洋服は、毎シーズンごとに買わなくてもおしゃれでいられると信じています。
“今年の色はコレ!今年の流行りはコレ!”と決めているのは、売る側であり、モノを買わせようとするただの戦略です。
毎シーズン買い足していたら、どんどんお金もなくなり、あっという間にクローゼットはパンパンになるでしょう。
流行は売り手の戦略なだけ
プラダを着た悪魔観たことありませんか?
ファッション業界では、トレンドを決めてそれを売りつけていく手法は当たり前です。
それを鵜呑みにして買い足していては、ファッション雑誌のコピーとなります。
先日、バギーを押したママさんを見かけて「素敵な方だな。」と思いました。
こぎれいなお母さんだったからです。
数日後、同じところで信号待ちをしていて、また素敵なママさんを見かけたのですがデジャヴ?という感覚に陥りました。
何故って、ママさん、全く同じような格好をしていたからです。
スニーカーにガウチョパンツに、襟なしのロングコート。
シルエットは、素敵でも個性もあったもんじゃありません。
おしゃれになりたいからと洋服を買いすぎてしまう人こそ、独自のファッションを見つけた方が、絶対に人の記憶に残るおしゃれな人になります。
おしゃれな人は着まわし上手
わたしの家族は洋服を買うのが大好きで、クローゼットはショップ並みにずらっと色んなものを並べていますが、着ている洋服は毎回同じです。
彼女がクローゼット整理のためにわたしに洋服をまわしてくることがありますが、わたしは着倒すので数年でボロッボロになって手放します。
洋服だけでなく、文具やバッグもそうなんですが、毎度「使いこなせてすごいね。」と感心されます。
感心する前に、買うのをやめてほしいのですが。
本当におしゃれな人は本当に着回し上手です。
着まわすとは、難しいことのように感じるかもしれませんが、簡単に言えば、着倒すことです。
周りを見ていても、大分前のスカートやワンピースを、流行の丈が変わったら、トップスでトレンドを強く出したりしています。
つまり、ショップから買わなくてもあり過ぎる自分のクローゼットか洋服を選んで、コーディネートを考えると、十分おしゃれはできます。
わたしは最近、ショート丈のセーターが欲しいと思っていたので、持っているセーターの前部分をまつり縫いして着ています。
欲しいと思っても自分が100%気に入る洋服を手に入れるのは至難の業ですから、何となく自分が好みのモノに手を加える方が楽です。
矛盾を追及する
日本人らしく、みんなと同じ格好をしたい人はそれでいいですが、となると、枚数を持つ必要はありませんよね。
だって、先日のわたしのように人が受ける印象は『どれも同じ。』なのですから、トレンドを追いまくった洋服をとっかえひっかえせずとも、数枚を着まわしておけば、ちゃんと“みんなと一緒”になるからです。
洋服に関しては、人それぞれ意見があるので、自由ですが、わたしがいつも思うのは、人は何故矛盾を追求しないのかということです。
- おしゃれでありたい→トレンドを追う→おしゃれと思われていない
- 買い物が好き→たくさん洋服を持つ→着ているのは2軍ばかり
- おしゃれでありたい→1軍の高い服を持つ→着るのは楽な服ばかり
この矛盾を解いてあげると、自分に必要な服と枚数、勝負服の枚数が決まってきます。
わたしは、パンプスを一切履かないのですが、仕事で必要な時がたまにあるので2足だけ持っています。
必要に応じて持つだけなら、5足も10足も色違いで持つ必要はありません。
今年こそ、本当のおしゃれを目指して、枚数減らししてみてください。
買わなくてもおしゃれ、あるものでおしゃれ、洋服が好きな人こそ、洋服にあれこれ考えるのは優雅な時間ではないでしょうか。
自分だけのおしゃれ道を進んだ方は是非ポチッとお願いします♡
買わない杏が買ってよかったモノ