偶然見つけて何気なく手に取った本に、かなり洋服を捨てる背中を押してもらいました。
地曳いく子さんの『服を買うなら、捨てなさい』です。
すでにこちらは読み終えて、2冊目の『着かた、生きかた』を読んでいるのですが、読んだあと25着ほどリサイクルショップへ手放しましたので、年末の最後の断捨離仕上げにおススメな本です。
コンフォートゾーンを考える
地曳さんは、おしゃれにもコンフォートゾーンを考えるといいと書いています。
コンフォートゾーンとは快適な空間のことで、ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指します。
この快適な空間は、人によって、置かれている環境によって変わりますよね。
- 学生の人
- 子どもがいる人
- 独身の人
- 外で働く人
- 室内勤務の人
おしゃれのコンフォートゾーンとは、負担がなく心地よく、自分らしくいられる精神状態にしてくれる洋服のことです。
これを5つのカテゴリーごとに分けて考えるといいとしています。
- 体力+気力
- お金
- 時間
- 好み
- 場と相手
人によって収入も自由に使えるお金も変わりますので、学生なら使えるお金は少ないものの、1の体力や気力は有り余っているので、セールのはしごで掘り出し物を見つけたりできます。
これが主婦になると、使えるお金や時間、体力・気力すべてに制限が出てきます。
ここに属する人に大切になってくるのは“無理をしない”ということになってきます。
SNSをうまく参考にして、ファストファッションを取り入れるなどの工夫が必要です。
杏がそろそろ突入する40~50代になると、お金はあるけど、介護などの家庭の事情が入ってくる時期でもあり、ここで大事になるのが“絞り込み”。
限られたエネルギーの使いどころを賢く見極め、自分の生き方や好みに合っていないモノはどんどん切り捨てて行く。
自分の環境によってどんどん使い勝手のいい好きな服は変化していくということです。
それなのに、10年前のコートが手放せないというのはおかしなことだと気づき、わたしは25着ほど捨てられました。
1~5のコンフォートゾーンを考えると、自分が「本当に楽で好き!」と思う服はかなり少数であることにも気づきました。
地曳さんは無理や負担がなくて心地よくても、好きでなければ気分が上がらないと書いています。
わたしはここ数年、1枚も洋服を買い足しておらず、今あるモノを減らすことに必死になっていたので、この“気分があがるおしゃれ”を考えるのを忘れていました。
とにかく手持ちのモノをうまく使って使い切ることばかりに意識がいっていたので。
気分を下げる服を手に取らないことは、日常の上でとても大事です。
コンフォートゾーンのちょっと上を目指す
時代や生活スタイルの変化によって変わるコンフォートゾーンですが、地曳さんは、色んなファッションに無理に手を広げる必要はないとも言っています。
「全然スカートを履かないんです。」なんて相談も寄せられるそうですが、本人が必要ないファッションを何故取り入れないといけないと悩んでいるのかが謎だと。
これが、男性には与えられていない、女性だけの毎日違う服を着なくてはいけない呪縛だということです。
好きなスタイルを貫けばいいのですが、それでも時代は変わるし、自分の生活スタイルも変わっていく。
そんなとき、自分が化石化しないためには、コンフォートゾーンのちょっと上を目指すことが大切だと謳っています。
- 出先で突然大好きなスターに合ったときにサインを貰いに行ける
- コンビニでライバルに合ったときに挨拶できる程度の服
疲れが溜まっていても、“誰にも見られたくない服”や“家から1歩も出られない服”まで落ちないよう気をつけていれば、生きた化石にはならないそうです。
素敵な気分で自信を持って振る舞うためには、心地よさに加えて好き必要だし、支払いの負担があるのも問題です。
ちょっと、クローゼットの自分の歴史と向き合って、今後の買い方を考え直してみてください。
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