコントロールできるようになり楽しくなってきます。
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